第14回 長岡 昭和の車展示会 2015 6.7 その2
投稿日 : 2015年06月08日
1
日産・ブルーバードSSS1600クーペ
型式名が510で、OHCエンジン、四輪独立サスペンションなど、先進技術を満載し、「和製BMW」と称されるほどでした!
ちなみにSSSとは、「スーパースポーツセダン」の意味で、100PSのL16エンジンに、ポルシェシンクロタイプの4速ミッションを組み合わせたグレードで、F:ストラット、R:セミトレーリングアーム式の独立サスペンションは優秀で、当時楽々とコーナリングができるクルマは、この車ほど無い!と言われていました!
現在、ブルーバードは消滅しており、シルフィがポジションを担っております!
2
日産・ブルーバード1800SSSクーぺ
ブルーバードのリアサスに採用されていた、セミトレーリングアームのドライブシャフト伸縮には直前に日産と合併されていたプリンス自動車が「グロリア」後輪のドディオンアクスルに使用していた「ボール・スプライン」の技術を利用していました。
510と言えば、ラリー!1970年の第18回東アフリカサファリラリーで、総合優勝する活躍ぶりを見せつけました!
3
日産・サニー1000クーペ
日産自動車としては初の新型車名公募キャンペーンを実施し、約800万通の応募から、車名である「サニー」となりました。
当時からのライバルはトヨタ・カローラで、サニーは現在、日本国内でのブランド名は消滅し、後継でラティオが、そのポジションを担っています!
4
ホンダ・N360 NⅡ
1959年から市販されていたイギリスのミニをお手本にし、エンジンは4ストローク強制空冷直列2気筒チェーン駆動SOHCで、ホンダドリームCB450に搭載されていた空冷並列2気筒DOHC450 cc エンジンをベースにスケールダウンしたものを搭載し、前輪で駆動していました!
創始者の本田宗一郎は、当初のリヤデザインが気に入らず、すでに生産用の金型を取り終わったクレイモデルにカンナで削りを入れて「これで行け」と指示したため、金型の作り直しで多額の出費が生じたと言う逸話が残っています。
5
ホンダ・NⅢ360
N360では、車室の暖房には空冷エンジンの廃熱を利用するため、ガソリンやエンジンオイルの臭いが室内に入り、温度も一定ではなく、快適性に欠けるものだったそうです。
6
ホンダ・Z GT
初期型ではN360とシャーシ、エンジンを共用していましたが、1971年のマイナーチェンジで、初代ライフのシャーシ、エンジンがベースとなった為、空冷エンジンから水冷エンジンへと変更され、ホイールベースは80mm長くなリました。
リアウィンドウの後部を斜めにカットしガラスハッチを持ち、その黒くて太い樹脂製枠から「水中メガネ」の愛称で、親しまれました!
7
ホンダ・ライフ ステップバン
ライフのシャーシ、エンジンをベースに、ハイトールバンとして登場したクルマで、現在のワゴンRやムーヴなどのハイトールワゴンの礎的存在といえるクルマでした。
8
ホンダ・ライフ
初代ライフは、販売期間が4年未満と短いですが、水冷エンジンである「EA型」へと変更されたことで、油臭や暖房能力の不足も解消され、快適性が大幅に向上したクルマでした!
日本車初のカム駆動にタイミングベルトを採用したエンジンでしたが、ベルト切れによる、エンジン故障が頻発していたそうです。
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