2011年04月15日
GRBCのリアシート座面は、力ずくで引っ張ると壊れるそうです…。w
最近のみんカラで、多数の「イイね!」が付いている記事を見てみると、
”静岡県の給油所で「福島県民お断り」の看板”
という記事が多い。
「それは酷いな…」
と思いつつも、
「本当なのか?」
とも思ってしまう捻くれたわたす。w
私が初めてinternetを触った20年前(年齢がばれるw)とは違い、今のご時世、そんな看板を出した日には、アッという間にNet上で「晒しあげ」を喰らってしまうだろ。
って事でサーチエンジンで調べて見ると、どうやら該当する画像やページは見つからない…。
んで、色々調べてみると、とりあえず、上記記事のソースは福島民報の新聞記事らしい。
他の所も無いか調べてみると、読売、産経等が見つかります。
肝心の福島民報のページが見つからないのですが、上記記事のブログ主が切り抜きをアップしているので、内容は確認できます。
その中で「静岡県」と書かれているのは福島民報のみで、読売は「他県の」、産経は「首都圏の」と記載されています。
読売、産経は場所を「ぼかす為」に敢えてそう書いているのかとも思えるのですが、福島民報の記事をよくよく見ると…。
”(前略)運送業に携わる(中略)夫が仕事で静岡県内に行った際、給油所に(後略)”
と書いてあります。
はい、どこにも「静岡県の給油所」とは書いていないんです。
読みようによっては静岡県内とも読めますが、福島から静岡に行く途中でとも読めます。
これは、チェーンメールの発生時に見られる伝言ゲーム状態で、内容が改変されていく現象とよく似ていますね。
んでは、肝心の「給油拒否」の件はどうなんだろう?と調べてみると、なかなか情報が探せませんでしたが、やっと私と同じような事(というか、更に深く丁寧に調べていらっしゃる)を検証しているページに辿り着き、そこにヒントが書かれていました。
そこに書かれている事を要約すると、
①福島民報の記事がTwitterに投稿され、そこでは「静岡県内の給油所」に変わっている。
②被災地周辺は最近でもガソリンが不足しているため、地元の車を優先している箇所も在る。
③福島の隣県(被災地)で、実際に「福島・いわきナンバーお断り」の張り紙をしている所が在った。
※③については、隣県の県議が確認し、張り紙を外すよう指導したとのソースが在りました。
と検証されていました。
つまり、この件については「静岡県のガススタで拒否!」というセンセーショナルな物ではなく、伝言ゲームと致し方ない行為が混じり合った風評というのが真実のようです。
正に風評が風評を呼んでしまった例かと思います。
個人が簡単に情報を発信できるようになり、今回の震災では、それが元で多くの人の命が救われたようですが、逆にこの様な負の部分も発生し易くなってしまいました。
「イイね!」や賛同のコメントを付ける前に、チョット立ち止まって考えた方がよろしいかと…。
Posted at 2011/04/15 23:07:13 | |
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徒然 | 日記