
さて、先日購入したサンバー2号には、スバル純正オーディオがついていました。
FM,AM,カセットと、今では少し古いですが、十分いい音で鳴っていました。
しかし、手持ちの音源は皆iPhoneだし、車中でniconicoなどを流すためには
どうしてもライン入力が必要になります。
最近の流行りではFMトランスミッタ、安く挙げるならカセットアダプタなどが選択肢です。
しかし、電子回路を知っている身としては、カセットアダプタでは生音に忠実にはならないし、
FMトランスミッタに関してはいくらアンテナ端子に直結したとしても、
納得の行く音にはならないと思っています。
(エンジン音のほうがうるさいけど)
というわけで、普通はオーディオの交換になると思いますが、それでは普通の人。
ここはひとつ、純正オーディオを改造することにします。
尚、真似して何が起きても知りませんので、わからない人は真似しないほうが懸命です。
さて、まずは分解してみます。

基板をよく見てみます。
現在の電子機器は、故障したら全交換、基盤交換が当たり前ですが、
この頃の機器は、点検・修理などの利便性も考えてあり、信号名がシルク印刷されていることが多いです。
これをヒントに内部の構造を想定していきます。
ある程度予想を立ててオーディオ信号を入力してみます。

しかし、なかなかうまく行きませんでした。
結果、このオーディオは以下の様な構成になっていることがわかりました。

うまく行かなかったのは、音量他ボリュームはスピーカアンプの前段に入っていると思い込んでいたからです。
AMP ICを調べると SANYO のLA4445
(データシート)という2chのみということがわかり、
思い込みを排除して改めて調べると、
実際には、レベル調整、音質調整のみAMP前で、
フロント・リア・バランスはなんとアンプ出力とスピーカの間に入っていました(驚
普通にアンプをつくろうとしたらこの回路にはならないです。抵抗が焼けちゃうから。
最大出力W数が少ないからできる技だと思います。
これを改造して、以下のようにします。
外付けLINE入力と、もともとの音声の流れを切り替えるスイッチを無理やり割り込ませます。
この場所に入れることで、元々のTONEやVOLも活かしたまま外部入力を追加できます。
具体的な改造場所は下の写真。
スイッチを付けます。
蓋をして完成
取り付け!
うまいことスイッチが挟まりましたw
このスイッチを下に下げると、AM/FM/TAPEいずれが動作していても、音声は外部入力になります。
音質も良好で満足。部品代は手持ちの物のみなので0円。労働時間プライスレス。
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Posted at
2015/08/16 00:41:00