2011年08月28日
積載車に乗って、駐車場前で降ろされるGP。
今まで買ってきたクルマ達は全て自分で店まで取りに行っていたから、
こういう儀式ははじめてになるのだ。楽しみ!
おまけに初・中古車!ワクワク。
あー。のっけから裏切られた。
知らない番号からの着信。待ち合わせ場所。向かう。
フツーに来た。道路を走ってきた。
カギ渡された。挨拶された。さようなら。。。
オレのシートに座ったな!
オレのステアリングを握ったな!
クラッチ痛めてないだろうな?、とか。
なんだよ!はじめてを感動の涙と共に味わおうと思ったのに。
営業くんにはグチったさ。なんかカンドー薄くないっ?って。
なんだか、リクソー屋さんの手違いだったらしーけどぉ〜っ。
楽しみ半減。
駐車場にとめて、一人でお祝い。
純正レカロのセミバケに身を沈めて。
うー、営業マンが送り出してくれるのってありがたいな。
一緒に納車を喜んでくれるのってありがたいことなんだな。
その瞬間って大事なんだな。
認めて認められて。人生って難しい。
いやぁ、どのみち一人は寂しいなぁ、って思ったんだよ。
(続く)
Posted at 2011/08/28 02:53:02 | |
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MINI GP物語 | 日記
2011年08月28日
乗ってもらった。
いや、いきなりの試乗で判断なんかできるわけがないから、
こちらで絞り込んで3台くらいのGPに乗ってもらった。
乗ってもらった日には必ず電話で報告会。
シフトの入り具合やら、実際に乗らないと分からない部分を。
なんせ、クルマも最初が肝心だ。
世界中のクルマがそうかどうかは知らないけれども、
新車の製造ラインで封入される油脂類はスペシャルが多いらしい。
要するにバカ正直に一定期間オイル交換していない車両の方が良いのだ。
あと、マニュアル車の上にパワーもあるからミッションも。
ヘタなヤツが乗っていたクルマだとクラッチがいただけないし、
修理費は構造上、かなりの金額になってしまう。
さて、いよいよ最終選考会に残った1台を求めて新幹線に乗る。
世間は連休を満喫中だったけれども、ボクには関係なし!
格安チケットも当然使えない時期だったけれども関係なし!
ご対面。そう、この頃にはもうお馴染みになっていた赤耳くん。
電話での報告通りの良い固体。1オーナーで保管方法などもバツグン。
延長保証も加入済みで、これでしばらくは安心して乗れる。
挨拶も早々に営業マン同乗にて試乗。
試乗は妥協したらばダメ。思いが向くままに知らない地を走る。
アクセルは踏みたいだけ踏む。迷惑を掛けない程度に。
あの忌まわしき出来事から時は3ヶ月弱が過ぎようとしていた。
望み通りのモノが手に入り、大満足でハンコを突く。
無事に契約を締結。これにて我が愛車になりにけり。
これでようやく、クルマ道楽再スタート!
関西圏の代打試乗をしてくれた友人に夕飯をオゴり最終の新幹線へ。
ほろ酔い気分の自分の目の前に現れたのは大御所の関西芸人。
仕事柄、様々な有名人に会っていたけれども、サインって貰ったことがない。
恥じらいというか、プライドが許さないのかな。
けれども、この日だけは記念にもらった。大事なヌメ革の長財布に。
さて、次は陸送会社からクルマの受け取り。
積載車で大事に運ばれてくるらしい。実に楽しみだ!
(続く)
Posted at 2011/08/28 02:35:37 | |
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MINI GP物語 | 日記
2011年08月28日
翌日目を覚ましても忘れることはできなかった。
このGPというクルマは限定車であり、既に新車では既に買えなかった。
見積もりは既に出ていたが、彼からは買うことがなかった。
ここで1つだけ弁解するのであれば、彼はコンシェルジュとして
ボクに素晴らしいクルマを紹介してくれたことに感謝をしている。
そして、買わさせてもらえなかったことを申し訳なく思っている。
さぁ、欲しいクルマは決まった。あとは程度の良い車体を探すだけ。
ミントコンディションが欲しい。走行2000キロ以下程度の。
屋根付き駐車場でリッチマンが保管していたような車両ならば言うこと無しだ。
関東中のGPに試乗をした。日本で限定120台。うち10台には乗った。
カネ儲けに使われている固体やら、サービスの行き届かない店やら。
何しろ走行距離が伸びている固体が多く、買う気をかなり削がれた。
中古車の相場、不動産の相場。伝播の仕方は似ている。
東京では高額取引されているモノでも、西に行くと安い場合もある。
そうだ!大阪へ行こう。
関東圏に見切りを付け、関西圏へと手を伸ばす。
流石に毎回乗りに行くわけに行かないから、
幾つかの業者と話をしながら、良さそうな固体を探していく。
この頃にはMINI特有の壊れ方の情報も集まってきていたし、
かなり絞り込みの項目が増えてきていた。
お店から随分と写真も送ってもらった。インターネット万歳!
急に思い出した。
そうだ、この頃はオークション情報も随分ともらっていたな。
GPがでるとスグにシリアルと特徴を控えてもらっていた。
当時、リスト作っていましたもの。ホントに。
そして、運命の1台と大阪で出会う。
しかし、はじめてのデートはボクではなく大阪に住む友人。
1日潰した上に試乗料として3万円はやはりイタかったのだよ。
(続く)
Posted at 2011/08/28 02:11:01 | |
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MINI GP物語 | 日記
2011年08月28日
そうそう、
「なんで、そのクルマに乗っているのですか?」
「なんで、そのクルマを買ったのですか?」
これに答えられる人って実は少ないかも知れない!?
今日現在の愛車、MINI GPについて少し書いてみようと思った次第。
さて、始まり、始まり。
そう!その出会いは皮肉なことに一つの悲劇的な出来事から始まった。
エーゲブルーの車体は2tあまりのクルマが突っ込んできたことにより、
フロント周りが大破。人生初の全損事故。これが幕開け。
それなりに愛していたクルマとの別れは辛い。事故死は余計に。
付き合っている彼女と別れるのは意外と辛くないが、死別は辛い。
その後、半年は思いを振り払うように試乗に明け暮れた。
確か1台目のフランス車を買ったときに仲良くなったメカさん。
確か彼に相談をした。
「ボクが満足できそうなクルマはありませんか?」
1台のイタリア車を紹介してもらったモノの、満足できず。
そして、拘りのコンシェルジュに連絡してみたら?という運び。
翌日連絡。「今日、乗ってみませんか?」いきなりの先制パンチ。
この時点でBMW MINIに対するボクの評価は好ましくなかった。
初代BMW MINIには、このGPを除いて全てのグレードに試乗済み。
多少ファンな部分はあるモノの「高い」しか印象に残らず。
実は当時の仕事柄もあり、年間で100台試乗した年辺りの話。
だから、普通の人よりはよっぽどクルマのコトは知っている自信があった。
いやはや、出会ってその日に「結婚を前提に...」ギリギリ思いとどまる。
気がついたらば都内の道路でボクは夢中にアクセルを踏んでいたのだ。
そして、興奮とある種の狂気を味わいながら恋に落ちていったのだ。
いや、瞬間的興奮というか。通りすがりに恋したみたいな。
「明日には忘れるだろう」
大抵はそんなもんだ。
風呂に入りながら、今日のは良かったな。
そんなのは誰にである日常の1ページ...だよね?
(続く)
Posted at 2011/08/28 01:50:37 | |
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MINI GP物語 | クルマ