
先週の横浜から、今週は千葉の幕張に場所を替えて今年最後のレースに臨みます。
前回の幕張では体の事前準備に失敗をしました。
今回はスタート前の体調を万全にして望みます。
ライバル君に勝った前回。今回も勝つことが出来れば本当に実力が近づいたことになります。
さてどうなることか。
前日に少し雨が降ったものの、当日は快晴。
日がかげると寒いけど、今の時期からすれば十分に暖かいちょうどいい天気です。
早速コースコンディションを確認するために試走へ。
路面の状況しだいで空気圧を調整します。
コース全体の1/5位が泥濘になっている様子。
それ以外は乾いているので、空気圧は高めにセット。
乾燥路と泥濘では0.4kgくらい空気圧を変えます。
状況しだいで0.1kgずつ合わせ込みします。
実際そこまでやらなくてもって声もありますが、実際変わるし、気分的なところもありますからね。
今回は先週と違って家に置いてある自転車で走ります。
整備も万全ですから、先週のようなトラブルは出ないはずです。
って言うか、メカニックの意地として出させません(爆)
さて、そうこうしているうちに1時間耐久レースのスタートです。
スタート位置は前から4列目。46人の出走者です。
前回の屈辱を晴らす結果が出せるのか、ドキドキしながらスタート。
全員が団子状態のまま100mくらいの直線を走って第一コーナーへ飛び込んでいきます。
第一コーナーでふるいにかけられて、バックストレートで1列の並びが出来始めます。
まあ10番目くらいで出てくるのかなと思いながらビデオをまわし続けます。
カメラの画面を見ているだけでは、誰が誰だかわからないんです。
画角をはずさないようにするのが精一杯で。
息子がどこにいるのかもわからないまま全員が抜けていきました。
3分くらいは見えないエリアになるので、しばらく待ちの状態です。
ふと第一コーナーのほうを見ていると、まだ人がいました。
たぶん転倒者でしょうって、、、、、、
むすこぉーーーーーーーー
おまえはそんな所で何やってんだぁ!!!
というわけで、ビリです。
最下位からのスタートとなってしまいました(泣)
本人はニヤニヤしながら前を通っていきましたが、恥ずかしさと焦りが混ざっていたんでしょうね。
なんて感じではありますが、あきらめずに追撃に入っています。
しかしながら、半周のビハインドはキッツいです。
ここに出ているのは、午後のゆったり耐久とは違いそれなりに走れる人たちばかりですから。
とはいえ珍しく集中力が途切れません。
まずは3周で追いついてから怒涛の追撃。
ラッキーなことに周回カウントをするエリアが狭くなっているため、そこでは全員の速度が落ちています。
しかもそこは泥でぐちゃぐちゃ。これはチャンス。
ここをいかに早く通過するかで追い上げのペースが決まりそうです。
テクニック勝負ですね。
その後、トップにラップされたときにその人についていくという手段でさらに順位を挽回していきます。
さすがにトップ集団には4周くらいしかついていけなかったけど、まあよくがんばったかなと。
その後は淡々と周回を重ねて結果は7位/46人。
ライバル君に追いつくところまではいけなかったけど、途中の周回タイムでは上回っていたことで良しとしました。
さて次はスプリントレース。
3周を全力で競います。若人クラスは8人の出走。
前回ライバル君に勝った力が実力なのかどうか、今回の結果で判明します。
息子的にはそこがドキドキの様子。
全員がさっきの1時間耐久に出たメンバーですから、条件は同じ。
自信を持って行けー
頼むから第一コーナーで転ぶなよ。
そしてスタート。
20代後半の人がトップで飛び出します。
息子は珍しくスタートダッシュが決まり、2位で第一コーナーをクリヤしました。
ライバル君はその後ろで3位。
すっごい速度でバックストレートを走ってきます。
いつもは冷静なライバル君、バックストレートで早速アタック。
息子も負けじとアタック返し。
一周目からバトルが始まってます。
二人とも全力加速なので不安定な状態。
接触すれば二人で自滅することになるのに、肩やハンドルが触れるくらいに接近してます。
MCの人も興奮してアナウンスしています。
ここはライバル君の勝ち!
次にゆるい丘のセクションに入ります。
残念ながらそこは見えないんです。
次にホームに来たときは息子が先行です。
このまま行けるか!
2周目のバックストレートで再度アタック。
今回もライバル君の勝ち!
ぎりぎりのところで先行を許します。
でも引き離されているわけではないので、まだチャンスはある。
さあホームに戻ってきたら、また息子が先行。おお!
丘を下りたところの高速コーナーで抜いてきたみたいです。
この周のホームストレートで、先行していた人を2人で抜きました。
そう、優勝争いになりました。
3周目のバックストレート。
またもやアタック勝負です。
3周目なのに速度がほとんど落ちていないし。
二人ともアドレナリンが全開状態なんでしょうね。
MCのアナウンスも絶好調。私を含むギャラリーも注目です。
この周もライバル君の勝ち。
さすが経験値が違いますね。
彼は小学校1年からやっているベテランです。
かけひきのかけどころがわかっています。
そしてホームに戻ってきたところはライバル君先行。
最後のアタックをかけるも車体半分でライバル君の逃げ切り優勝。
うーん残念でした。
今回も楽しませてくれたレースでした。
周りのギャラリーの方々も、たくさんの方が惜しかったねーと息子に声をかけてくれたみたいなので、楽しんでもらえたのかなと思います。
結果としては負けたけど、実力はライバル君に近づいたといっても問題ないかと考えています。
1年前は耐久ではラップされていたし、スプリントでもバトルすることすら出来なかったんですから、ちょっとは褒めてやることにします。
今回、撮っておいたビデオから、弱点を発見することが出来ました。
コーナーリングの速度は息子のほうが速いみたい。
ただ、コーナーからの立ち上がりを含めた直線における加速が厳しい。
息子いわく「気合を入れて加速しようとすると後輪が滑る」だって。
確かに現在後輪に付けているタイヤは、走行抵抗を減らすためにブロックが低い物を付けています。
もうそれだと漕ぐパワーに負けて滑ってしまうのか。
ここ半年で力がついてきた証拠ですね。
タイヤに負けないパワーがついてきているのであれば、選択肢はいろいろあります。
後輪の低抵抗タイヤを卒業する時期に来たようです。
冬の間に試してみて、来年のシーズンに備えることとします。
今回はよくがんばった!
おつかれさま。