
依頼により、自分のアベニスのエンジンOHが進まない中、スペイシー100のエンジン修理をしました。
修理内容は、2サイクルのように煙を吐いて、アイドリングが持たないというモノです。
当初、部品取りエンジンがあって、クランクケース以外交換しようという話でスタートしたのですが、空けてみたら、オイル切れでエンジンを焼いていただけだったので、急遽シリンダーピストンだけ移植しました。
最近のバイクは、盗難でフレームナンバーが削られても、エンジンナンバーでも持ち主検索が可能らしく、再販するにはどうしてもクランクケースのナンバーは残したかったらしいです。(ま、クランクケース分割しなくて良かったので、修理的には楽でラッキーでした。)
5万キロ走行している車体だったのですが、クランクにガタもなく、なかなか耐久性のあるエンジンだと思いました。
そういう意味では、スペイシー100って、なかなかいいかも知れません。
ただ、遅いらしいのでそこがネックですね。
出来上がって試乗したら、60キロまでは遅いながらもトルク感のある走りだったので、そんなに悪くないと個人的には思いました。
最高速は試していませんが。
5万キロの割に、ウインカーの操作感もしっかりしてましたし、足元フラットなのもいい感じです。
何より、ピストンにコーティングしてあったのが一番の驚きです。
モリブデンショットコーティングでしょうか?
四輪のフィットでもこんなコーティングしてあるらしいです。
画像は、部品取りの焼きついていない方のエンジンンのピストンなので、走行距離はわかりませんが、そこそこ効果はあるようです。
ちょっと調べたら、個人でも4000円/1個くらいでコーティングしてくれるところがあるようです。(絶対頼みませんが)
早く、自分のエンジンも組み上げたいもんです。
Posted at 2009/04/05 23:09:55 | |
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