2011年08月28日
翌日目を覚ましても忘れることはできなかった。
このGPというクルマは限定車であり、既に新車では既に買えなかった。
見積もりは既に出ていたが、彼からは買うことがなかった。
ここで1つだけ弁解するのであれば、彼はコンシェルジュとして
ボクに素晴らしいクルマを紹介してくれたことに感謝をしている。
そして、買わさせてもらえなかったことを申し訳なく思っている。
さぁ、欲しいクルマは決まった。あとは程度の良い車体を探すだけ。
ミントコンディションが欲しい。走行2000キロ以下程度の。
屋根付き駐車場でリッチマンが保管していたような車両ならば言うこと無しだ。
関東中のGPに試乗をした。日本で限定120台。うち10台には乗った。
カネ儲けに使われている固体やら、サービスの行き届かない店やら。
何しろ走行距離が伸びている固体が多く、買う気をかなり削がれた。
中古車の相場、不動産の相場。伝播の仕方は似ている。
東京では高額取引されているモノでも、西に行くと安い場合もある。
そうだ!大阪へ行こう。
関東圏に見切りを付け、関西圏へと手を伸ばす。
流石に毎回乗りに行くわけに行かないから、
幾つかの業者と話をしながら、良さそうな固体を探していく。
この頃にはMINI特有の壊れ方の情報も集まってきていたし、
かなり絞り込みの項目が増えてきていた。
お店から随分と写真も送ってもらった。インターネット万歳!
急に思い出した。
そうだ、この頃はオークション情報も随分ともらっていたな。
GPがでるとスグにシリアルと特徴を控えてもらっていた。
当時、リスト作っていましたもの。ホントに。
そして、運命の1台と大阪で出会う。
しかし、はじめてのデートはボクではなく大阪に住む友人。
1日潰した上に試乗料として3万円はやはりイタかったのだよ。
(続く)
Posted at 2011/08/28 02:11:01 | |
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MINI GP物語 | 日記
2011年08月28日
そうそう、
「なんで、そのクルマに乗っているのですか?」
「なんで、そのクルマを買ったのですか?」
これに答えられる人って実は少ないかも知れない!?
今日現在の愛車、MINI GPについて少し書いてみようと思った次第。
さて、始まり、始まり。
そう!その出会いは皮肉なことに一つの悲劇的な出来事から始まった。
エーゲブルーの車体は2tあまりのクルマが突っ込んできたことにより、
フロント周りが大破。人生初の全損事故。これが幕開け。
それなりに愛していたクルマとの別れは辛い。事故死は余計に。
付き合っている彼女と別れるのは意外と辛くないが、死別は辛い。
その後、半年は思いを振り払うように試乗に明け暮れた。
確か1台目のフランス車を買ったときに仲良くなったメカさん。
確か彼に相談をした。
「ボクが満足できそうなクルマはありませんか?」
1台のイタリア車を紹介してもらったモノの、満足できず。
そして、拘りのコンシェルジュに連絡してみたら?という運び。
翌日連絡。「今日、乗ってみませんか?」いきなりの先制パンチ。
この時点でBMW MINIに対するボクの評価は好ましくなかった。
初代BMW MINIには、このGPを除いて全てのグレードに試乗済み。
多少ファンな部分はあるモノの「高い」しか印象に残らず。
実は当時の仕事柄もあり、年間で100台試乗した年辺りの話。
だから、普通の人よりはよっぽどクルマのコトは知っている自信があった。
いやはや、出会ってその日に「結婚を前提に...」ギリギリ思いとどまる。
気がついたらば都内の道路でボクは夢中にアクセルを踏んでいたのだ。
そして、興奮とある種の狂気を味わいながら恋に落ちていったのだ。
いや、瞬間的興奮というか。通りすがりに恋したみたいな。
「明日には忘れるだろう」
大抵はそんなもんだ。
風呂に入りながら、今日のは良かったな。
そんなのは誰にである日常の1ページ...だよね?
(続く)
Posted at 2011/08/28 01:50:37 | |
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MINI GP物語 | クルマ
2011年08月28日
久々に箱根に行った。旅行で。
別に走りに行ったわけではないのだ。
仙石原から元箱根、芦ノ湖。
ジュリアをはじめとする行きつけの店は幾つも閉店を余儀なくされていた。
少しばかり感傷に浸りながら、腸詰屋でハムをゲットする。
FF2シーターの元後部座席部分にはスーツケースが2つ。
少しでもバランスを崩さないように中心部分に重いモノを乗せて走る。
ただでさえ短いストローク長は更に1cmほどムダに使うことになる。
そう、旅行ついでに走るドライブだから、妥協は余儀なくされる。
少し前であれば、運転者のみが乗ったバランスで全開で走ることを好んだだろう。
しかしながら、最近は2名乗車+荷物がスタンダードなのだ。
気がつけば、25,000キロも間近。
元々のクルマが持つ魅力は大いにあるけれども、ホンモノのパーツの存在は大きい。
排気系はホンモノのエンジン屋が仕上げた拘りの逸品。
アシ周りもホンモノのアシ周り屋が自分のために仕立てた逸品。
費用対効果は計り知れないほど大きい。
デコラティブなステッカーであるとかに興味は全くない。
やはり、高価な正しい投資にはそれなりのリターンは求められる。
直ちには感じられないけれども、ジワッと来る気持ちの良さ。
不満はゼロか?といわれれば、そんなこともなく。
いや、限りなくゼロに近いけれども、近くて遠い。
そんなことを思いつつ、一緒に育てるクルマってやはり良いよね。
Posted at 2011/08/28 01:25:50 | |
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日々の雑記 | 日記