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2019年02月09日 イイね!

センチュリーGRMN

センチュリーGRMN 大阪オートメッセに黒色センチュリーGRMNが来ていたので、解説のスタッフの方に話を聞いた。色々面白い話を聞いたが、取りあえずセンチュリーについての話を忘れないうちに書こう。 

 普段から社長・副社長が乗車している。その為ショーの前によく磨いたとのこと。 因みにソリッドの黒だが7コート(純正と同じ)。

 ナンバープレートは希望ナンバーの豊田330 せ 1867。創業者の豊田佐吉の誕生年から取った。「せ」はセンチュリーだから狙ったのかと確認した。流石にそれは無いとのこと。

 フロントグリルの6角格子はGRブランドのトレードマークにしようとしている。センチュリーGRMNのグリルはアルミの大きな板から削り出しで製作し、マットグレーのアルマイト処理をした。
マシニングのツール痕はアルマイト処理をしたときに消えた。写真で確認したが、この格子模様、平面ではなく段差がついた非常に手が込んだもの。

 エンブレムはレーダーが裏にあるため純正のまま。グリルの変更時レーダーの反射の変化による動作不良を防ぐためにテストをしている。一見グリルを変更しただけだがかなりの金が掛かっている。

 内装は基本純正のまま。スタータースイッチの色が違うとのこと(赤だったかな?忘れた)黒色車がファブリック、白色車がレザー。後部座席のレースのカーテンは社長がつけると格好悪いのでつけさせなかった。社長・副社長が乗るため純正にないプライバシーガラスを製作した。もちろん役所の認可済のパーツ。

 エンジンは基本ノーマル。制御系の詳しい内容は秘密。ノーマルと同出力でも十分パワーはあるので現状でも不足はない。車重は純正とほぼ同じ。

 ホイールはBBSの既製品(RZ001、アルミ鍛造ワンピース)。流石に2台の為に特注はできなかった。但しハブとの当たり面は密着するように加工した(加工はハブ側かホイール側かは聞き忘れた)。軽量だがNVHの面では純正より劣る。走りの良さを優先した。

 展示車はヨコハマのスタッドレスタイヤ(アイスガード)を装着していた。サイズは前後とも245/45R19(純正はブリヂストン・レグノ225/55R18)。車高は下げているがチェーンは装着できるようにしている。

 ブレーキキャリパーはフロント6POT、リヤ2POT。足回りは先代レクサスLSの改良版なので、キャリパーも同型と思われる。外観も色が白色以外は同じに見える。

 リップスポイラー部分の赤のラインはカッティングシートを使用しているが、余白はカットしている。赤の太いシールの上から細い黒シールを上から貼って二重にしている。

 今後の一般販売は予定していない。展示は東京オートサロン・大阪オートメッセ以降は未定。おひざ元の名古屋も今は予定なしとのこと。
Posted at 2019/02/09 22:00:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2014年12月08日 イイね!

S660は自動車業界のアレックス・モールトンになれるか


S660、今月にも正式な発表を控え、購入予備軍の方の期待もひとしおかと思います。
残念ながら、私は同じベクトルの車を2台所有する余裕はありませんので、その熱気はヒトゴトとして片づけなくてはいけませんが…

今日は、S660は所謂一般的な「軽自動車」の認識を超える「スポーツカー」足り得るのか?ということを中心にしつつ、横置きMRというエリーゼにも通じる車種そのものについての考察(邪推?)もしてみました

1.加速
車重は発表されていません。ここは推測ですが概ね新型コペン並では無いでしょうか?そうすると850kg前後となります。
MRは車体中心にエンジンの為の大きな穴があり、車重が重くなるという意見もありますが、逆にFF・FRはフロントサスの辺りに大きな穴があるわけで、極端な差では無いと思います。
それに重量物であるエンジンとトランスミッションがほぼ重心点に近く、特に横置きMRは重心点にほぼ隣接して搭載できます。ご存じの通り、曲げのモーメントは支点との距離に比例しますから、必要な剛性値は下がると言えないでしょうか?付け加えるなら横置きはエンジンの後ろにメンバーを設置しやすいのもポイントです。

これは元々鼻の短い現代車のフロントでも使えるように前後長を抑えているFFのユニットを転用している副産物と言えるかもしれません。

例えば同じエンジンを搭載したカプチーノとAZ-1は20kg差でした(AZ-1の方が重い)。軽自動車ではありませんが、同時代に作られたMR-S(970㎏)とロードスター(NBで1010㎏)はほぼ同重量でした。設計の目標設定が似ていれば、車重はあまり差がないと言えると思います。

又、FFはFRよりドライブシャフトが無い為軽量にできますが、現代のフロントエンジン車は衝突時の対人保護のため、エンジンと車体の間に衝突保護の空間が必要のため、MRよりフロントが大きくなり、運転手の下方視界確保の為、着座位置が上昇し、車高が増大、結果クルマの体積が増えます。MRはコンパクトに作れるため、その差は縮められると思います。

そういえばMRの剛性が低いという元ネタで、巷に流れているねじり剛性の数値があります。そこではエリーゼS2のねじり剛性は10,500Nm/degで、フェラーリF430が17,338Nm/deg位とのこと。F430の車重は車検証で1.5トン位で、エリーゼの1.6倍、ホイールベースは1.13倍ですのでまぁ妥当な所。そしてトヨタのスーパーカー、LFAが39,130 Nm/degとのことで、そこだけみればああ、確かにMRは剛性が低いなと思いますが、他の車を見ますと何だか大変な事になってます。

例えば2013年式のケイマンは公称42,000Nm/degで、MRでありながらLF-Aより上になっています。BMWの2003年式ミニが24,500Nm/degでBMW E90(2005年式)が22,500Nm/degと、同年代の同メーカーのクルマで車重も軽く、車体も小さいクルマの方が剛性値が高くなっています。そしてヴェイロンは60,000 Nm/degとのことですが、同じVWグループのパサートが32,400 Nm/deg。1000PSオーバー、2トン、2億円の車が普通のセダンの2倍程しか剛性が無いことになります。大体最新のポルシェ911が約30,000 Nm/degとパサートより低い数値です。この数値を信用するなら、車の操縦性能を計る剛性値はこのような数値だけでは測れないということです。車体設計、車重、ホイールベース、重量物の配置、構造材質、部品毎の取り付け剛性、精度等々の条件の分析と実走での確認で初めて比較できるのではないでしょうか。

では車重を850kgと仮定して、重量級?の車と比較してみましょう。走りに定評のあるスイフトスポーツが車重1034kg、136PS/16.3kgですからPWR7.7、トルクウェイトレシオが63.8となります。これをS660で同じ数値を出そうとすると110ps/13kg程必要になります。もし噂通り100ps越えであれば、恐らくトルクは10~11kgに達すると思います。そこまで行けばギヤ比次第で120km位迄なら互角と言って良いと思います。トラクションの高さとバネ下(ホイール、タイヤ)の軽さが転がりの速さを産み、出足の軽快さでは上回る可能性もあります。

後、MRは静止・加速時の何れでも高い駆動輪荷重があるのも特徴です。FFは静止状態での駆動輪荷重は高いのですが、加速時は下がります。FRは静止時は低く、加速時は高くなります。MRは静止時も高いのですが、加速時は更に高くなります。RRはMRを更に強めたものとなります。それに加え、FR(+AWD車)に比べてドライブシャフトが無い為、伝達効率が高いのも特徴です。これらの理由から、ローパワーの小排気量にとっては駆動輪荷重が常に確保できるMRはメリットが高いと言えます。

2.ハンドリング
S660は軽自動車ですから、全長・全幅は規定通り3400×1480以内です。では全高はどうか?噂では1150mmと言われています。コペンの1280mmと比べて非常に低いだけでなく、現在の国産乗用車で最も低い数値です。(これより低い1090mmの国産エンジン搭載車はありますが、流石にアレと比べるのはどうかと…)フロントエンジンの車でここまで低くするのはドライサンプにでもしない限りほぼ不可能です。MRのメリットを十二分に活かしたと言えます。車高が低いと車体の重心だけでなく、ドライバーの着座位置も低くなり、実運用時の重心も下がります。(軽量車にとってドライバーの重量はバカになりません)カッコだけではなく実性能にもプラスになります。もちろん全高が低いから重心も低いとは言えないのですが、関係のない数値でもありません。例えばかつてのAZ-1は全高が1150mmで重心高が426mm、ビートは全高1175mmで重心高440mmです。86が全高1285mmで460mmですから、車高相応に低いと言えるでしょう。(重心高の数値は各車の計測基準が違うこともあり、直接の性能比較ではありません)重心高を低くすることで、アシのセッティングは理想に近い形にもっていけます。それと低い視線でのドライビングは非日常の感覚を味わえ、如何にも特別な車に乗っているんだという満足感も得られます。この辺りは、1,200mm以下の車高の車を運転した人ならお分かりいただけることかと思います。普通の道路で普通に走ってもまるでレースゲームの画面のような迫力が味わえます。

後、MRの特徴として旋回軸と着座位置(ヒップポイント)が近づけやすいという特徴もあります。これにより、旋回時に自分を中心に旋回し、如何にも小回りの効いた感触が味わえるの特徴になるでしょう。

マツダのロードスターはフロントミドで車体バランスを調整し、ヒップポイントと旋回軸を近づけていますので、リアミッドの車でなくても可能は可能なのですが、軽自動車の全長と車体構成では調整枠が少なく、他形式では困難であると思われます。

ホイールベースは2250mm程度でしょうか?NA・NBロードスターと似た数値です。これだけあれば直進安定性は問題なく、MRであることから転舵直後の動きの良さは相当なものでしょう。
そう言えば世間でよく言われている「ショートホイールベースはコーナリングに優れている」は技術者から言わせると幻想とのこと。ホイールベースの短さはあくまで転舵直後のレスポンスの違いであり、昔と違い、車重に占めるエンジンの相対的重量が低下した現代の車では、極端なヨーモーメントの違いは望めません。基本は車体バランス・足回りの設計がモノをいうようです。但し、旋回の初めは後輪直近に旋回軸があり、その後重心点に移動するとのことで、どちらにも近いMRは原理的には有利と言えそうです。

前後バランスについては、恐らく40:60位に仕上げてくるのではと思います。よく横置きMRはリア寄りに重心が行くとの話がありますが、半分は正解で半分は間違いです。

例えばポルシェケイマンS(PDK)は44:56でエリーゼ(2ZZ・1.8)の38:62に比べて優れたバランスと言われますが、ケイマンは燃料タンクをフロントに持って行くことでそのバランスを達成しています。燃料タンクは燃料の残量で重さが変わるため、できれば重心近くに設置したいのですが、ケイマンは911仕込みのセッティング術で対応できると判断して、フロントタンクを選択したのかもしれません。実際は単に設計の共通化かもしれませんが。

因みにかのフェラーリF458(燃料タンクはエリーゼと同じ座席後方)は車検証上で42:58とのこと。あれだけ高価で評価も高い車でも概ね40:60近辺ですから、特にエリーゼが悪い訳でもないでしょう。更に言えば、大改造をしなくても、エリーゼのバランスは改善できます。2ZZ・1.8NA仕様であればリアを35㎏前後軽くすれば概ね40:60辺りの数値になります。例えばチタンマフラーに交換し、バッテリーを助手席前に持って行くだけで、リアのバルクヘッドより後ろを20㎏軽く出来ます。私のクルマはカーボンカウルやら燃料タンクやらを交換して、バルクヘッドより後方で50㎏程軽くなってます。私の事例はやや極端かもしれませんが、要はコストをかければ改善は可能だということです。

但し、同じエキシージでも最新のV6エキシージは36:64とリア寄りが進行しています。エンジンが大きくなり、車体全体に占めるエンジン+伝達系の重量の割合が上昇、横置き・駆動輪直近の為に縦置きより顕著になるためでしょう。更にヘッド周りに重い過給器を付け、V6であるためにエンジン下にエキパイがあり、重心上昇を免れない構造ですが、ハンドリングの評価は悪くありませんから、現代の車体設計技術を持ってすれば、この程度のバランスならどうとでもなるのかもしれません。まぁRRのポルシェが未だにスポーツカーのベンチマークと言われている時点で既に判っていることかもしれませんが。

軽自動車のエンジンは車体に比べて軽量ですから、無闇にコストを掛けなくても設計次第で良好な数値も可能でしょう。S660の祖先のビートの重量配分は43:57ですから、かなり理想の数値に近かったと言えます。

と色々ライトウェイトMRのメリットを説明したわけですが、市販車として考えた時に考慮しないといけないのは「安全性の確保」です。特にライトウェイトMRは、フロントの接地感が薄く、限界が掴みにくいという特徴があります。フロント荷重の大きいクルマに乗っている時と操縦特性が違うために起こることで、クルマの欠陥ではありません。それにちょっと飛ばしたくらいでは危ない思いをすることはありません。サーキットなら最初から車両特性を理解できない運転者の自己責任ですからいわずもがなです。

しかしメーカーはそうも言っていられません。事故が続発なんてことはできれば避けたい。そこで折角のMRの個性を薄め、強めのアンダーに設定することもあります。そうなると最初はキレの良い回頭の予兆を見せてもその後はアンダーに終始し、思ったより曲がらないクルマになる可能性もあります。ポイントはリアの足回りです。横置MRで軽自動車ですと、リアサスの設計が最難関です。何しろスペースが狭い。後輪が安定すればナーバスな挙動を防げ、セッティングも良い落とし所を見つけやすくなるでしょう。そういう意味ではS660の走りの良し悪しは後輪の足回りの出来にかかっていると言っても良いかと思います。このあたりはホンダの設計能力・セッティングに期待するところです

足回りのセッティングといえば、前後タイヤ異サイズの導入も気になります。MRはクルマの基本特性、安全性の確保の何れの面からも前後異サイズが定番です。ここは是非導入していただきたいものです。因みにショーモデルは、前205/45/16、後215/40/17という見事なショースペックでしたので、参考になりませんでした。現実的には165/55/15&175/55/15位がベストかと思います。見栄えでいけば165/50/16&195/50/16位でしょうか。しかし16インチだと市販タイヤであんまりベストな適合サイズがありません。175/50/16なんてサイズがあればいいのに。それにしてもホイール5穴の噂、本当でしょうか?余りに無意味な選択ですので流石にしないと思いますが…。

以上つらつらと憶測を重ねましたが、結論で言えば「充分期待できる」だと思います。但し、限界性能・トータルバランスでロードスターや86のような普通車に敵うわけではありません。(しかも新型のロードスターは1トン切りを目標にしており、S660にとってはコペンより恐ろしい相手かもしれません。)

これは私見ですが、スポーツカーはそのクルマ固有の「世界」を持つことが重要だと思っています。唯一無二の個性は、他車とのスペックのみの比較という無味乾燥な競争から離れることが可能です。S660は普通車のスポーツカーの縮小版ではなく、コンパクトで軽量な車体を活かし、まるで小径自転車のような転がりの軽さ、機敏さを発揮し、普通車とは違う、独自の世界を切り開いてくれるのではと期待しています。
Posted at 2014/12/09 11:28:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2013年03月11日 イイね!

アルファロメオ4C

アルファロメオ4C漸く詳細が発表されましたね。報道の内容から想像が膨らみますね~。
○3990×1860×1180mm?
カーウォッチの報道では全幅が1860mmになってます。2000mmはミラー込みかな?スタイリングの縦横比を見るに妥当なところですね。ホイールは18&19と17&18インチの組み合わせとの報道もあります(http://jp.autoblog.com/2013/03/06/alfa-romeo-4c-launch-edition-unveiled/)それにしてもでっかいホイールですね。おかげで数値上では1周りエリーゼより大きいのですが、写真では車体が小さく見えます。ジュネーブショーの報道写真は近距離から写した為、パースが付きすぎ、何かズングリムックリしているように見えますね。公式映像・動画では遠景から写しており、スマートで格好いい姿が確認できます。しかし限定モデルのフロントフェンダーの変なインテークは何でしょうね?正直あれはない、と思いますが。
全幅は1860mmと聞くと走行性能の為とはいえ大きいと思いますが、キャビンレイアウトを考えると納得です。
私のS2エクの室内幅は実測1190mm(ステアリング付近、勿論アルミフレーム部分は除いて)
そして業界標準のNCロードスターで1415mm。ドラシャの無いMR-Sで1350mm。エリーゼで他の部分を変えずに単純にこれらと同じ室内幅を得ようとすると全幅は1870mm程必要になります。
アルファのアメリカ進出の看板になる車として立派なシートとフットスペースを得つつ、あの立体的なスタイリングを実現するには必然のサイズとも言えるでしょう。
○カーボンフレーム
プリプレグ製とのこと。只、一体成型ではないようなので、場所によってはSMCやRTMも入っているかもしれません。あのLFAでもそうですからね。
(詳しくはここhttp://chusanren-jisedai.com/upload/fckeditor/0312_toyota2.pdf)
プリプレグならさぞや軽いかというと発表では65kg。エリーゼの68kgと大して差はありません。サイズが1周り大きいことに加え、恐らく補修の難しい部分ですから、耐久性を重視した結果と思います。後ろに少し伸ばしているので、もしかしたらエンジンを支えているのかもしれません。それなら重くても仕方ないですね。
○乾燥車重895kg
日本式では950を切るくらいでしょうか。軽いですね。パワートレインはアルミ製直4、VVTI・ターボに加えDCTまでついています。アルファの乾式DCT、C635DDCTは作動用オイル込で81kg。これより1周り高容量のアイシンのBG6で62.9kg。エリーゼクラス用のBH6で47kgですから、如何に重いかわかると思います。カウルは「スティール製より20%軽い、低密度かつ高強度な複合素材」とのことで恐らくGFRPです。18インチホイール、4ポットキャリパーの足回りでリクライニング可能なセミバケ・まともな内装付き。勿論アメリカで販売するからには最新の安全基準に適合しているでしょう。これでエクSと20kg以内の差。どこで軽量化しているのでしょうか?サブフレームの材質はアルミとのことで、リアがスチールのエリーゼよりは軽く出来そうですが、標準で240PS、更にハイパワーモデルの予定があり、高強度が必要とされる状況でどれほど軽くできているのか。やっぱりエンジンをカーボンフレームで支えるようにしてサブフレームを軽くしているのでしょうか?是非構造を見てみたいですね。更に前後重量配分は40:60と良好な数値を確保。これで6万ユーロ。正にアルファマジック!
○ダラーラ直伝?
足回りは「フロントがスーパーインポーズド・ウィッシュボーンで、リアがマクファーソン・ストラット。最大限のハンドリング性能を求める方には、オプションとして特別に調整されたショックアブソーバーとリアのアンチロールバーから構成されるコンプリート・サスペンション・キットが用意される」とのこと。スーパーインポーズド?ダブルウイッシュボーンの一種でしょうね。ハイマウントかな?フレームに空いている穴の位置はそれほど高くはありませんが。フレームの横に大きな穴はないのでタイロッドは前引きですね。順当な配置です。リアのストラットはダラーラの手がけたストラトス、X1/9等ミドルサイズ以下の横置MRの定番ですね。(例外はX-BOW。全幅があるからか、KTMの要望かは解りませんがダブルウイッシュボーンです。)アッパーアームの長さが確保できないのを嫌っての選択でしょうか。全幅1860mmで18インチ以上のホイールですから、スペースはありそうなんですが。もしかしたら少しでも軽量にするためかもしれません。でもリヤサスの取り外し大変そうです。どうみても上から手が届かない形状ですので、カウル脱着になりそうですね。ストラトスみたいな開き方ができれば問題ないのですが…。
○熱いアルフィスタが気にしそうなポイント。
もし4Cでサーキットをハードに走るなら、このあたりが問題になりそうですね。
冷却:特にインタークーラー。写真では上部には無い様子。左サイドインテーク付近でしょうか。どこについていても冷却は難しいでしょう。あとDCT、デフも要注意ですね。冷却は課題になりそうです。
DCT:乾式DCTをこれほどハードなモデルに使うのは初めての筈。壊れたら高いらしいですし、最初から無茶はできませんね。
エアロ:もはやウイングを付けるのも躊躇われる完成度のスタイリング。純正のレース仕様エアロが出るのを待つしかないか?ホイールも格好いいし、交換は難しいですね。
カウル:前はボンネット以外一体、後ろ3分割のカウル。壊したら高いですよ~。
○愚痴みたいなもの
色々考えてみるとこのクルマ、ボクスターのようなミドルクラスを相手にできる力があるのに1t切り、というスタンスのスポーツカーで、本来ならエリーゼと直接比較されることがおかしいですよね。700kg前半で130PS位だったS1のオーナーからすれば重量もパワーも全然違うじゃないか、て思うでしょうね(まあS2エクに乗っている私が言うのも何ですけど)。それが今や無印エリーゼでさえ900kg、約50kg差になってしまい、同じ俎上にあげられる状態です。ロータスも2年後に計画重量1095kg、300~350psなんてエリーゼを計画していますが(いました、って過去形になるのかな?)4Cや今から出る他のスポーツカーに埋没してしまうのは必至です。クオリティに劣るロータスが到底勝てる状況じゃありません。今からでも本腰入れて軽量スポーツを再構築して欲しいですね。
Posted at 2013/03/11 22:50:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2012年06月13日 イイね!

ホイールベースウエイトレシオ

ホンダのHP、「NSX Press vol.24」で紹介されている用語です。
これはハンドリングレスポンスの指標として考察されたものです。
詳しくはHPを御覧いただくほうが良いのですが、纏めますと
1.高いヨーモーメントを発生させるのは、支点距離が長いほうが有利である。
2.ヨーイングの素早い安定(収束)には旋回重量が軽いほうが有利である。

上記の2点を前提とした場合、1.の点ではホイールベースが長い方が、2.の点では車両重量が軽い方が良い、との事になります。
そこで車両重量÷ホイールベースで数値を算出し、より数値が低い方がスポーツカーとしてのハンドリング特性の素養が高いと評価するものです。
本文でも車両の構造によって変わるため、一概には言えないと断った上で、一つの指標足りえるのでないか、と述べています。
ホンダのHPですので、当然自社の車の我田引水な語りが散見されます(エリーゼやF40は特殊な車だから除外するとか…NSXも充分特殊やっちゅーねん)が、内容は中々興味深いと思います。
HPではこれにパワーウエイトレシオを組み合わせて「天の川チャート」にしていますが、ホイールベースウエイトレシオのみに絞ったうえで、それぞれのクラスのスポーツカーの数値(小数点以下3桁で四捨五入)を出してみますと…

車重1t以下
ロータスエリーゼ・エキシージ…0.33(S1、実測値)0.40(260CUP)
ロータスヨーロッパ…0.31(73Y SP)
ポルシェカレラRS3.0…0.4(75Y)
ヴィーマックRD200…0.37
ランチアストラトス…0.45
ダイハツコペン…0.37
スズキカプチーノ…0.33
ホンダビート…0.33
マツダAZ-1…0.32
マツダロードスター…0.46(NA)
トヨタMR-S…0.39(99Y・V EDITION)
…さすが軽量級、0.5切が当たり前ですね。特にAZ-1、ビートは恐らくMRでリヤヘビーなので
(力点である重心が後ろ)速いかどうかは別として、かなりのレスポンスでしょうね~。これであと15cm位トレッドが広ければ、高いコーナリングフォースが加わり、ストラトス以上のクルマになるんじゃないでしょうか。…操縦は難しそうですけど。

車重1t以上
マツダロードスター…0.49(NC・RHT)
マツダRX-7…0.53(01Y FD3S-RS)
マツダRX-8…0.5(09Y Type RS)
日産シルビア…0.45(S13 K's)0.49(S15)
日産GTR…0.57(R32)0.6(R35・SPECV)
日産フェアレディZ…0.6(Z34・Version NISMO)
レクサスLFA…0.57
トヨタ86…0.47
ホンダS2000…0.52(AP1)
ホンダNSX…0.49(NA1タイプR)
スバルインプレッサ…0.57(STI S206NBR)
三菱ランサーエボリューション…0.58(X・GSR)
ポルシェカレラGT…0.51
ポルシェ959…0.64
ポルシェ911…0.54(964カレラRS)0.59(991カレラS・PDK)
フェラーリF40…0.50
フェラーリエンツォ…0.52
フェラーリ458イタリア…0.52
ブガッティヴェイロン…0.70(カタログ値)0.76(CG誌での実測値より)
マクラーレンF1…0.39(カタログ値)0.46(CG誌での実測値より)
…中量、重量級は0.5~0.6が主流ですね。最近はこのクラスだと電子制御が多くなるので、
あまりこういった数値に重要性は無いかもしれませんね。
86は所謂90年世代車と同レベルです。車体剛性、安全性が大幅に向上していますから、
よくぞここまで出来たと評価すべきでしょうね。これでFB25の94mmまでボアアップして2.4L化、
250PSとかあれば文句なしだと思うのですが。どうなんでしょうかね。
マクラーレンF1はエンジン以外の電子制御一切なし、600PSオーバー、MRでこの数値…。

車の優劣と言う訳ではなく、デビュー時期、コンセプト等を含めて考えると面白いものがあります。
(外車は車両重量の基準の違いから、日本車とは数値が変わる事もあるようですが)
又、この数値の算出方法は、パワーウエイトレシオと違い、重量級の車は間違いなく数値が上がります。(1.5tの車で0.5を出すにはホイールベースが3000mm必要になりますし、そこから100キロ軽くなれば一気に200mm縮みます。逆にパワーウエイトレシオは車重上昇分は馬力で比較的現実的に解消できます)
近年の車のホイールベースは長くなる事が多いですが、車重の増加がある為、数値は上昇傾向にあるようです。皆さんも、興味のある車に当てはめて見てください。
因みに私の車は現在恐らくHBWR0.365、PWR4.4位。0.35、3.0位を目指しましょうかね~。

凄すぎて番外(褒めてます)
ラディカルSR8LM…0.26
ケーターハムスーパーセブン…0.23!(スーパーライトR500)
ライトカーカンパニーロケット…0.16!!(143BHP、358kg、2415 mm)
Posted at 2012/06/13 10:31:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2012年03月10日 イイね!

もしかしなくてもタブーの話!

 昨年より、エンジンのアイドリング不調で某ショップに預けていました。
異常原因を確認する為にCPUのエラーコードを調べてもらう事になりました。
私のCPUは○○○○製の物で、数年前にオークションで5,000円で落札した物でした。
 結局原因はO2センサーの異常で、交換して正常に戻ったのですが、
なんとそのCPUのデータはLOTUS SPORTSの物と全く同一とのことでした。
そのデータはディーラーに頼めば無償で書き換えて貰えるレベルの物とのこと!
ちょっと待ってあれ確か何万もした物だったはずだよ!
 私が出品者に騙されたのか、あるいは本当に○○○○製なのか…。
直接購入したわけではありませんので、真相は不明です。
いやぁ、とてもじゃないけど確認できないわ…。
Posted at 2012/03/10 23:29:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | エキシージ | クルマ

プロフィール

「フェアレディZ プロトタイプ http://cvw.jp/b/436402/44392607/
何シテル?   09/16 14:02
50代の気楽な独身、人生落伍者。腕はないのに車は改造する、典型的な自己満足100%人間。
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