
コメディーとコミカル。
似ているようでそこにはたいそうな違いがある。
「傷だらけの天使」と聞けば誰しもがショーケンと水谷豊のそれを連想するだろうが、この97年映画版では豊川悦司と真木蔵人がそれぞれの役どころを演じる。
この配役。ちょっと聞いただけでは、さほど違和感はないと思った。
水谷豊的な味を出せる若手の役者といえば、今、真木蔵人以外にはないだろう。ナイスキャスティングである。
しかぁし
問題は豊川悦司である。
テレビ版と違って当然だし、別にショーケン的である必要もないのだが、いかんせん、トヨエツの魂の中には、このドラマの根底にあるコミカルな”粋”は解釈不可能なのか
なんだか、完全にコメディーをやるつもりらしいのである。
本当は笑える必要はないハズなのに、どうにもトヨエツは笑いを求めているようで、たいそうぎこちない。いや、寒い。
それはまるで、新入社員の飲み会に来た上司が若手のノリに合わせようと無理している姿に近い。
その寒さを感じた真木蔵人も心なしかトヨエツに冷たい。
これは俗に言う、大失敗である。
Posted at 2008/12/03 20:21:44 | |
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