4月に車検なんだ
と言ったのは11月に入った辺り。
そうなんだ。とは言ったものの、今の車になったのは10年以上前。
正直、だいぶ運転が怪しくなってきた印象があったので乗り換えを勧めてみたら珍しく乗り気だった。
安全装備の充実を優先しての検討を開始。
最近までの候補としてはアクセラ、カローラの2択。
双方の試乗に出向いた12月。
カローラ試乗時に、隣に座る営業マンに遠慮してか、アクセルを踏まず、試乗コースを大人しく走っていた親父殿から感じたものは老い。
だから、マツダでの試乗の時にアクセルを踏めと言い続けていた自分は悪くないと思う。
試乗車が私のお世話になっているお店に無く、近隣のお店に試乗に出向き、尚且つ親父殿とふたりだけの試乗になったのもラッキーだった。
試乗が終わり、帰宅中にどうだった?と聞いた時に面白かったと、二、三言感想を言う父に驚いた。
そう、ほとんど意見を言ったことが無い親父殿からの言葉は重かった。
70手前の爺さんがzoom zoomなわけでして。
キラキラした子供の様な目がとても記憶に残っている。
だから、選択肢をマツダ1本に絞った私は悪く無いハズ。
そして、新年の挨拶時にディーゼルエンジン
について聞かれたので、CX-3の試乗を勧めるも、助手席でいいとの事。
助手席でも静かな車だね。としか言わなかった。
そして昨日、実家に帰り雪下ろしの手伝い。
手伝ったので予想より早く終わり暇になったそうなので、もう一度試乗を提案してみたら結構乗り気じゃないですか。
早速ディーラーさんへ
担当の営業さんを待っている時に、ショールームに展示してあるデミオに興味深々のご様子。
運転席に座り、リヤハッチを開け荷室を確認したり。
気を利かせてくれた営業マンからアクセラとディーゼルデミオの試乗の提案。
両方の試乗を終えて漏らした言葉は、あのこじんまりとしたやつの方が良いなぁ、だった。
ここに来てデミオが候補に急浮上。
見積を、待っている時にデミオについて説明。
この人、デミオにガソリン仕様がある事知らなかった。価格表見てなんでデミオと、アクセラに価格差が無いのか疑問だったとか言ってるし。
見積を見ながら車種やらグレードやらについて説明してもらっている最中にも、デミオディーゼルへと思いを馳せていた様で、これなら母も乗れるなぁとか、小さいから気を使わないし楽だとか、燃料も安いなあとか、心ここにあらず。
とりあえず、ガソリンデミオとの価格差を説明。親父殿の乗り方で燃料代から価格差分を回収するのは不可能に近いと説明するも、ガソリンデミオ?というリアクション。
この人の中での比較対象はハイブリッド車だったのか?
一通りの説明が終わり、契約の話になるがやはり金額の話は擦り合わず、こちらの希望額を伝え帰宅。〔具体的に何も言わない親父殿がカローラを決める時に漏らしていた事を言ってみた〕
帰宅中に腹積りを聞いてみた。
あの場でハンコ付くつもりだったとの事。
ただもう一声あるとイイね👍
その旨を営業マン〔店長〕に伝える
➡️営業マン〔店長〕から親父殿に連絡〔もう一度話をする時間を下さい〕
➡️親父殿、明日午後もう一回行くよ
➡️夕方電話で納得したからハンコ付いた
➡️営業マン〔店長〕お父さん、買ってくれました。
展開が急過ぎてついていけない私
兎にも角にも、我が親父殿にとって人生最後の車が決まったようです。
年齢的にも最後になると言っていた父が選んだ〔選ばせた〕ディーゼルのデミオが、親父殿にとっての車人生を締めくくる最高の一台のとなってくれる事を祈って。
限界を感じたら潔く免許返納するんだよとクギを刺しておいた。
こんな事位しか出来ない息子で申し訳ありません。
ですが、これからも夫婦仲良く、安全に、楽しい車ライフをお過ごし下さい。
こいつの隣に並ぶデミオを楽しみにしております。
Posted at 2016/01/24 22:37:54 | |
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