
昨日の事ですが、例のスイフト異音の件で、スズキのディーラーに行ってまいりました。
一応、約束した時間に行ったのですが、お客でいっぱいだった事もあって、時間つぶし?に、前々から狙っていた、スプラッシュの試乗をしてきました。
もう釈迦に説法になりますが、スプラッシュは、ハンガリー産の逆輸入車との事です。共同開発したオペルでも、別の名前で供給されるそうです。とはいえ、基本の開発はスズキが主導したそうで、恐ろしく評判の高い、このスプラッシュには、否が応でも期待が高まります。
この車、はっきり言って「鬼のように素晴らしい」です。
確かに、ウインカーの音が変であったり、タコがなかったり、スマートキーもなかったり、そしてパワーウインドーもオートがないらしいという、細かい気になる点はあります。が、そんな事は些細な事であると思います。
まずドアからして非常にしっかりしています。他のコンパクトカーのように軽いなぁという印象は露とも抱きません。そしてシートは、座った瞬間に「お、硬い」といってしまうほど、張りがあります。ですが、これはすごくいいシートです。身体を適切に支えてくれて、おそらく500km走っても、大して疲れないはずです。
ハンドルはウレタンですが、しっとりガッチリとしたステアリングフィールは、安っぽさなど微塵も感じません。ボディもしっかりしており、乗り心地もはっきり言うと硬いですが、角がきちんと取れていて、決して「衝撃」とは感じません。
エンジンも、なかなかパワフルで、ゼロ発進でも予想を裏切るダッシュをしてくれます。
仕様でも、サイドやカーテンエアバッグ、全席ヘッドレスト+3点式シートベルト、収納もある程度充実しており、120万強の定価は、バーゲンプライス以外の何者でもないと思います。
ちなみに、真後ろ以外の視界も大変良く、開放感もあります。ポップなインテリアの色も相まって、快適な室内空間を実現しています。189cmある私でも、ポジションがバッチリ決まる運転席もさすが欧州育ちです。
正直、スイフトは現時点でのコンパクトカーのベンチマークになれる走りの実力を持っていると思っていましたが、スプラッシュはそれの上を行きます。
後席のゆとりや快適性と、まるで欧州車か、という安定感、しっかり感は、スイフトを越えている部分です(BMWのオーナーさん辺りに比べて頂きたいかも…)。そうは言え、スイフトも未だ一級ではあります。だからお好みで選べば良いと思います。
ただ一つ。スプラッシュはがっちりしっかりし過ぎていて、白物を好む傾向にある女性には、敬遠される恐れがるとおもいます。私の印象では、スイフトこそ女性向、スプラッシュは走り好きの男性にお勧めしたいという感じです。
コンパクトカーを選ぶとき、スプラッシュをはずすという選択肢は、私にはあまり頷けない、そう思える逸品との出会いと感動でした。
とにかく一度試乗される事をお勧めします。
長文失礼致しましたm(__)m
Posted at 2009/01/19 01:36:23 | |
トラックバック(0) | クルマ