2012年02月09日
ブレーキロータって純正が良いのか?
ブレーキローター取り替えた。
非純正。今までも使った事のあるディクセルのPDってタイプ。
ここまでは良くある話で、直った〜、良かった〜、っていうのはとーぜんの話。
じゃ、何がどー変わったのか、もーちょっと踏み込んでみましょう、と。
そもそもブレーキローターってのは、キャリパーの力を借りてブレーキパッドで挟み込み、
制動する仕組みな訳です。ローターとパッドの摩擦抵抗(係数μ)によって変わる訳です。
スポーツパッドにして制動能力が上がるのは当然として、ローターでも上がる可能性はある、と。
(この場合、ドリルドだのスリットは除外でプレーンの話)
今回はMINIをテーマに欧州車の話。
ローターは一見して鉄と分かりますが、もうちょい踏み込めばFC材と呼ばれる物です。
日本語で言えば、ねずみ鋳鉄。
ねずみ鋳鉄がローターに使われる理由は振動減衰特性が高い事にあると思います。
あとの諸々、ググれば色々とメリットが理解できると思いますが。
基本は砂型から作られた鋳造品です。
JISの規格で言えば、FC200を採用したのが欧州車。
それに対してディクセルではFC250という材料を採用しています。
ともに普通鋳鉄というジャンルに入ります。
じゃ、250材と200材は何が違うのか?
一言で書くと、250材の方が硬くなっている(要するに減り難い)という感じ。
(ちなみに、国内仕様の国産車は250より更に硬いローターを採用しています)
200材のメリットは、その柔らかいという特性を生かし、ブレーキを効きやすくしている。
250材のメリットは、その強度および固さを生かしてロングライフを実現している。
というところでしょうか。
但し、250材だからブレーキは効かないのか?っていうと、これまた難しい。
鋳鉄にカーボンだのシリコンだの混ぜ込んで最終的なブレーキの効きを出します。
結局は作っている会社次第、っていうのが結論なのかと。
まぁ、ブレーキってローターとパッドとの掛け合わせだから余計に難しいですよね。
理屈で簡単に考えるとこんな感じ。走らせてよいとか悪いとか試した方がよっぽど早いです。
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パーツテスト | クルマ
Posted at
2012/02/09 18:17:08
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