
タペット調整の話です。
あんまり詳しく考えたことないので、ざっくり思うままに。
そもそも何故調整が必要かというと、排気バルブ、吸気バルブをロッカーアームが押す際に、本来は、隙間がないほうが良いのですが、熱膨張でバルブが伸びてしまうので、ある程度隙間を持たせておかなければならからです。
ということは、熱を持つ排気バルブの方が隙間大きめでしょうか。
こんな事を考えながら調整したのですが、どうも上手くいきません。
アベニスのエンジンは、ロッカーアームが画像のようにY字になっている4バルブなので、左右均等に調整しなくてはなりません。
この均等調整が非常に難しいのです。
シックネスゲージを使っても、どうも片方ずれているような気がしてなりません。
で、ちょっと頭をひねってシックネスゲージなしで調整してみました。
やり方は簡単です。まず、黄色矢印である、四角のねじをバルブにあたるまで回します。(左右とも)
それから、1/4回転もどします。(頭が四角なので、丁度90度でわかりやすいです。)
その状態をキープしたままナットをロックします。
この方法の根拠は、ネジピッチから来ています。
ネジピッチとは、ピッチ間の距離なので、例えば1ミリのネジピッチだと、丁度一回転した時に1ミリ進みます。
つまり1/4回転だと1ミリの1/4なので、0.25ミリです。
このネジのピッチは、正確には測っていませんが、大体1/4戻しでいいくらいになる予定です。(というかなりました。)
これなら、結構左右の均等性を取り易いです。
ちなみに、調整後は、上下にカチカチさせずに左右にカチカチさせた方が、状態をチェックしやすいようです。(バイク屋さんのアドバイス)
確かに、上下では、隙間があるために当たるカチカチ音は聞こえなくても左右で聞こえることがあります。
また、隙間がなさすぎると、上下、左右でも音がでません。
シックネスゲージだけに頼って調整するより案外信頼性あるかもしれません。
もっとも、アベニスのタペットクリアランスの規定値などもともと知りませんが。
Posted at 2009/04/19 20:29:54 | |
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