バイクツーリング中「穴にタイヤはまり、、、」女性が転倒死亡事故、ツーリング仲間の証言

「道路上の穴にタイヤがはまり、ハンドルをとられていた」。北海道小樽市の国道でバイクが転倒し女性が死亡した事故で、女性のツーリング仲間がＳＴＶの取材に応じ、事故当時の状況を語りました。

(ツーリング仲間の男性)
「あっ、て思いました。でも僕が駆け付けた時にはけがはもちろんしているけど、ここまでの悲惨な事故だとは思っていませんでした」
女性が死亡した事故現場で、手を合わせるツーリング仲間の男性たち。今月１４日、北海道小樽市の国道でバイクが道路脇のガードロープに衝突し、運転していた菅野友美さんが死亡しました。仲間十数人とのツーリング中に起きた事故でした。現場は、小樽市と赤井川村を結ぶ、国道３９３号の通称・毛無峠。急勾配と急カーブが続く区間です。菅野さんの後ろを走っていた男性は、事故直前の状況をこう振り返ります。
(ツーリング仲間の男性)
「菅野さんが道路にあった穴に前輪がはまったのが見えて、バイクが浮き上がり両足がステップから外れた。ハンドルがぶれだしたときに、運悪くさらに前にあった穴にまたはまった。本人はしがみついているのが精一杯みたいな感じに僕には見えた」
道路上に少なくとも２か所空いていたという深さ数センチの穴。菅野さんのバイクはこれにタイヤをとられて制御不能状態に陥り、衝突したように見えたといいます。
(ツーリング仲間の男性)
「手も伸び、タンクに胸が付いていると必然的にアクセルは開いてしまう。それで障害物に向かって行ってしまったような」
死亡した菅野さんはツーリング歴も長く、現場も走り慣れた道だったと仲間は話します。
(ツーリング仲間の男性)
「（駐車場の）出入口があって、まして先が見えないコーナーなので、慣れているライダーは減速して、スピードはそんなに乗らない状態で通ると思う」
現場では、１７日に警察や道路を管理する開発局が道路状況などを確認しました。開発局によると道路の穴やひび割れは経年劣化や雪どけによっておこるもので、発見し次第修繕しているということです。