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TSUBOの"灰パグ" [マツダ CX-60]

整備手帳

作業日:2023年9月13日

キャスター角調整(2,150km)

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

上級

作業時間 3時間以内
1
フロントのキャスターを調整しました。
左の写真が調整後で、下の写真が調整前です。
角度が違うので分かりにくいかもしれませんが、明らかに調整後のアームの方が寝ています。
2
こちらは調整前です。
調整前は、縦のアームの角度とスプリング+ダンパーの角度が微妙にズレています。
上の写真はピッタリ揃っています。
フロントサスがしなやか・スムーズになった要因のひとつかもしれません。
3
調整後の左アッパーアーム
下の調整前の写真とピロボールの位置を比較してみてください。
4
調整前の左アッパーアーム
調整前はスプリング・ダンパーの軸とアッパーアームのピロボールの中心がズレていることがわかります。
また、アッパーアームの取付位置が後ろ下がりになっているのに対し、キャスターが立ってズレているので、サスの伸縮した際のキャスター変化が大きそうです。
5
調整後の左ロアアームの後側軸受です。
下の調整後の写真とブッシュの前後位置を比較してみてください。
6
調整前の左ロアアームの後側軸受です。
上の調整後と比較して、ブッシュが軸受よりも右側にはみ出しているのが分かります。
7
調整前の左ロアアームの後側軸受から5mm程度はみ出しているブッシュの拡大写真です。
通常、ブッシュは軸受内に納めると思うのですが、何故、はみ出させているか謎です。
8
調整後の左ロアアームの後側ブッシュを前側から見た拡大写真です。
下は調整前の同じ右側です。
ブッシュが前方向に出たことによって軸受とのクリアランスが拡がっていることがわかります。
9
調整前の右ロアアームの後側ブッシュを前側から見た拡大写真です。
ブッシュの横方向と軸受クリアランスが少ないのが分かります。
この後側ブッシュはかなり柔軟に動くので、横方向に強いショックが入った場合、軸受に当たって左右の動きを抑制しているのでは無いかと思われます。
逆に異音やサスのスムーズは動きを阻害する原因になっているのかもしれません。
10
調整後の前側左ロアアームの軸受部分です。
後側と反対にブッシュを5mm後側に移動したので、アームが車輌前方(写真左方向)に移動しております。
アーム移動を移動させても軸受とのクリアランス(左側)は大丈夫なようです。
11
調整前の前側左ロアアームの軸受部分です。
アームは軸受の中央に来ております。

写真がないのでわかり難いのですが、調整前の状態は、スプリング・ダンパーの取付点の中心位置が
前側ロアアームのシャシ側ブッシュの中心とナックル取付中心を結ぶ直線から少しズレています。
この場合、ショックを受けた際、前側ロアアームに曲げモーメントがかかるためサスが伸縮しにくくなっていると考えられます。
12
調整後のフィーリングですが、以下の通り、キャスター角を変更しただけでは説明できないほど大きく変化しました。

プラス面だけでマイナスは感じられません。
オススメです。

以下のブログでもCX-60の足廻りについて纏めていますのでご参照ください。

CX-60のキャスター角について
https://minkara.carview.co.jp/userid/268633/blog/47205327/

CX-60の足廻り(概要)
https://minkara.carview.co.jp/userid/268633/blog/47207696/

CX-60の足廻り(実感と要因分析)
https://minkara.carview.co.jp/userid/268633/blog/47208136/

CX-60の足廻り改善方針
https://minkara.carview.co.jp/userid/268633/blog/47208599/

予想を上回る変化
https://minkara.carview.co.jp/userid/268633/blog/47216620/

CX-60の足廻り(最終)
https://minkara.carview.co.jp/userid/268633/blog/47221201/
13
フロントサスからの大きな凸凹での突き上げがなくなっただけでなく、サスがしなやか・しっとり・スムーズに動くようになるので、サス自体が柔らかくなったように感じます。

ブレーキも踏んだ瞬間の突っ張り感がなくなり、とてもリニアで踏みやすくなりました。
コーナーでの荷重移動がやり易くなります。

ステアリングは若干重くなりますが、私的には全く問題ありません。
セルフステアリングは良く戻るようになっていますが、基本的に自分で戻すのであまり関係ありません。
ステアリングインフォメーションは多少増えたように感じます。
ステアリングレスポンスは落ちますが、私的には高速道路ではナーバスに感じていたので、丁度良くなりました。

また、ステアリングを切ってからKPCが効くまでの間のアンダー感も、ステアリングの過敏なレスポンスが落ちたことと、ブレーキのフィーリングが良くなったことで気にならなくなりました。

高速道路のギャップを超えた際の不意な姿勢変化がなくなりので、安心感が大幅に向上し、軽くステアリングを握っていれば良いので疲労感も軽減されます。

リアサスのボヨンボヨンという動きは殆ど出なくなっています。
これ以上のリアサスの改善は必要ないかもしれません。

サスからの異音は元々出ていなかったので変化はわかりません。

内装のサングラスケース辺りから出ていた異音はかなり減りました。

最小回転半径は少し大きくなった気がします。

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この記事へのコメント

2023年9月14日 10:03
分かりやすく参考になりました、ありがとうございます。

この事案はサービスキャンペーンかリコールになって頂きたい、そうでないと不信感強まります。

修正後が本来の設計だとしたら、なんらのかの理由で仕様変更したのでしょうか、ロアアームブッシュ圧入部の金属カラーのはみ出しは不自然ですよね、アッパーアームも動きを抑制するような取付

やっぱりマツダか〜と思う今日この頃です。

コメントへの返答
2023年9月14日 10:09
ご覧いただきありがとうございます。
本事案はサスの設定や考え方の問題なので、車輌の故障や事故が発生していない状況においては、リコールやサービスキャンペーンにならないと思い、自費で実施しました。
2023年9月14日 10:40
おお〜全然違いますね、見た目にも明らかに調整後の方がちゃんと動きそう。確かにデカいクルマなので少しでも最小回転半径を小さくしようとしたのかもしれないですが、サスには悪影響しかなさそうな取り付けです。
目の付け所がさすがツボ御大です!
コメントへの返答
2023年9月14日 10:46
でしょ^_^
私はロードスターの亡霊がすくってるんじゃないかと思ってます
2023年12月24日 19:30
どこでしましたか?
アッパーの左右入れ替え?しました?
コメントへの返答
2023年12月25日 8:14
北関東のお店です。
アッパーは記事を参考にしてください。

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