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TWIN-HAMの愛車 [トヨタ ソアラ]

整備手帳

作業日:2009年8月7日

カム/Fクランク/オイルポンプシール交換(追記あり)

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1
カムシャフトオイルシール(×2)・
フロント側クランクシャフトオイルシール・
オイルポンプシールの交換です。

各オイルシールを外しますと大抵は
エンジンオイルが垂れてきますので、
何となく上から交換していった方が良いかなということで
まずはカムシールから交換していきます。



以前に使用した画像とダブっていますが、
画像の状態では、まだカムシールは
姿を現していません。
黄矢印で示している
黒いバッキングプレートの裏に潜んでいます。
なのでまずはこのプレートを外します。
2
プレートを外し、
カムシールが姿を現しました。
(画像の白矢印で示している2つ)

さすが、19年も無交換でしたので、
結構オイルが漏れていますね...。
ここで漏れているオイルが
タイミングベルトに付着しますと
ベルトの傷みが早まってしまいますので、
100000kmに達していなくても
タイミングベルトカバーは開けて
確認した方が良いかもしれません。
しかし、カバーを開けて確認するということは
ほぼタイミングベルト交換と同等ですので、
そう簡単にはいきませんよね...。

一応、クランクプーリー下部からの
オイル漏れの有無を外から確認することで
カバーを外さずに内部のオイル漏れの有無を
確認することは出来ますが、
それだと単純にクランクシールから漏れているのか、
それともカムシールから漏れたオイルが
下に伝って来てクランクを通じて漏れているのかが
判断しづらいので...。
3
オイルシールの外し方ですが、
いろいろあるとは思いますが
私の場合は画像のように
先が細めのマイナスドライバーを
シールとエンジンの隙間に突っ込んで
こじり出します。

ただ、普通に手で突っ込んだだけでは
おそらく外れないと思いますので、
ドライバーの頭をゴムハンマーで軽く叩いてやって
ドライバーの先を少し奥へ
侵入させてやる必要があります。

そしてこじり出す時の注意点ですが、
一気にこじて外そうとすると
ドライバーの先端が折れてしまう
恐れがありますので、
最初は徐々に、だんだんと大きく
こじていく感じにすると良いかと思われます。

1ヶ所で外れない場合は、
異なる数箇所からもこじていくと
だんだんとシールが外れてきます。
ただ、私はなるべく下の方よりも
上の方をこじるようにしています。
4
シールが外れました。

分かりづらいですが画像の赤○部分、
こじり出す際にどうしても
エンジン側にも傷が入ってしまいます。
浅い傷ならそれほど問題は無いと思いますが、
傷が深いようでしたら軽く研磨してやった方が良いかもしれません。
傷が深いまま新品のシールを
組みつけようとすると、
新品のシールにも傷が入ってしまい
そこからオイル漏れを起こしてはいけませんので...。

先程、なるべく上の方からこじると言ったのは
画像のように下の方にはオイルが溜まるので
あまり下の方に傷は付けたくないと
いう考えでして...。

新しいシールを組む前に、
下の方に溜まっているオイルは
なるべく拭き取っておきます。

実は新品のカムシール組み付け後に
撮影を忘れてしまいましたので、
シール組み付け時の注意点は
後程クランクシールの交換時に説明します...。
5
まだタイミングベルトを外していない
状態の画像ですが、
そこはお気になさらずに...。
あくまでクランクシールからの
オイル漏れの状況を
紹介しているだけですので...。
(↑黄○部分)

緑○部分はオイルポンプですが、
ここからのオイル漏れは見られません。
ですが、ついでですので
ここのシールも交換しておきます。
6
カムシールでは撮影を忘れてしまいましたが、
新品のクランクシールと
オイルポンプシールを
組み付けた様子です。

シールを組み付ける際は、
シールの径よりわずかに大きい径の
ソケットレンチなどを介して
ゴムハンマー等で叩いて入れてやります。
(なるべく肉厚なソケットの方が良いです)

なぜ若干大きい径のソケットかと申しますと、
シールと同じ径または小さい径のソケットですと
叩きすぎてシールが奥に入り過ぎてしまう
恐れがありますので...。
わずかに大きい径のソケットでしたら
ソケットの端がエンジン側に当たり、
エンジン側とシールが同じ面位置に
なるというわけです。

ただ、そんなに大きいソケットは
なかなか用意出来ないこともありますので、
その場合は短めのエクステンションバー等を
使って行います。



----------------
《※ここから下の文章が追記文です》

この場合の注意点は、
1箇所ばかりを集中して叩かないことです。

ソケットなら中心部を叩けば
シールの全周が均等に入っていきますが、
バーではそうはいきません...。
どうしてもスポット的にしか叩いて
入れることしか出来ないわけですが、
だからといって1ヶ所のみを先に
叩き入れてしまいますと
当然シールは斜めに入ってしまいます。

なので、1ヶ所が少し入れば
次は正反対に位置する別の箇所を
また少し入れていくといった感じで、
全周を均等に少しづつ入れていくことが大事です。

また、シールの裏にはスプリング状の
リングが組み込まれているのですが、
シールが斜めの状態で無理矢理入れようとすると
このリングが外れてしまう恐れがあります...。
無理矢理にでもシールを組めたとしても
スプリングが外れていては...。

リングが裏にあるということは、そうです、
組んだ後では確認が出来ないのです...。
ただ、ちゃんと真っ直ぐに
シールを入れていれば
リングが外れていることは
まず無いと思われます。

ただシールを入れるだけの作業ですが、
結構神経を使う作業です...。

全てのシールを組み付け終えたら、
漏れてしまったオイルの跡を
パーツクリーナーで洗浄します。
先程、ウォーターポンプ交換時に垂れた
LLCの跡も同時に洗浄してやります。

これで一応、シール交換は終了です。



さて、この項目の最初に
「フロント側クランクシャフトオイルシール」と
表記しましたが、そうです、
クランクシールはリヤ側にも存在します。

ただ、リヤ側を交換するには
ミッション本体を降ろさなければなりません...。
今のところはリヤ側からの
オイル漏れは見られませんので、
今回はそのままで...。
いずれATミッションがトラブルに陥り
リビルトミッションに交換する必要が生じた場合は
当然Rクランクシールも交換します。

意外とそんな日は遠くないかもしれませんが...。

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