![真・伝説の男達 [水野雅男編] 真・伝説の男達 [水野雅男編]](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/699/217/28699217/p1m.jpg?ct=c4c45da6fc5f)
光と影、山本選手がミスターアドバンの光の部分だとすれば、正に水野氏は影のミスターアドバンというえるかもしれない。
水野氏がいたから、これまでのアドバンや、山本選手の栄光があったといっても過言ではないだろう。
まだジムカーナがそれほど盛んでない頃から山本選手をサポートし、山本選手にとっても公私ともに恩人と感じる一人だという。
タイヤ競争が激化しつつあったこの頃も軽量ハイパワーなADVAN-MR2のトラクションを路面にダイレクトに伝えるには、
ADVANでなくてはならなかった。
ADVAN-MR2用に開発されたタイヤはサイズ的にはグループAのものと同じだが、コンパウンド等が全くの別物で、正に山本スペシャルといえるものなのである。
山本選手と水野氏のエピソードとして有名なのが山本選手がジェミニでチャンピオンを獲った翌年の83年の全日本戦の翌日に起こったある事件であるが、あえてここではその話の内容については控えておく事にしよう。
もし興味のある方がいらっしゃれば、下記雑誌(バックナンバー)の中の記事
「アドバンサニー+山本真宏」にそのエピソードが書かれているので是非読んで頂きたい。
「Nostalgic Hero」 11年06月号/Vol.145
山本選手はその時、水野氏から言われた一言にもの凄い衝撃を受け、また、本当の勝負の意味を知る事となる。
この事件をきっかけに山本選手の勝負への拘り、そしてプロとしての意識はより強いものとなった。
山本選手自身もその後「あの時の事件は今でも頭の中に鮮明に焼きついている。水野さんのあの言葉がなかったら、通算11回のチャンピオン獲得はなかったと思う。」と語っている。
ご存知の方も多いと思いますが水野雅男氏こそが
ADVANブランドを立ち上げたその張本人であり、正にミスターアドバンそのものと言えるかもしれません。
因みに水野氏は愛犬家でもあり、当時飼っていた愛犬の名前は「
アドバン」。
はたして
犬が先かタイヤが先か?はご本人に聞いてみないと定かではないが、もしADVANの名前の由来が犬の名前からとったものだったとしたら・・・・
それはそれでなんだかホッコリする話しだと思いませんか?
Posted at 2012/12/24 09:40:53 | |
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