2016年02月22日
カーオーディオは結局はエージングと調整の調和
久し振りにカーオーディオのことを書いてみます。
以下はあくまで自分が経験してきたことからの
個人的な感想です、納得できなくても責任は持ちません
そういう人はスルーして笑っててください(笑)
さて本題に入ります
過去にプロショップに2回システムを
組んで貰ったことが有ります。
1回目は自分で何も分からず勉強し始めの時で低予算でした
=お任せで納得が行かない結果でした
2回目は自分なりの勉強して費用も掛けて満を持しての時
=あれこれ注文を付けましたがやはり空振り?
結局2回とも完成後は満足できず
そこから自分なりに悪戦苦闘して
何とか聴ける音場を作り上げたのでした
そんな経験が良い勉強になったと考えています
今ではプロショップには頼みません。
プロショップのインストーラー(専門の人をこう呼ぶらしい)さんが
悪いと言うのではありません。
オーディオの性質とショップと言う販売形態の
ミスマッチが納得できないと言う話。
どういうことかと言うと
それは、ずばり
「エージング」と「調整」の調和が取れない
ビジネスモデルに高額な費用が掛かると言うこと。
普通ショップに相談すると予算や車に合わせて
こういうシステムで幾らでと提案してくれます
施工を依頼すると、
普通は納車時に音場調整を1回やってくます。
それが問題の根源です
納車時の組み立てのスピーカーは
間違いなく良い音は出ません!
なぜならエージング出来ていないからです。
エージングとは通電時間と共に諸々がこなれてくる現象のことで
スピーカーで言えば、自分は約2か月100時間ほど掛かりました。
(毎日往復2時間×2か月40日の通勤+ドライブ)
そうなって初めてそのスピーカーの本当の実力が
出て来ると言うことなんで、組み付けてすぐ良い音が
出るはずが無いのですが、高額な費用の支払いを受ける
ショップとしてはエージングしてなくてもそこそこの音を
提供しなければならず、無理くり調整し過ぎた音で納車します。
=そもそもエージングの説明が無いショップや
エージングを否定するショップは避けるべきです。
良心的なショップは一月後とかに
もう1回調整してくれたりしますが
それでも停止状態で数十分が良い所でしょう。
高額なシステムを扱うショップでやっと納車前に
100時間鳴らしてから組んでの調整もメニュー内だったりしますが
所詮は停止状態の音でスペシャルCD1枚での調整でしょう。
せっかく高いお金を払って愛車にシステムを組んで
停止状態で1曲を聴き続ける人っていますか?
いませんよね。
運転中好きな音楽を聴きながら、良い音だなと酔いしれたい
そういうことに憧れてショップを探し、相談し、費用を捻出し
晴れて納車になった日に、自分が絶対に聴かない洋楽
(マライヤキャリーとか?)でデモを聴かされて
何となく良い音?ショップが良い音って言うから良い音?
に無理やり納得して帰宅するも、なんか違う。
スピーカーはその時から聴けば聴くほどエージングが進み
初期に調整して貰った音場はどんどん的外れになって行きます
ましてや色んなジャンルを聴けばフォーカスがカスリもしない
曲まで出てきたりします。
なので自分はそういった経験から
カーオーディオは高額なシステムも良いが
一番大事なのは、車の個性とマッチしたシステムが
エージングしながらの音場の調整が一番重要だと考えます。
走っては聴いて、止まっては調整
をどれだけ繰り返したかと言うことだと考えています。
デッドニングも最低限はした方が良いと思いますが
それでシステムのバランスが崩れてしまっては本末転倒です。
自分は技術者なので、そこそこ何でも出来るので
軽めドアチューニングをスピーカーの性能が
引き出せれば良い程度に施工しました。
大事なのはそこからです
自分の「良い音を車で聴きたい時の必須条件」は
①良いヘッドユニット
=イオライザーやカットオフやスロープなどの調整が出来るが
余計な音場を付加する機能は要らない
②そこそこのスピーカーと最低限のドアチューニング
=性能を発揮させられればOK
③サブウーハー(バッ直)
=ヘッドユニットでカットオフとスロープが調整できる前提で
=これでドアスピーカーの中音が救われます
④ツイーター
=位置の問題は車種毎の大命題なので置いておくとして
これで高音、中音、低音が役割分担できます。
⑤できればアンプの追加と配線の引き直し
=しょぼいアンプだとノイズも増幅してしまうので
無い方が良いケースも有り
①~④の範囲内でも音場調整がドンピシャで決まれば
高額な費用を掛けたシステムに近い音は出せると思います
=あくまで近い音ですが
ここで重要なのは音場調整のセンスです
それには自分がどんな曲をメインに聴くのかが重要で
聴く曲全てを良い音で聴くことは出来ません
=低音が鳴るシステムで聴くと低音がスカスカな曲も多いし
曲自体の録音レベルが劣悪な曲も有るからです
自分が良く聴く曲、お気に入りの曲、それらの中から
何曲かに絞って、繰り返し聴きながら走って
エージングを進めて音の変化を確認しつつ
それらを補うイコライジングをしては走り
聴いては調整し、を繰り返していると
或る日、凄く良い音に聴こえる日がやって来ます
その日がエージングと調整の調和が取れた日です。
ここまで来ればしめたもので
後は微調整を繰り返しながらゾーンを絞り込んでいけば
自分が聴くお気に入りの曲はほぼ大丈夫でしょう
そういうレベルまで来ればFMも良い音に聴こえるはずだし
趣味から外れた曲に冒険しても、意外に良いじゃん!
ていう経験をカーオーディオはさせてくれるでしょう。
大事なことは高額なシステムではなく
普通の機能を普通に調整してあげること
調整>高額なシステムと言う説明をしてきていますが
当然、高額なシステムを徹底的に調整すれば
抜群に良い音が聴けるのは言うまでも有りません。
でも、自分の耳は今のグレイスに組んだ
普及機を根気よく調整した音で
十分満足してくれています。
お金を掛ければ掛けるほどいい音になるのではなく
調整にセンスがあり時間を掛けられるのなら
高額なシステムには引けを取らない音は作れます。
お金を掛けて得られる物は確かにありますが
レベルが上がれば上がるほど
対費用効果は低下します。
今のカーオーディオに100万円追加したとして
しょぼいショップで駆け出しの兄ちゃんの練習台にされて
結局能書きや薀蓄ばっかりで結果が出せない
そんなことはよく聞く話です。
どんなに親切なショップでも赤字になってまで
親身に音作りには協力してはくれません
商売ですから当然です。
同じ理由で100時間も走らせながら調整はしてくれませんし
誰も愛車を100時間他人に運転させる人はいないでしょう。
手間を惜しまず、勉強しながら試行錯誤して
自分が運転しながら聴いては止まって調整する
=止まって調整しますが運転中に聴き返すことが大事
=ロードノイズや風切音も計算に入れないと駄目です
=停止時にベストに調整するのはそいう落とし穴が有ります
それが繰り返せれば良い音は作れると思っています。
高額なシステムも、ショップの自慢のデッドニングも
時間を掛けた自分の好みに合った調整には
勝てないと思います。
これこそがプライべーターのプロショップに負けない
「時間を掛けられる」+「人件費は無料」という武器なのです。
ただし、結果は自己責任なので当然センスが必要です。
誰にでもはお勧めできないやり方ですが
自分はたぶん一生こうやって行くでしょう。
最後まで読んで頂いた方がいたとしても
何も得る物が無かったかも知れません
そういう人には時間を無駄にさせてしまって
すいませんでしたとお詫びします。
でも、何か共感出来るものが有った人も
中にはいるかも知れません
そういう人とは車を並べてオーディオ談義に
花を咲かせてみたいものです。
ただし、周りに迷惑を掛けない音量で聴きながら
自分以外の人の考え方を否定しないと言う条件で。
以上、久し振りにオーディオについて書いてみました。
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カーオーディオ | 日記
Posted at
2016/02/23 01:05:19
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