
アヴェンタドールLP700-4は、カーボン製モノコックボディに新開発の
V型12気筒エンジンや新型7速トランスミッションを搭載するミッドシップ4輪駆動のスーパースポーツカー。
時速350キロの最高時速と、静止状態から時速100キロまでの加速性能2.9秒という驚異的な性能を誇る新たなフラッグシップだ。
「アヴェンタドール=Aventador」とは、かつてスペイン・サラゴサの闘牛場において最も勇敢であるとされた誉れ高い闘牛の名から名付けられたもの。
デリバリーは今夏以降にスタートする。日本における販売価格は3969万円だ。
新たなランボルギーニのフラッグシップとして登場したアヴェンタドールLP700-4は、数々の新しいテクノロジーが投入される。
その1つが、オールカーボン製モノコックボディの採用だ。
軽量・高剛性を特徴とするカーボンモノコックを得たアヴェンタドールの車両重量は、ムルシエラゴに対し約100キロも軽量となる1575キロに抑えられているとともに、ボディ剛性は大幅に向上。運動性能面での進化は計り知れない。
また、カーボンファイバー複合素材の分野において最先端の技術を誇るランボルギーニは、すでにこのカーボンモノコックボディの製造プロセスにおいて特許を
取得。運動性能の向上はもちろん燃費やCO2排出量削減のキーテクノロジーでもあるカーボン複合素材による軽量・高剛性ボディの追求は、
今やランボルギーニ製スーパースポーツのトレードマークでもある。
このボディに搭載されるのが、完全新開発となる排気量6.5リットルV型12気筒
エンジンだ。最高出力700馬力(515キロワット)を 8250rpmで発生させる
高回転高出力型のユニットで、最大トルクも690ニュートンメートル/5500rpmと
極めて強力だ。組み合わされるトランスミッションは
「ISR(Independent Shifting Rods)」と呼ばれる新設計の7速2ペダルMTだ。
ISRトランミッションはシングルクラッチ式の2ペダルMTだが、その変速スピードは
最速モードでわずか0.05秒とデュアルクラッチ式トランスミッション(DCT)を凌ぐ。
変速モードは、サーキット走行向けのマニュアルモードや市街地走行向けのオートマチックモードなど、走行シチュエーションによって5つのモードが用意される。
足まわりでは、プッシュロッド式ダブルウィッシュボーンサスペンションの採用が新しい。プッシュロッド式サスペンションの採用は最近ではアストンマーティンOne-77の例が知られるところだが、少量生産や限定生産などのモデルを除く
量産型スーパースポーツでは世界初採用となるという。またサスペンションアーム類はすべてアルミニウム製となるほか、ブレーキシステムにはフロント400ミリ、リア380ミリのカーボンセラミックディスクが与えられる。タイヤ&ホイールサイズはフロントが255/35ZR19、リアが335/30ZR20となっている。
インテリアでは、センターコンソール中央に設けられた赤いエンジンスタートスイッチやTFT液晶によるマルチインフォメーションタイプのメーターが特徴的だ。またエンジンやトランスミッション、ステアリングのレスポンス、スタビリティコントロールの介入レベルなどを統合して制御するドライブセレクトシステムを搭載。一般道走行用の「Strada」、サーキット走行向けの「Sport」「Corsa」の3パターンから選択することが可能だ。カウンタックから受け継ぐ伝統のポップアップドアをアイコンとするアグレッシブなエクステリアは、まさしくランボルギーニを象徴するもの。 その一方で、内に秘める野心的なテクノロジーの数々は、まったく新しい時代のランボルギーニの到来を思わせるものだ。自動車を取り巻くあらゆる環境が変革する時代にありながら、その魅力を一切失わないどころかさらなる輝きを放つかの如きアヴェンタドールLP700-4の登場は、世界中の愛好家たちに熱狂的な歓迎とともに迎え入れられるに違いない。
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めっけもん | 日記
Posted at
2011/03/24 00:05:28