トヨタ自動車は、2012年シーズンからFIA(国際自動車連盟)世界耐久選手権に参戦すると発表した。これまで、このジャンルの耐久レースはACO(フランス西部自動車クラブ)がルマン24時間レースを頂点とするシリーズ戦を欧・米・アジアでルマンシリーズとして開催してきたが、本年3月にFIAとACOがこのルマンシリーズをFIA世界耐久選手権として2012年より開催することで合意。初年度となる2012年シリーズは、ルマン24時間レースに加え、欧州、米国、アジアでのシリーズ戦が計画されている。トヨタはこのFIA世界耐久選手権に、レーシングハイブリッドシステムを搭載したプロトタイプ車での参戦を計画。2012年は、シリーズ戦の内、ルマン24時間レースを含めた数戦にスポット参戦する予定で、チーム名・参戦ドライバー、具体的な参戦レース等は今後決まり次第発表する。 FIA世界耐久選手権への参戦に当たり、トヨタのモータースポーツ活動の担当専務役員は、「これまでもトヨタはルマン24時間レースに参戦してきたが、今回はトヨタが培ってきたハイブリッド技術を使い、まったく新しい挑戦となる。伝統あるルマン24時間レースを含むFIA世界耐久選手権に、ハイブリッド車で歴史を刻みたい。また、この挑戦を通じて得られる技術のフィードバックは、トヨタのクルマづくりにつながる。ハイブリッド車での参戦を承諾してくれたACOならびにFIAに感謝している」と述べている。
Posted at 2011/10/18 21:19:28 | |
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