先日の「絶滅危惧スーパーカー試乗記(総集編)」の続きになります。
カムシンは、デザインとエンジンは良かったのに、ハイドロという変なシステムを付けたばっかりに、今ではほとんどの個体が“生きた屍”状態になっている。
ここまま絶滅の道を辿っていく運命なんだろうなぁ。。。(TДT)
と落ち込んでいた私に対し、サルトルさんが一言。
「ハイドロがダメとか言うけど、同じシステムを使ったシトロエンだって沢山走ってるじゃない?」
(;゚ο゚)エッ!!
なるほど!確かに、その通り。
同じハイドロシステムの搭載された当時の親会社だったシトロエンはエンスーマニアに愛される存在として、現在でも沢山の個体が元気に走っています。
それではどうしてカムシンを初めとしたオールドマセラティが絶滅危惧種になってしまったのか?
絶滅の理由を革安社長はこう分析されています。

「残念な事に、その油圧システムは、新車から10年ももたず壊れてゆき、修理にはかなり高額な金が必要だった。おまけに直しても、同じところが壊れるケースが多く、修理屋がいやがり、今ではほとんど町で見かけなくなっている。」
フムフム。。。ハイドロは確かに壊れ易い。でも、そんなのは百も承知。壊れたら直せばいい。
修理代が高い??牛や馬の修理代はもっと高いと思うけど。。。
「修理屋がいやがり」って、ひょっとしてそれが原因??
確かにスーパーカーのメンテナンスってエンジンが中心。
イタ車の整備工場でハイドロの修理や整備を完璧にしろったって無理な相談。
やはり“餅は餅屋”、ハイドロの修理はシトロエン専門の修理工場に頼まなきゃダメってこと??
「シトロエンのマニュアルどおり、4年毎に定期的にメンテナンスしていれば全く問題ないよ!」
サルトルさんのこの一言で、俄然ヤル気が出てきました!
元々カムシンはデザインはガンディーニで最高!

エンジンもマセラティのV8と文句なし!
しかもさらに、エンスーマニア垂涎のシトロエンのハイドロシステムが載っかっている、
「スーパーカーの皮を被った面白クルマ(^^)」
なんです。
しかも伊+仏の混血ですよ!!
アルマーニの服着て、ルイ・ヴィトンのバックを持っているようなお洒落さんなんですよ!!(笑)
こんなに面白くて、お洒落なスーパーカーをこのまま絶滅させるわけには行きません!
ウラッコはサルトルさんのお陰で、来月号のTipoで大々的に取り上げられ、人気復活が目前に迫っています。!
これで、スーパーカーとしての威厳も取り戻せることでしょう。
また、カメムシ号のレストアをすることによって、ウラッコに対する私を初めとした当時のスーパーカー少年の長年の想いも実現するハズです。
そんな中、私の次なるプロジェクトは
「オールドマセラティの人気回復」です。
ハイドロシステムのお陰で「不人気スーパーカー」よりも酷い、
「ダメスーパーカー」の烙印を押されてしまったオールドマセラティの素晴らしさを世の中にアピールし、その威厳を取り戻していくという壮大なプロジェクトです。
そのためには、愛着のあるキース号を手放してでも、カムシンを手に入れて布教活動を行うことが必要と考え、今回ウラッコを婿養子に出すことを決意しました。
将来はカムシン、メラック、ボーラの3兄弟でイベント参加できたら最高です♪
(メラックはnobuさん、後は、ボーラ乗りの方募集中~)
って、すでに片足を泥沼に突っ込んでいるのに、もう片足を別の泥沼に突っ込んで、本当に大丈夫なんでしょうか??{{{゚◇゚;}}}ガクガク
Posted at 2010/03/20 23:12:34 | |
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スーパーカー | 日記