いよいよ、待ちに待った黄色ウラッコの試乗です。o(^^o)(o^^)o
まずその前に、ウラッコが絶滅危惧種に追いやられてしまった原因を私なりに分析してみたいと思います。
①新型設計のエンジンは、タイミングベルトが普通V8では片側バンクで一本、都合2本使うのに、両バンクを長いベルトでぐるりと一回りさせているため、点火タイミングの調整が難しい。

また、車の台数が少なく、扱った経験のある技術者がほとんどいないというのも調子の良いウラッコが少ない一つの要因だと思います。
②オリジナルの「ルーカス」製のオルタネータの発電量が不安定のため、安定した電圧の供給が出来ない。

事実、ウチのキース号も来日当初は信号などで止まる時、やや強めにブレーキングすると、オルタネータ警告ランプが付いて自然にエンストすることが度々ありました。
オルタネータを国産の信頼性の高いものに交換することも検討しましたが、ウラッコに合うもの(サイズ?電圧?)が無く断念。(TдT)
結局、セミトラ化することによって、ある程度は解決しましたが、まだ相変わらず発電量は心細い。。。
この2点がウラッコの評価を下げた大きな原因と考えます。(サルトルさん、いかがでしょうか?)
もちろん、この黄色ウラッコはサルトルさんが研究に研究を重ねた結果、この2つのウイークポイントに対する対策はバッチリ出来ています。(*^ー゜)v
いよいよエンジンを掛けますが、相変わらずのセル一発始動!
コレって凄い事なんですが、もう麻痺して当たり前になって来ています。(^^;)
アクセルはキース号と同じく、踏み始めはやや硬めなのですが、その硬い部分を越えると
「グゥォオオーーーン!!」
と雄叫びを上げながら鋭く反応します。
その反応の鋭さはウチのキース号以上!(¨O¨;)ヒャ~
やはりコレはベストの点火タイミングで調整されているエンジンの真価なのか??
このレスポンスの良さは、革安社長がHPで酷評されていた、
「アクセルのストロークも大きく、かなり踏み込んでいかないと回転が上がらないのだ。しかも、重ったるい感じで。」
というのとは全く違います。
さらに、走り出して、またビックリ!!( ゚∀゚ )
前に乗ったモントリオールは完成された上品な乗り味であるのに対し、ウラッコは未完成ながら野性味溢れる荒々しい乗り味で、まさに“スーパーカー”そのもの!
しかも、ウチのキース号とはエンジンサウンドが全然違う!
黄色ウラッコはエアクリーナーを外し、ファンネル剥き出しの仕様になっているので、こんなに迫力のある音がするのか??
いや、それだけでは無いような気が。。。
さらに、さらに、ビックリしたのが、走行中、発電量を示すアンメーターがプラス(+)に振り切っていること。\(◎o◎)/!
どうやらオリジナルのルーカス製ではなく、特別に加工したオルタネータに換装しているのでこの発電量が出ているのでしょう。
これなら、夜間にライトとエアコン付けて走っても全く心配ないですね♪
完成された黄色ウラッコの試乗は、私にとって本当に衝撃の連続でした。(^^*)
ウラッコはコンパクトで上品なスタイリングを持つ大人のスーパーカーでありながら、V12のミウラような闘牛の荒々しさを体験できる、
「一粒で二度美味しい」グリコ\(^-^)/
のような車と思いました(笑)
次回はついに最終回、「マセラティ・カムシン」編です。。。
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スーパーカー | 日記
Posted at
2010/03/04 22:10:41