朝日に向かって走れ！！　（通勤風景）

AM　　7：30
気温　-5℃
いつもの通勤風景です。

父　　　「こんな風景を見ながら通勤できるのって幸せだよな」
息子　「なんで」
父　　「なんでって、お前、こんなに景色も良くて、渋滞もない中、のんびり走って行けるんだぞ」
息子　「えっ、そうなの？」

父　　「えっ？年に何度も東京に行っているお前は、通勤ラッシュの大変さを知ってるだろう？」
息子　「うん」
父　　「うんって…、だから、それに比べると幸せじゃない？？」
息子　「そうかなぁ…」
父　　「えっ？そうじゃないの？？」

どうも会話が噛み合いません。
私としては、こんな大自然を目の前にしながら、輝く朝日に向かって息子と走る一時を、まるでドライブしているような気分でいたのですが…

息子　「だってさ…」
父　「うん」
息子　「路面は最悪にツルツルの上を、時速60km＋＠で移動中なんだよね？」
父　「うん」
息子　「それって少しの気のゆるみで危険だよね」
父　「うん」

息子　「その証拠に、さっきも、ほらそこにも誰かが最近車を落とした跡があるし…」
父　「うん」
息子　「それに、朝日で雪や氷で光って、路面が見えづらいし…」
父　「うん」
息子　「さらに、そんな状況で片手運転して、写真撮っている運転手が、こっち向いてるんだよ！」
父　「う、うん」

息子　「そんな命懸けの通勤て幸せかな？？？」
父　「う、うん」

一本取られました。
息子の方が現実を見ているようです。

しかし、息子とそんな会話ができることを、幸せに思ってしまうのがどうしようもない親バカですな。
さて、今日も路面は良くありません。
大自然の中を疾走して、通勤しましょう！

息子にたしなめられながら…