• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

take3_159のブログ一覧

2012年01月31日 イイね!

さらっとカメラと写真のおべんきょう~その1『シャッターと絞り』

おもむろに始まった写真教室ですが、初回からちょっと時間があいてしまいましたね(^^;

まぁのんびりやって行きますので、気長にお付き合いください。

さて、前回の最後に今回のネタ振りをしていました。

パッと見似たような写真を2枚並べてみました。この違いが分かりましたか?




コメントで答えを出されたお方もいらっしゃいましたが、この写真の違いを説明する前に
カメラの基本原理を少しお話しておきます。

”シャッター”と”絞り”って言葉はご存知ですか。”シャッター”は普通に使われてますよね。
『早くシャッター押して!』とか『シャッターチャンスだったのに~』とか。

シャッターを一言でいうと”光を取り込む時間を調整する装置”です(一言じゃねぇしw)。

機構的には”穴が開いたり閉じたりする装置”です。
 シャッター付きのガレージをお持ちの方もいらっしゃると思います
(ウチは野ざらしですが・・・)。
あの”シャッター”とカメラのシャッターは似ています。

カメラの場合、シャッターボタンを押すとガラガラとシャッターが開いて光が入り、
一定の時間が過ぎるとガラガラとシャッターが閉じる仕組みになっています。
つまり、シャッターが開いてる時間だけレンズ通った光が取り込まれ、画像となって
記録されます。

そして晴れた日の屋外で写真を撮るときのシャッターは、1/1000秒とか1/250秒とか、
瞬きする速度より早いスピードで開閉します。このシャッターが開いている時間のことを
『シャッタースピード(シャッター速度)』と言います。

シャッター速度は通常1/○○秒の分母の部分だけ取り出して表します。

<参考>
シャッター速度の種類:1/2000,1000,500,250,125,60,30,15,8,4,2,1


このように”シャッター”は時間で光を調節しています

一方、面積で光の調節をするのが”絞り”です
絞りは大抵、レンズの中に仕込まれており、何枚も重ねた金属の羽によって穴の大きさを
変える仕掛けになっています。

この穴の大きさ(面積)を変えることによってレンズを通る光の強さを調節するのです。
写真をかじったことのある人は、絞りを”絞る”とか”開ける”とか言います。
明ければ沢山の光が通り、絞れば暗くなります。

また、絞りを表す単位として『F値』という数字を使います。
F値が小さいほど明るい、F値が大きいほど暗くなります。

<参考>
絞り(F値)の例:F1.4,2.0,4,5.6,8,11,16,22


このように写真を撮るときの光の調整には”シャッター”と”絞り”という2種類の調節機構が
あるのです。
この2つの調節機構を上手く使いこなせられれば、写真を撮ることがグッと楽しくなります。

そこで、絞りとシャッターの関係の事例をひとつ見てみましょう。

<作例1>


<作例2>


この二つの写真は同じ場所を絞りとシャッター速度の組合せを変えて撮影しています。
作例1(F5.6,1/1000秒)、作例2(F16,1/125秒)

絞りとシャッターの組合せを変えても明るさは一定になるよう設定しています。
では何が違うのでしょうか?

そうですね、作例1は全体がボケた中に柵の一部だけにピントが合ってます。
作例2は1よりも全体にピントが合った感じになっています。

もう一例見てみましょう。

<作例3>(F5.6,1/500)


<作例4>(F16,1/60)


これも手前の木の実と背景が違って見えますよね。
絞りを開けた作例3は背景がボケて木の実が浮かんで見えます。
他方、作例4は背景がハッキリ見えているために、木の実が背景に溶け込んでしまっています。

これらの事例で分かるように、絞り値によってピントが合う前後の範囲が変わるという特性
があります。絞りを絞れば絞るほどピントが全体に合ってきます。逆に絞りを開けていくとピント
の合う範囲が狭くなります。

これらのピントが前後に合う範囲(深さ)を『被写界深度』と言います。

背景や手前のものをボケさせて、撮りたいものをより一層浮かび上がらせるには、絞りを開けてあげ
れば、被写界深度が浅くなってピントを合わせたところが浮かんで見えてきます。

ちょっとした絞りの調整で写真の仕上がりが全然違ってきますよ。

絞りを調整して写真を撮るには、カメラの『絞り優先』モードを使います。カメラの設定ダイヤルで
『AV』と書いてあるのがそれです。AVモードではF値を自分で設定するとカメラが自動でシャッター
速度を調整してくれます。(コンパクトデジカメによってはAVモードが無いものもあります)

下の2例は絞りを開け気味にして撮ったものです。





さて今回は、シャッターと絞りの仕組み、絞りと被写界深度の関係を少し勉強しました。
何となく理解できましたか?

次回は『レンズ』のことを少しお勉強したいと思います^^
Posted at 2012/01/31 06:38:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | カメラ教室 | 日記
2012年01月19日 イイね!

さらっとカメラと写真のおべんきょう~その0『写真の原理は変わらない』

さらっとカメラと写真のおべんきょう~その0『写真の原理は変わらない』唐突に始めちゃいます!

カメラと写真のおべんきょうシリーズ~

シリーズと言うからには何回かやります。不定期に^^;

なんでここで写真教室かって?

だって、ほら、みんなデジカメ持ってるでしょ?

自分の愛車をカッコ良くとか、キレイにとか撮りたいと思ってるでしょ?

そんでもって、カノジョとかカレシとかコンパニオンさんとかセクスィ~に撮れたらイイナって思うでしょ?

ボクも35年間、そんなことばかり思ってカメラ小僧を続けてきました。

長くやってるだけで、大して上手くなってないので説得力ないけど、いわゆる銀塩フィルムを自分で現像して暗室でゴニョゴニョしてきた経験が、少しでもお役に立てたらという想いから始めることにしました。


前置きはさておき、第1回目は”その0(ゼロ)”とします。

カメラが写真を生み出す原理は、100年前も今も何ら変わりません。

レンズが作った像(結像)を、光を受けると化学変化を起こすフィルムに画像として定着させることで、
写真が生み出される訳ですが、今ではフィルムが受光素子というデジタルなものに置き換わっただ
けで、レンズが作る像、シャッターと絞りの関係などは何ら昔と変わってません。

急に難しい用語が出てきてしまい、眠たくなってしまいましたね。
でも、ここで出てきた『レンズ』『シャッター』『絞り』の3点セットさえ理解すればカメラを理解したも同然です。

今回はイントロということで、お話はここまで。

ん?もうネタが尽きたのかって?
いえいえ、あと3回分位はアタマの中にありますよ(笑)

次回は『シャッターと絞りの関係』というのを書きますね。
ちょっとそのさわりをば。

写真1

写真2


同じ角度から同じレンズで撮った写真です。でもちょっと違うでしょ?
何が違うのか、どうして違いが出るのか、次回おべんきょうしましょう^^
Posted at 2012/01/19 01:16:28 | コメント(9) | トラックバック(0) | カメラ教室 | 日記

プロフィール

「唯一無二の造形美に惚れた❤️ http://cvw.jp/b/437345/44940742/
何シテル?   03/17 23:36
大阪生まれの大阪育ち。 東京進出32年。 クルマ好き、映画好き、写真好き でも、思いきりアナログな合気道も生活の一部になってます。 アルファ159オ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

次のオーナーへ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/10/02 12:27:50
★159全国ミーティング開催のお知らせ★ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/09/15 23:23:34
またも雪…今日のNMは中止です((T_T)) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/02/15 17:06:45

愛車一覧

アルファロメオ 159 (セダン) アルファロメオ 159 (セダン)
シルバーの159は、ほぼサーキット専用化してしまったので、メインに159tiを増車しまし ...
アルファロメオ MiTo 月山号 (アルファロメオ MiTo)
サーキット用にオークションで購入。 足回り、排気系をいじっています。レカロバケットシート ...
アルファロメオ 159 (セダン) アルファロメオ 159 (セダン)
初アルファ、初左ハンドル 乗りこなすのが楽しみです。
シトロエン エグザンティア シトロエン エグザンティア
9年間大きなトラブルも無く快適な足となってくれました。ハイドラクティブのこの上ない乗り心 ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation