武蔵野の古着屋さんに居たお洒落なＫ内くん　パート2。

さて、今日はいよいよ、ホワイトブリーフの裏に隠された悲しいお話をしなければなりませんね・・・ああ、つらいわこの話・・


～ヴィンテージのリーバイスにコムサの黒シャツをコーディネイトした、自称おされなんだけれども微妙に垢抜けない黒板純ことＫ内君（以下純）、私が失礼千万知りつつも盛大に面白がって


「Ｋ内く～ん、少年パンツでかいよ！！、なんでー　　
ヾ(：^▽^：　ｗｗ！」と問い詰めたところで無精ひげ、朴訥と思わせてえらく饒舌な口元が語りだした衝撃の事実・・・



それは、北の国から服飾のプロ目指して上京した純がようやく都会の風に慣れ、服飾専門学校でいっぱしの関東言葉を喋り始め、そして迎えた初めての帰郷の時まで溯ります。

都会で揉まれ最先端のファッションを身につけた（つもりの）純は、意気揚々と一
年ぶり北の大地に降り立ちます。
おおよそ北海道では手に入らないと思われるヴィンテージ・リーバイス、Ｔ・Ｋのジャケットやらレノマの財布やらで武装し、今夜の同窓会に望む純。
あわよくば大好きだったあの娘とのムフフ　(￣ー￣)♡
な状況を妄想しつつ、

真っ赤なビキニ・勝負パンツ（イメージ画像( ・_・)σ゛）を男らしく脱ぎ捨て久々実家の風呂場でシャワータイム。


ああ、今夜はどんなサプライズが待っているのかと、若干充血しつつ気分良くシャワー浴びる純・・・と、ふいに脱衣場に人の気配・・・


なんだかしゃがみこんだ様子の擦りガラス越し、その人影から聞こえるすすり泣くよな悲しい嗚咽・・・そして恐る恐る脱衣場への戸を開けた純の瞳に飛び込んできた衝撃の光景は・・・









「こ、こんな女モノのパンツ履ぐよな変態にすっために、高ぇー金払って東京のがっこさやったんでねー　こんのバカたれがー
ヾ(*ＴДＴ＊)ﾉ"彡☆！！」

と泣きながら純の勝負パンツ( ・_・)σ゛を引き裂く母親の姿でした・・・。



すでに何を言っても飲み込めないほどに錯乱した母親に純はただの一言も抗えず、ただただ、無造作に勝負パンツを脱ぎ捨てた自分を呪ったそうです。


結局その一件から、心に影を引きずったまま大したブレークもなしで同窓会を終えた純、久々の実家で迎える朝の枕元には・・・

真新しい、まばゆいばかりの白・グンゼ謹製少年パンツが置かれていたそうな・・・

優しくて切なくて、ちょっぴり悲しい北の国からのお話でした・・・。