
やる方はいらっしゃらないと思いますが・・・
デメリットも多いので、おすすめできません。備忘録ということで。
自分、集合住宅に住んでおり、敷地内駐車場が上下動作する3段パレット式の立体駐車場です。格納できる自動車のサイズは全長5000mm/全幅1850mm/全高1550mmとなっています。それに対し500Xクロスプラスのサイズは全長4270mm/全幅1795mm/全高1625mmと全高がオーバーしてしまいます。
マンションの管理組合などによっては、多少のサイズオーバーを許容するケースもあるようですが、うちは管理会社の事前審査で車検証またはカタログサイズの提出が必要で、この時点で通りませんでした(´・ω・`)
この辺の事情をネットで検索すると、前述したとおりOKな場合もありますし、無視して入れて車両や設備を破損させてしまうケースなどもあるようですね。
自分の場合は車両のパーツ変更などで車高を変えれば収容規定値内に収められそうでしたので、それで対処することにしました。規定値内の実測値を申告すれば行けるかなと甘い考えでしたがダメで、車検証などの書類上で証明しなければならないとのこと・・・(´;ω;`)
ということで、構造変更して車検証を書き換えました。
今回、敷地内駐車場に収めたいという強い意思があってそうしましたが、下記のようにデメリットも多いためおすすめはできないです。
メリット
○一般的なサイズの立体駐車場に置ける(自宅も外出先も)
○自宅最最寄り駐車場
○青空駐車と違いクルマへのダメージ小
デメリット
×車検の再取得、車検期間が新車時3年→2年
×それに伴い重量税払いなおし
→コストデメリット 重量税3年分36,900 + 検査手数料 \2,100 = \39,000
陸運局の検査員の方々も事務の方々みなさま親切で、聞けば教えていただけますし、受けてみた感想としては、自分の中の陸運局での手続きというハードルはかなり下がりました。こうなると車検もユーザ車検受けるのもありですかね~。その場合、日々使用してきて劣化があるところ、きちんと整備された車両を持ち込むのが前提になるので、また気にするところが違ってくるでしょうね。
■事前準備
・全高の変更(155cmへ)
全高 1625mm -約45mm(スプリング変更) -約(ルーフレール取り外し) = 1550mm
・構造変更の理解
国土交通省webページ https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/kns05.htm
・ユーザ車検の理解
国土交通省 検査登録のしくみ
★上記2つを熟読
・車両整備 →★今回ほぼ新車なのでスキップ
・検査予約
webから可能
自動車検査インターネット予約システム
・書類
・自動車検査証 車検証
・自動車税納税証明書
・点検整備位記録簿 今回必要無かった
・自賠責保険証明書 新車登録時3年分支払い済
・自動車重量税納付書・印紙 現地でもらえる。印紙は現地で購入。
・検査申請書(OCR第2号用様式) 現地でもらえる。国土交通省のwebページからダウンロードもできるが、書き方よくわからないし、事前準備不要と思う。
・自動車検査票 現地でもらえる
・手数料納付書・印紙・証紙 現地でもらえる。印紙・証紙は現地で購入
■当日
陸運局にて。★構造変更の場合は自分の管轄の陸運局で行う必要あり
1)ユーザ車検の窓口へ出向き、
・構造変更をしたい(全高を変更する)
・今回初めて
であることを伝えたところ、
・書類の書き方の説明書/見本
を貸与してくれて、
・4枚の書類(自動車検査票、自動車重量税納税証明書、検査申請書(OCR第2号様式)、手数料納付書
を棚から取って、見本を見ながら記入し、別の建物の窓口から印紙、証紙を買って貼り付けてもう一度こちらに持ってくるように伝えられました。

今回“構造変更”なので、その見本を見ながら記載しました。ほとんど手元にある車検証を写す感じです。自動車検査票の裏面、“全高”を変更するのでその部分は空欄にしておきます。
再度同じ窓口にて、記入した書類のチェック、必要書類のチェックをしてもらいます。OKなら、検査レーンを指示されます。“2番”と伝えられました。
2)検査レーンへ並びます。

建物からずらりとクルマが並んでいて、最後尾がパッと見判らなかったのですが、アスファルトに番号が書いてるので安心できました。

“マルチ”コースってどういう意味なのでしょう・・・?
3)ユーザ車検

まずは車検を受けます。ライトの点灯、ホーン、左右ウィンカー、窓の上下、ブレーキランプ、バックランプ、車体番号、フロントのエンジンフード、リアドアの開閉などを確認されます。

“リアのスペアタイヤのところ見せてください”って言われて見せたのですが、どうやら車体番号が“フィアット500”はそこにあるようで、“フィアット500X”は別の場所、★右側前方席(運転席)のフロアマットの下でした。

これらを見ている最中に、棒でホイールボルト(ナット)をコンコンされて緩みを確認されますので、★事前にホイールキャップを外しておく必要があります。
次に排ガスの検査、ライトの光軸の検査、下回りの点検、ステアリングのがたつき、サイドスリップ、ブレーキ制動、スピードメーターの検査を受けました。スピードメーター、40km一定にアクセル調整してライトをパッシングさせるのですが、これが緊張して一番難しかったです(;´д`)
車検が終わった後、改めて“1番”のレーンに並ぶように指示を受けました。
4)変更部分の検査

検査コースで全高を測るようです。バイクのレーンではメジャーで測っていたのですが、車は計測器で測られたようです(メジャーで測る姿を見掛けなかった)。前後のタイヤをある位置へ乗せる行為もしたので、車両重量、全長、全幅、全高はセットで測られるようです
5)書類の発行
最初の建物の発行窓口へ自動車検査票などの一連の書類を提出し、新しい車検証が発行されました。

無事に全高が“155cm”となっています(´∀`)!
スプリング変更、ルーフレール取り外し後、自分で何回か高さを計測しましたが、メジャーでは目測にしかならなく、ちゃんと155cmになっているか心配していましたがよかったです。これで納車前後からずっとモヤモヤしてたのが晴れました!
検査員の方と少しお話したのですが、「新車登録と同時にできればよかったんですけど・・・」と聞いてみましたが、よく判らないとのことでしたので、なかなかこういうケースは無いようです。新車登録で型式認定を受けている場合は車両の持ち込みはなく、書類のみでの登録になるようなので(このケースがほとんどだと思います)、新車登録時に全高を変えての登録は出来ないのかも知れないです(未確認、あくまで想像ですが)。
ほかは、検査員の方、事務の方、話すたびに「もったいないね」って言われました。登録1ヶ月しか経ってない&500kmしか走ってなくて車検ですしね(;´д`)。重量税ももう一度払わなければならなくなりますし、3年後だった次の車検が2年後になってしまいますし・・・
■参考
プリウスαを立体駐車場に対応させよう大作戦!
Posted at 2017/03/27 11:57:48 | |
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