
ドキューン!
ドキューン!!
「くそ!これじゃなかなかヤツに近付けないじゃないか!」
『ドキドキ先輩!どーしましょう!あと少しでアイツは時効になってしまいますよ!』
「そーは言ってもあれだけ銃を乱射されると、この車の陰から出るコトもできないな…」
『時効まであと5分しかありませんよ!』
「…」
『ドキドキ先輩?』
「オレの銃はお前が持っていろ…」
『え?』
「いいか、オレがオトリになってここから飛び出す!そのスキにお前はヤツの背後に回れ!」
『いや、ドキドキ先輩…さすがに丸腰じゃ死にに行くよーなもんですよ!銃はドキドキ先輩が持っててください!』
「大丈夫さ…オレにはコレがある…」
『先輩、、それ塗装用のスプレーガンじゃないですか!?そんなんじゃアイツのマグナムには敵いませんよ!!』
「なぁ…オレがなんでこの仕事してるかわかるか?」
『え?』
「オレはな、コイツで犯罪者の星に色を付けてやると、誓ったのさ…」
『星?ですか?』
「そーさ…ヤツがこのまま時効を迎えればヤツの勝ち…つまり白星ってコトさ…このスプレーガンの中に何色の塗料が入ってるかわかるか?」
『いや…』
「黒さ…オレはコイツで、ヤツの白星を黒く塗ってやるのさ…」
『!!!黒星ってコトですか!?』
「そーだ!さぁ、お喋りはここまでだ!ヤツに気付かれるなよ!」
『先輩も…無茶しないでくださいよ!』
「ふっ…後輩に心配されるよーじゃ、オレもそろそろ現場引退か…行くぞ!」
『はいッ!!』
そんな名シーンのひとこま(笑)
まぁ、仕事が暇だったってワケですよ(笑)

Posted at 2011/09/15 22:27:19 | |
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