8月某日、まだ暑い盛り、
こんな物を手に入れました。
いったい何かと申しますと…
こういう物です。
上の写真にもチラッと映っていますが、
↓この子を運ぶ為に、
借りてきました軽トラ。
いえ、売り払うとか廃車とかではなく、
修理の為に行きつけのバイク屋に運ぶんです。
修理だけなら、近所のホンダドリーム店でも済みますが、
そういうところでは、色々わがまま…と言いますか、
細かい要望を言いにくく、
また、実現も難しいので、
いつものところへ…と言うことです。
普通のバイク屋では純正部品を取り寄せての交換修理はやってくれますが、それ以外の行為は基本的にNGで柔軟性に欠けます。
このバイクも'70年代の製造です。
消耗部品を除いては
純正部品はほぼ手に入りません。
と、いうワケで、
ダメになった部品を適当な汎用品やジャンク、他車部品の流用とか、
再塗装、再メッキなど、普通の修理ではない行為が必要となるので、
普段からカスタムやレストアをやってるようなお店でないと…
『いやあ、部品が出ないので直せませんねぇ』とか言われちゃうので…^^;
さて、件のバイク、不動なのはもちろん
見た目的にもかなりみすぼらしい状態になってました。
対策をバイク屋で相談。
とりあえず機能部品は全てバイク屋に任せて、外装は自分で塗装しなおすことに…
自分でやっても大して安上がりではないことは解っているのですが…
まあ気は心ということで…^^;
このバイクは元々白一色だったのを私がDIYで塗装していたのですが、
ご覧のとおり、パリパリと剥がれてきていまして…


剥がすだけで一苦労。
途中脆くなってたフェンダーが割れ、プラリペアで修復したり、
リベット留めされてる部品をドリルで取り外したり…

剥がした後、剥がれにくくする為に足をつけようと思って荒いペーパーで擦ったら、素材的に合わないのか、表面が毛羽立っちゃって、サフェーサーを吹いても平らにならない…

足、付き過ぎ…^^;

磨いてはプライマーを吹きサフェーサーを吹き、磨いては吹き吹きで何回目かでやっと平らに…

やっと塗装…ハアハア…
まず塗り分けの型を作り、それに合わせてマスキング。

チャンピオンホワイトを塗り、
乾燥後

ちなみにチャンピオンホワイトもボルドーレッドパールも
ホンダの純正色です。^^/

で、マスキングを剥がしたら、
チャンピオンホワイトがテープの形に凸凹に…ぎゃー!!!

一週間ほど放置後
凸凹をペーパーで均し当然下地が顔を出すので、またマスキングして塗装、
とりあえず着色が終わったので

ホンダ・ウィング店で購入した

あ、何でソコがくっ付くんだ!うわ!もう剥がれない…ああもうグシャグシャ…
こんなに張りにくかったかなぁ…
またもう1セット買って来て一苦労して貼り付けるが、結局シワシワぷつぷつ…
…心が折れたのでそのまま仕上げることにする。
色の境い目にラインテープをぐるりと貼り付け
上からクリアを塗装して…あれ?色が流れてr…ぐあ~~~!!!
…ま、そんなこんなのスッタモンダの末に、20本を軽く越える量の空のスプレー缶と、
↓下のような不細工な物が出来上がりました。
結果的に、2ヶ月以上の時間がかかってしまいました。
その間、近所の人の間で、『あの家、なんか変な白い物が干してある…』という妙な噂が立ったとか立たなかったとか…^^;
塗り終わった外装をバイク屋に持って行き、組みつけて完成。
すっかり寒くなった一昨日、引き取ってまいりました。
出来上がりはこんな感じ。
反対側。
ネジとかワッシャ、ブラケットなんかに出てるサビをナントカすれば、
もう少し見栄えが良くなりそう…
サビサビだったフロントフォークも研磨後再メッキ、
削り出して寸法出ししてある…らしい。
ビリビリに破れていたシート、
当然、純正部品は廃盤ですが…、
きれいに張り替えられてます。
サビサビだったリアサスも自由長が同じぐらいのモンキー、ゴリラ用の新品に交換。
あれ?ネジが片方無い…
今気が付いた^^;
まいったな…
次回はプロに任せようと固く心に誓った。
Posted at 2012/11/26 22:37:22 | |
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