実話？？　虚構？？　逃亡者！

「あっ、昔乗っていたアストロと同じタイプだ！」
そういって、写真を撮り駐車場を出た帰り道のこと･･･

吹雪でした。
見通しが少し悪かったです。

さらに、気温も凍結にちょうどいいようなスリップ路面。
ブレーキに足をかければスルスルと滑ります。

年末間近の日曜日の夕方。
道は結構混んでいました。

店から出た後、路地から大通りにさしかかったときです。
運良く、車の流れが途切れました。

歩道に人もいなかったので、チャンスと思いながら、一旦停止でブレーキを踏みもう一度確認。
完全には停止せず右折しかかりました。
ウインカーを出さずに･･･
シートベルトもしていませんでした。

「あっ」

次の瞬間、向かい側交差点の左角でパトカーがランプを点灯し出動してきました。
私の後方に付くような形で合流します。

観念してバックミラーをみると…

「あれ？」
パトカーは出動して、すぐに加速できなかったのでしょう。
私の車との間にワゴンの軽自動車が一台、割り込む形になりました。
路面は最悪のツルツルですから仕方のないことです。
また、さらに吹雪は結構視界を悪くしています。

パトランプが見え隠れします。
三菱か？スバル？のミニパトです。
後方の車のすぐ後ろに付いています。
抜いてくるには命がけの路面です。

前方の信号の歩行者用が点滅しているところを、左折をしました。
必要に応じてです…
曲がってすぐに路地があったのでそこも左折しました。
ここは必要ではありませんでしたが…

ミニパトはこちらへは曲がってきませんでした。

いえ、決して逃げようと思っていたわけではありません。
この年ですから、若い頃のように逃げ切ろうなんて思っていません。
そこが帰り道だから、曲がっただけです…

結果として無事？
帰ってきました。

という作り話ということで納めていいですか？？？