クランクシャフトプーリー交換　その２

「その１」の続きです。

新たにセットされましたＳＳＴ、
これのボルトを締め込んでいくことで
ホールディングツールが引っ張られる形となり、
それに伴いクランクプーリーも引っ張られて
抜けてくるといった構造となります。
（何とも分かりづらい説明ですが．．．）

ようやくクランクプーリーが外れました。

ここで一応、新旧比較をしておきます。
左が古い方、右が新品のプーリーです。
ダンパー部を比較しますと一目瞭然ですね．．．。

一応裏側も。

そして一応、プーリーボルトも。

同様に左が旧、右が新です。
画像では分かりづらいですが、
何故か古い方のネジ山の先は
微妙に斜めに擦り減っています．．．。
もしかして、腐食．．．？

せっかくクランクプーリーまで外したなら
ついでにＴベルトカバーも外したくなるもので．．．。

というわけでカバーを外そうとしたところ、
カバーの上半分はアッパーホースや
インタークーラーのパイプに接触してしまい
浮かすことしか出来ない状況．．．。

まぁ、上半分が浮きさえすれば
下半分は外せるから良いか、的な．．．。

下半分のカバーは普通に外すことが
出来ましたので、これで一応Ｔベルト
周辺の確認は行うことが出来ます。

約１年１ヶ月ぶりという短いサイクル
での確認ですが、特に異常は見られず
とりあえず一安心です．．．。

確認も無事に済ませたところで、
あとは新品のクランクプーリーを
組み付けて復元していきます。

クランクプーリーを緩めたときと同様、
ＳＳＴをセットして回り止めを施し、
プーリーボルトを締め付けます。

躊躇せず思いっきり締め付けるくらいの
勢いで良いかと思われます。
最終的にはトルクレンチでの確認を忘れずに。

補機類ベルト等、外した部品を復元して
作業は完了です。

今回の私の場合は、別にしなくても良い
Ｔベルトカバーの脱着をしたり、所々で
撮影をしながらの作業でしたので
トータルで４時間ほどの作業時間を
要しましたが、それらが無ければ
３時間ほどで可能だとは思います。

また、今回使用しましたＳＳＴですが
これは工具メーカーやディーラーによって
形状が結構変わってきたりしますので
あまり参考にならないかもしれません．．．。

大まかな作業の概要の紹介、ということで
ご了承頂ければ、と．．．。