
最初は
ちょっとした疑問でした。
ウチのガーガー君、
サーキットで走行する時は、
私一人しか乗ってません。
普段の街乗りでも、
他の人間が同乗するなんてことは、
月に一度あるかないかってレベル。
もちろんガーガー君は、フォーミュラーカーでもマクラーレンF1でもありませんから、
右側の運転席のみに、
60kg前後の重量物が乗っかる事になります。

っつーことは、その
乗った方向にクルマは傾くのではないか?
アライメントは空車状態で取るので、その
傾きを補正しなけらばならないのではないか?
ロードスターはサスが沈み込むと、ネガティブキャンバーが強くなるように出来ているので、
車体が傾くと、キャンバーの角度が左右で違ってしまう事になる…。
というワケで、測ってみる事に…。
約1年前、4輪共、フェンダー上端→地面:590mmでアライメントを取りました。
実のところ、フェンダー上端→地面ではなく、フェンダー上端→車軸で計らないとダメなようです。
確かに、空気圧がバラバラだった場合、数値が誤差だらけで、役に立たない…^^;ソリャソウダ
で、とりあえず、全輪のフェンダーを計って見る。
右前590、左前590、左後ろ590、んが、右後ろのみ595mm…
右後ろだけ、なぜか5mm高い。
う~ん…?
地面が凸凹してる?
車体が捻れてる?
フェンダーが5mm短い?
まあ、その問題は後回しで、私が乗り込んだときの数値を測ってみる…
(行き着けのクルマ屋さんのメカ、Yさんに測ってもらいました)
結果、右のフェンダーが
7mmほど沈み込むようです。
前も後ろも、7mmづつ
なので、右側のスプリングシートを7mm上げれば、乗り込んだときに水平になるはず。
んが、ここで
アホは考えた。
右後ろは5mm高いんだから、前は7mm、後ろは最初から高い5mm分を差し引いて、2mmだけ持ち上げる。
そうすれば、
数値が揃うジャン!
オレって、あったま良い~( ゚∀゚)/
で、早速やってみる。
ジャッキアップ、タイヤを外す
スプリングシートのロックナット(って呼ぶのか?)にマッキーで印を付ける。

沈み込みを補正するのだから、スプリングシートを持ち上げる。
一回転で約2mm上下するので、とりあえず3回転で6mm上げる。
後ろは一回転。
走ってみると、
乗り心地が良くなってます。
「こりゃあいいや( ゚∀゚)/」
車体姿勢を補正すると乗り心地まで改善されるんだなあ…
2~3日するとなんとなく
もやもやしてきました。
「何か変だぞ」
もうお分かりだと思いますが、
コレは
大きな間違い。
一箇所だけ持ち上げると、上げたところと対角線にある車輪の2輪だけが地面に押し付けられ、
他の2輪が遊んでしまうのです。
四足の椅子の一本の足の下に物が挟まった状態を想像していただければ…
対角線上の足以外が浮いてしまいカタカタと安定しなくなってしまう。
こういう状態なんですネ…^^;
つまり、
持ち上げた6mmから後ろの2mmを指し引いた分の4mmのストロークの間は、
2輪で支えてるようなモノなので、単純計算で、
バネレートが1/2になったのと同じ。
そりゃあ、乗り心地も良くなるわな。^^;
計ってみると、案の定、対角線の左後輪が3mmほど下がっております。
まさに、
「バカの考え休むに似たり」でございます。
乗り心地はいいが、地面への
タイヤの接地圧に左右で差が出て、
雨の日やサーキットではあまりよろしくなさそう。
しかも、
バネのヘタリ具合に差が出そうなので、とりあえず
前後を揃える事に…
暫定的に、右の前後を、0mmに戻し、逆に左の前後を4mm下げにしました。
乗り心地は…元に戻りました^^/
(今は、さらに4mm車高を下げました。車高下げたかったんです~^^/)
結論:
乗り心地が最も悪くなる状態が、4輪の接地圧がバランス取れてる状態。
一つ勉強になりました^^/
(ホンマかいな?詳しい諸兄の鋭いツッコミをお待ちしております)
そのうち、左前を上げてみて、乗り心地が良くなるか悪くなるか確認してみます。
良くなれば…車体に捻れ無し、たまたま右後ろのフェンダーが5mm短いだけ。
悪くなれば…車体が捻れてる。フレーム修正ができるまで、現状でバランスを取る。
Posted at 2010/01/09 02:04:23 | |
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