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M Powerのブログ一覧

2013年07月16日 イイね!

Scarlet Needle


ちょっと前の思わせぶりなエントリーの続きですが、遂に(たぶん…きっと…)最後の大物投入。


余程混雑していない限り定位置化しているピットに入庫。M3君が動いているのを外から見るのが好き。…カッコいい(爆)。ただやっぱり純正マフラーの出口口径が小さい所がウィングとのアンバランスを生んでいるな…と、このエントリーの最後のお気に入りの一枚で痛感しました…。


純正仕様最後の図。個人的にはなかなかいい音だと思ってましたが、V8のドロドロ音とルックスが難点でした。


この湯たんぽみたいなタイコともさよならです。


左右一体横置き型のタイコで総重量約25kgもあるマフラーをどうやって取り外すのかと見ていると…


タイコの下に受けの台座を準備。


第2触媒の後ろから排管を外して…


2人がかりでぐりぐりしながら緩めていく。


マフラーハンガーからステーを外して…


ディフューザーとの干渉に注意しながら一気に下ろす。


思っていたよりも意外と?簡単に外れた。丁寧に取り外してもらったのは、純正も一応保管しとくことにしたから。


なかなかお目にかかれない、マフラーレスのM3君のお腹。メタボマフラーを外してお腹すっきり。


カットして取付けかと思ってたけど、もともと純正もリングで嵌めてあるだけだった。


そして新たにこのお腹に取り付けられるのは…


迷いに迷いましたが、Akrapovic。そしてChipもミーハーカーボンと迷いましたが…


M3DTMも採用するインコネルで逝くことに…


というのはウソで、ご存知チタン。ディフューザーと素材が被るのはちょっと好みではなかったのと、出口のシンプルロゴ、そして何より出口口径のインパクトをより強調したかったので。


1個あたり直径90㎜。純正の74㎜と比較すると明らかに違いが分かります。やっぱり太くて大きくないと (;´ Д `)ハァハァハァハァ


出口の微調整ができる凝った造り。アクラポはシリアルで個体管理をしているのでモザイクかける。


もはやアクラポの造りは芸術の域でしょう。BMWではM3DTMはもちろん、ALPINAも純正採用。M PerformanceもF10M5はアクラポになってます。M3の時はアイゼンマンでしたが、多分次期M3・M4も、M Performanceはアクラポ製になるかと。


アクラポはスロベニア製(どっかのショップが「スロバキヤ共和国製のマジでスゲェチョーカッコイイマフラー」とか言ってて苦笑してしまいました。クルマが好きなんだろうに、“マジ”とか“スゲェ”とか“チョー”とか表現が稚拙なのは目をつぶっても、スロバキヤって…少しは教養を深めろよ…と思ってしまいました)。それにしてもこのマフラー、軽すぎです。「片手でヒョイッと」は嘘ではありません。


1990年にもともとバイクレーサーだったイゴール・アクラポビッチが2輪用マフラーメーカーとして設立したそうで、草創期はWSBK(World Superbikes)においてYAMAHA、HONDA、SUZUKI、KAWASAKIを駆る日本国内全てのワークスマシンがアクラポを装着するなど、2輪の世界では伝説的なメーカーなのだそうです。そしてBMW Motorradも純正採用。トルコでは、というかロシア語、スラヴ語圏ではアクラはサソリ。ちなみにAck-rap'-o-vichは「アクラの息子」の意で、恐らくはニックネームかと。バイク系のマフラーでは今もまだサソリのロゴが使われてます。スロベニアがユーゴから独立し、アクラポが欧州に進出する際にScorpionという名に一時的に改称したものの、既に同名のメーカーが存在したことから元に戻したと言われてます、というかそうです。わずか10年足らずで2輪の世界でその名を馳せ、2004年にはF1 Teamへのマフラー供給を開始(チーム名非公表)。


2007年に経営形態を変え、ロゴも現在のシンプルなものに刷新。わたくし的にはこの新しいロゴの方がごちゃごちゃしてなくて好きです。で、2008年にはアクラポのマフラーを装着してニュル24耐に参戦したマンタイレーシングのポルシェ997RSRが優勝し、ポルシェとの蜜月の礎を築いていったと。やっぱりこういうのはポルシェが先鞭をつけるものなんですね。


で、カチャカチャっと租組み。


タイコが左右独立の縦置きなので、取付けは結構面倒そう。


そして装着。これがアクラポかどうかは横に置いといても、明らかにアフターパーツ然とした贅沢な造りです。


真横。出口部分のフレーミングがアクセント。魅せます。


斜め。大口径が4本並ぶ。


サソリのロゴはチラ見せなのがエロい。


寄ってみると明らかにデカい。それでいて純正の時はこのアングルでも見えていたタイコが見えない。


このパースが大迫力!! 似たような写真がコチラでも上がってます(笑)


GTリアウィングとのコンビネーション…まるで本物のレーシングマシン!! どっかのプライベーターのピットかと!!(大げさ)


二重連奏無反動砲2門…みたいな。音を聴く前からこうも魅せるマフラーが他にあるのでしょうか…。


スルスル~とリフトダウン。


そしてエンジンに火を入れる…。素晴らしい…美しい…。オペラ入ってます。ただ音が大きいとか、うるさいとかではなく。ヨーロッパの造形美に音の官能性が加わったって感じ。


これにてリアは完成の域。


最後までパワクラとPerformanceマフラーと迷いましたが、パワクラはバルブ開閉で音量調節ができるのが魅力ながら、材質がステンで意外と重量があり、基本的に車検非対応というのが難点に。Perfromanceはタイコがインコネル製で音質としては良好ながら、標準純正同様のドロドロ音が残ること、タイコ形状と出口口径の小ささがネックに。そこで最後まで残ったのが音量、音質、造りと性能面でバランスのいいアクラポになったと。個人的にはアクラポの音量がベスト(HMC-2さん、パワクラに関し色々と質問にお答えいただきありがとうございました)。街で、トンネルで、窓全開で“クォォォ~~~ンンンッ”と一人オペラ状態です。


GTリアウィングに小ぶりのディフューザーをかませて大口径マフラーの組み合わせ、個人的に大成功。


サソリの毒は恐ろしい…。

5D MarkⅢ + EF24-105mm F4L IS USM
DSC-RX100

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Posted at 2013/07/16 02:35:35 | コメント(3) | M3 | 日記

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