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TIMEKEEPERのブログ一覧

2010年03月10日 イイね!

絶滅危惧スーパーカー試乗記(その6)

さあ、いよいよカムシンの試乗です。(^ー^)

「ぶっ壊れる」と評判のATは?悪名高いハイドロブレーキは??センタリングハンドルは???

ドキドキしながら運転席に乗り込みます。('∀`*人)カンゲキー!


カムシンはブレーキの感覚が特殊なので、走り出す前にサルトルさんからレクチャーを受けます。


まず、ATのシフトをニュートラルにしてアクセルの感じを確かめるようにブリッピング。
「グウゥゥオオオーーーーン」と6千回転あたりまで鋭く吹け上がり、「さすがは名門マセラティ!!」としばし感動。(〃゚O゚)スゲー!


続いて、中央の大型のブレーキペダルを試しに踏んでみます。。。。。が!?


なんじゃこりゃああああああ!!!(ちょっと大袈裟?)


ブレーキペダルの踏みしろがほとんど無い。Σ(゚△゚;)えぇぇ!!


一般的なブレーキは少し踏むと少しだけブレーキがかかり、さらに深く踏み込んでいくとより強いブレーキがかかりますが、カムシンのハイドロブレーキは踏みしろがほとんど無く、しかも踏むとペッコン、ペッコン戻って来ます。

まるで、ブレーキのボタンを足で押していると言えばいいでしょうか?

こんなのでまともにブレーキがかかるのだろうか??ガクブル(((;゚д゚)))ガクブル

サルトルさん曰く、「ブレーキはちゃんと利くから大丈夫。強く踏めば強くかかるし、ゆっくり踏めば弱くかかるから。慣れるまでは大変だけど。(^^)」


「本当に大丈夫かなぁ。。。(;゚;д;゚;)」という不安を抱えながら出発。

予想通りなかなかボタンブレーキに馴染めず、しばらくはガックン、ガックンとギコチナイ運転。(-д-;)

ブレーキの操作に気を取られ、なかなかカムシンの乗り味を確かめられません。

それでも5分くらい運転すると、徐々にブレーキの利き加減も分かってきたので、おもむろにアクセルを深く踏み込んでみます。


「ブロロロロロロロオーーーーーン!!」
という豪快なエンジン音と共に、大排気量のアメ車のようにパワフルに加速します。キタ━(゚∀゚)━

以前、お友達のシルバー9さんに「カムシンはどんな車ですか?」と尋ねたところ、


「速い戦車(^^)」

という、凡人の私には理解しがたい表現を頂きましたが、今回カムシンの加速を体験してその意味がようやく理解できました(笑)

正にその言葉がピッタリの他を圧倒するド迫力の走りをします。


ハンドルはチョットでも左右に切る度に「コン、コン」という油圧コンプレッサーが作動する音がして、何か不思議な感じ。

油圧のサポートのお陰か、ロングノーズのフロントにV8エンジンが載っているとは思えないほど軽く、パワステ並に運転は楽々。(^^)

革安社長のインプレでは、「なにしろ高速で、ちょっとでもハンドルを切りすぎると、車が過敏に反応し、ローリングしてしまうほどデリケートな車だった。」とありますが、今回は高速運転はしなかったので、ココら辺のところはよく判りません。

かと言って、試すわけにも行かないし。。。(苦笑)

ただ、乗った感じではとても安定感があるので、問題ないかな~と思うのですが。。。

強制的にセンターに戻るセンタリングハンドルは今回は残念ながら試しませんでした。(シルエットドッグさん、期待させたのにスミマセン。。。o(_ _;)o)


試乗した印象としては、カムシンはトルクフルで大排気量のアメ車のような乗り心地。

ATで運転もラクなので、東名をブッ放して、御殿場アウトレットまで買い物に行くにはいいかなぁ~(荷物も沢山積めるし)と思いました。(´艸`)フフフ・・・


問題のハイドロシステムについては、長くなったので次回書きたいと思います。
Posted at 2010/03/10 23:00:08 | コメント(7) | トラックバック(0) | スーパーカー | 日記
2010年03月09日 イイね!

絶滅危惧スーパーカー試乗記(その5)

一夜明けて翌日、サルトルさんのガレージに行くと、前日には停まっていなかった鮮やかなイタリアンレッドの車が物凄いオーラを放ちながら鎮座していました。(@o@)おぉ~っ!!


マセラティ・カムシン

現在整備中とのことでしたが、私が是非乗りたいとリクエストしたため、わざわざ工場から届けてもらったそうです。
サルトルさん、本当に有難うございました。m(_ _)m


イタリアンレッドの車と言えば、先日の画像にもチョコっと写っていたカウンタックアニバーサリーも停めてありましたが、コイツはカウンタックも凌駕する存在感!!

正直、私のカウンタック熱も半分まで下がりました(苦笑)


見てください!この見事なまでのウエッジシェイプ!!

ウラッコも素晴らしくシャープなウエッジシェイプを誇りますが、切れ味はウラッコ以上です。(^^)

特にこのリアの鋭い造形は、見ていて感激のあまり涙が出てきました。(^Д⊂

これは単に“自動車”と言う工業製品ではなく、絵画や彫刻と同じ芸術作品です!!

本当にガンディーニの才能には惚れ惚れしますよね~(笑)

このカムシンは後期型でフロントノーズにスリットが入っています。

スリットが入っていない前期型のほうがシャープでイイ!という方もいらっしゃいますが、個人的には何となくノーズ部分が間延びした感じがするので、こちらの後期型のほうが好きです♪

先端中央のフロントノーズのスリット、さらにボンネット上に設けられた左右非対称のルーバー。
これを芸術作品と呼ばずして、何と呼べばいいのでしょう??

内装は「さすがはマセラティ!」と唸らせるほどの豪華な造りで、もちろん状態は新車と見間違うほどの極上!

外装のイタリアンレッドにブラックとタン(ベージュ)を組み合わた内装は本当によくマッチしています。


今回試乗させて頂くカムシンはAT仕様なのですが、「ぶっ壊れる(革安社長談)」と評判のATはどうなのか??
また、問題のハイドロブレーキは?センタリングハンドルは??


次回の「驚愕のドライブ編」を待て!!(笑)
Posted at 2010/03/09 18:20:46 | コメント(7) | トラックバック(0) | スーパーカー | 日記
2010年03月04日 イイね!

絶滅危惧スーパーカー試乗記(その4)

いよいよ、待ちに待った黄色ウラッコの試乗です。o(^^o)(o^^)o


まずその前に、ウラッコが絶滅危惧種に追いやられてしまった原因を私なりに分析してみたいと思います。

①新型設計のエンジンは、タイミングベルトが普通V8では片側バンクで一本、都合2本使うのに、両バンクを長いベルトでぐるりと一回りさせているため、点火タイミングの調整が難しい。

また、車の台数が少なく、扱った経験のある技術者がほとんどいないというのも調子の良いウラッコが少ない一つの要因だと思います。

②オリジナルの「ルーカス」製のオルタネータの発電量が不安定のため、安定した電圧の供給が出来ない。

事実、ウチのキース号も来日当初は信号などで止まる時、やや強めにブレーキングすると、オルタネータ警告ランプが付いて自然にエンストすることが度々ありました。

オルタネータを国産の信頼性の高いものに交換することも検討しましたが、ウラッコに合うもの(サイズ?電圧?)が無く断念。(TдT)

結局、セミトラ化することによって、ある程度は解決しましたが、まだ相変わらず発電量は心細い。。。


この2点がウラッコの評価を下げた大きな原因と考えます。(サルトルさん、いかがでしょうか?)

もちろん、この黄色ウラッコはサルトルさんが研究に研究を重ねた結果、この2つのウイークポイントに対する対策はバッチリ出来ています。(*^ー゜)v


いよいよエンジンを掛けますが、相変わらずのセル一発始動!
コレって凄い事なんですが、もう麻痺して当たり前になって来ています。(^^;)


アクセルはキース号と同じく、踏み始めはやや硬めなのですが、その硬い部分を越えると

「グゥォオオーーーン!!」

と雄叫びを上げながら鋭く反応します。

その反応の鋭さはウチのキース号以上!(¨O¨;)ヒャ~
やはりコレはベストの点火タイミングで調整されているエンジンの真価なのか??

このレスポンスの良さは、革安社長がHPで酷評されていた、
「アクセルのストロークも大きく、かなり踏み込んでいかないと回転が上がらないのだ。しかも、重ったるい感じで。」
というのとは全く違います。


さらに、走り出して、またビックリ!!( ゚∀゚ )

前に乗ったモントリオールは完成された上品な乗り味であるのに対し、ウラッコは未完成ながら野性味溢れる荒々しい乗り味で、まさに“スーパーカー”そのもの!

しかも、ウチのキース号とはエンジンサウンドが全然違う!
黄色ウラッコはエアクリーナーを外し、ファンネル剥き出しの仕様になっているので、こんなに迫力のある音がするのか??
いや、それだけでは無いような気が。。。


さらに、さらに、ビックリしたのが、走行中、発電量を示すアンメーターがプラス(+)に振り切っていること。\(◎o◎)/!

どうやらオリジナルのルーカス製ではなく、特別に加工したオルタネータに換装しているのでこの発電量が出ているのでしょう。

これなら、夜間にライトとエアコン付けて走っても全く心配ないですね♪


完成された黄色ウラッコの試乗は、私にとって本当に衝撃の連続でした。(^^*)


ウラッコはコンパクトで上品なスタイリングを持つ大人のスーパーカーでありながら、V12のミウラような闘牛の荒々しさを体験できる、
「一粒で二度美味しい」グリコ\(^-^)/
のような車と思いました(笑)


次回はついに最終回、「マセラティ・カムシン」編です。。。
Posted at 2010/03/04 22:10:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | スーパーカー | 日記
2010年03月03日 イイね!

絶滅危惧スーパーカー試乗記(その3)

試乗記を楽しみに待っていて下さった皆様(いるのかな?)、お待たせ致しました。

ウラッコ試乗記の続編。今日は内装編です。
モントリオールは1回で終了でしたが、ウラッコは特に思い入れのある車なので、次回のドライブ編を含めて、全3回でお送りいたします(笑)


サルトルさんは大変綺麗好きな方なので、お持ちの車の内装はどれも新車と見間違わんばかりの極上コンディション!!


ウラッコのコックピットで特徴的なのが、左右に配置されたメーターレイアウトと深くコーンされた4本ステアリング。

その独特の形状のため、コラムが無く、ステアリングはダッシュボードに直接付いている感じです。
通常ではコラムに付く、ウインカーレバーやキーシリンダーもダッシュボードから生えています。

この円錐状ステアリングは、いかにもウラッコという感じがして、雰囲気良いですよね~♪


一方、右ハンドルのキース号は、メーター配置は同じでも、ステアリングはノーマルのタイプ。
ウインカー&パッシング&ホーンのコンビネーションスイッチとキーシリンダーはコラムから生えています。

ちなみにステアリングは「フェレロ」製。
こちらもいかにもスポーツカーという雰囲気で、なかなかカッコイイ!

ココら辺は好みの分かれるところですよね♪


この黄色ウラッコはエアコン&パワーウィンドウ装備の豪華版“S”仕様。
センターコンソールにエアコンの噴出し口があり、運転席と助手席の足元がセパレートされています。

一方、キース号はエアコン無しのタイプなので、足元広々(笑)


次にシートですが、黄色ウラッコのシートは初期型の通称“カマボコシート”

モダーーーーンやね(笑)
このシートもいかにもウラッコらしい部分の一つだと思います。

カマボコシートはデザインも良く、カッコイイのですが、革安社長の仰るとおり座り心地はイマイチでした(^_^;


一方、キース号は後期型の通称“ガチャピンシート”

デザイン的には劣りますが、座り心地はコチラの方が上ですね。(^^)


ウラッコのコックピットはタダでさえ特徴的なのに、左ハンドルと右ハンドル、前期型と後期型、S仕様とノーマルでここまで内装の雰囲気が違うというのも面白いと思います♪


この黄色ウラッコは、外装はパッシングライトを取ってフロントのシャープ感を出し、ガンディーニデザインの特徴であるウエッジシェイプを最大限に強調。
また、内装についてもウラッコのインテリアデザインの特徴である、深いコーンのステアリングとカマボコシートの組み合わせにするなど、ウラッコの良さを最大限に引き出した理想型(色は置いといて)の車であると思いました。


次回はいよいよこの黄色ウラッコをドライブします。

To Be Continued。。。
Posted at 2010/03/03 15:55:12 | コメント(7) | トラックバック(0) | スーパーカー | 日記
2010年02月26日 イイね!

絶滅危惧スーパーカー試乗記(その2)

モントリオールの興奮が覚めやらぬまま、続いてはウラッコの試乗です。
この黄色のウラッコは“日本一のウラッコ使い”であるサルトルさんがテストにテストを重ねて仕上げた渾身の一台。
世界的にも最高のコンディションであることに間違いありません。


実は、今回の“絶滅危惧スーパーカー乗り比べの旅”で一番楽しみにしていたのは、この黄色ウラッコに試乗することでした。

ただでさえ、生存数の少ないウラッコ。
もちろん自分のウラッコ以外には乗るどころか、見たことすらありません。

最高の状態である黄色ウラッコと自分の白ウラッコを乗り比べて、自分のウラッコがどれ位のレベルにあるのかを知るというのが今回の旅の目的の一つでもありました。


まずは、外装。

色は最初、ソリッドの黄色と思っていましたが、良く見るとメタリックが入っている様子。
黄色というよりゴールドの方が近いといった感じでしょうか??
このイエローメタリック、室内ではそれほどでもありませんが、お日様の下だと輝いて本当にキレイに見えます。

また、この黄色ウラッコはフロントのラインがイヤにスッキリしていて、とてもシャープ。
何でこんなに印象が違うんだろう??とずっと不思議に思っていましたが、実物を見てようやく気が付きました。

この車、フォグランプが付いてない!


これに対して純正のフォグランプが付いたウチの白ウラッコ。

シャープなフロントラインに出っ歯のように付けられたフォグランプ。(^^;)

まるで「バカボンのパパ」な~のだ ||:3ミ

自分のウラッコが野暮ったいと言うかマヌケに見えたのは、このフォグランプのせいです。(キースの英国ナンバーも確かにジャマですが。。。)


実際、サーキットの狼に登場するウラッコもフォグランプが付いていません(^^)
(だからカッコイイんですね!)



さらに、通常の銀メッキのバンパーをブラックフィニッシュしてあり、そこも全体の印象を引き締めている要因の一つでしょうか??


今回、この黄色ウラッコを含めて全部で4台のウラッコを見ましたが、ウラッコには明るい色よりも、マルーンとか紺メタのようなダークカラーの方が似合うような気がしました。

もちろん定番の赤もカッコイイのですが、ダークカラーの方がウラッコのデザインの特徴であるウェッジシェイプがより引き立つような気がします。

シートレイアウトも2+2ですし、ガンディーニはウラッコを「上品に乗る大人のスーパーカー」をイメージしてデザインしたのではないでしょうか??





でも、私個人的には、ウラッコのカラーといえば。。。

子供の頃、スーパーカーショーで見た「メタリックグリーン」なんですけどね(笑)


次回に続く。。。
Posted at 2010/02/26 18:05:44 | コメント(9) | トラックバック(0) | スーパーカー | 日記

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TIMEKEEPERこと“タッキー”と申します。 1974年式ランボルギーニ・ウラッコP250に乗っています。 旧車生活4年目に突入しましたが、プラグ一つ替...
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