![ADVAN-FX レストアレポート [Vol.4] ADVAN-FX レストアレポート [Vol.4]](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/031/703/181/31703181/p1m.jpg?ct=7aa510c397c0)
何故にアドバンランサー???と思われた方・・・
まずは2009年3月にアップした下記の日記を参照願います。
アドバンカラー⇒
坂本自動車

そうです。ついにFXをアドバンカラーとするために坂本自動車さんへ入庫致しました!
車(FX)の方は今回でアドバンカラーに塗られるのは3度目になりますが、自分にとってはこれが人生初のオールペンになります。

1986 1989 1992 1995 2013
生涯で3度もアドバンカラーに塗られるマシンも少ないと思いますが人生初のオールペンがアドバンカラーになるなんて・・・実は10代の頃にADVAN-MR2を見た時からの憧れのカラーでした。
入庫時には丁度、奴田原選手のアドバンランサーも修理で入庫しており、間近でWORKSアドバンカラーのクオリティを確認する事ができました。
作業が進んだ段階にてまた坂本自動車さんへお邪魔して作業の状況をブログの方へもアップさせて頂く予定です。
自分自身もどのような工程を経てアドバンカラーになっていくか大変興味のあるところです。
話は前後しますがオールペンに出す前のレストア状況についても少しアップ致します。
フロア裏は表面のサビをワイヤーブラシで落とした後にサビ止め→ペイントで仕上げました。
文章で書くとたった1行の成果ですが、車の下に潜ってやる方はそりゃもう大変(笑)

フロア助手席側はグループA時代にサイド管が通るための逃げとしてフロアを叩いた形跡が残っています。(ジムカーナ仕様にリメイクされた際マフラーは後方排気に変更され、フロアの凹みもある程度まで叩き戻されています。)
室内もレストア前の塗り分けと同じくフロア面と屋根裏はグレー、安全タンクの隔壁部はフラットブラックでペイントしました。
助手席側フロア面にボルト止めされていた約30Kの鉛のウエイト。
今回はとりあえず取り外す事にします。

当初、ボンネット裏も全面フラットブラックで塗装するつもりで表面のヤスリがけまで行ないましたが作業途中でなんとなくここだけは当時の面影を残しておくのも良いかなと思いこのまま未塗装でいく事にしました。決して手抜きではありません(笑)

今では当たり前になったカーボンパーツですが当時はトップカテゴリのレーシングカーのみに使用される高価なものでした。
この辺りは当時アドバン軍団のスポンサーにもなっていたEVAの先進さが伺えます。

フェンダーの裏もサビ止め塗装後にアンダーコートを上塗りしました。
フェンダーは純正スチールのままですが坂本自動車の匠の技により二枚分のフェンダーを使用し、アーチ部を継ぎ足す事でセンス良くワイト化されています。
継ぎ足された接合部を見ると丁重に溶接された跡が良く分かります。
製作から25年経つ現在でも表面の継ぎ目にクラックはありません。
山本選手のADVAN-SUNNYやADVAN-MR2はフェンダーもドアも全てカーボン製であるのに対し
FXでカーボンパーツに交換されているのは前後バンパーとボンネット、リアゲートのみ。
この辺りは上記で書いたウエイトの件もあり、恐らくCⅡクラスではDクラスと違って最低重量の制限規定があったために前後オーバーハングや高い位置のパーツを中心に軽量化を狙ったものと推測されます。
現在エンジン、ミッション、リアの足廻り、ロールバー等は車体から取り外された状態のままなのでオールペンの間にこれらのパーツも並行して仕上げて行く予定です。
Posted at 2013/11/23 11:05:48 | |
トラックバック(0) |
KYB-ADVAN-FX | 日記