国営越後丘陵公園 クラシックカー展 2017.10.1 その5
投稿日 : 2017年10月11日
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昭和44年式のホンダ・N360 NⅡです!
昭和42年に発売した軽自動車「N360」は、名車スバル360から、販売台数で首位の座を奪った車で、360ccながら4サイクルで31psを発生し、115km/hの最高速度を誇りました。
またFFレイアウトの恩恵は大きく、居住スペースが広いうえに、走行安定性も高かったことから、一大センセーションを巻き起こしました!
そして現在、ホンダのプレミアムな軽「NーONE」のモチーフとなった車でもありますね!
エンジンは二輪のトップメーカーらしく、CB450用ユニットをベースに作られたアルミ合金製の空冷直列2気筒354ccの4ストロークエンジンで、OHCの採用は軽乗用車初で、京浜製CV型負圧キャブレターを採用、最高出力31ps/8500rpmという破格のスペックはライバルの追随を許しませんでした。
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昭和44年式のホンダ・LN360です!
昭和42年に発売した軽自動車「N360」の貨物仕様車で、創業者の本田宗一郎は、N360の当初のリヤデザインが気に入らず、すでに生産用の金型を取り終わったクレイモデルに後からカンナで削りを入れて「これで行け」と指示したため、金型の作り直しで多額の出費が生じたという逸話が残っております!
3
昭和48年式のホンダ・ライフです!
同社の大ヒット作N360の後継車として昭和46年にデビューしたのが、初代ライフでした!
エンジンは、それまでのCB450用ユニットをベースとした空冷エンジンから、水冷式のEA型へと変更されたことで、油臭や暖房能力の不足も解消され、快適性が大幅に向上しました。
ライフは日本で最初にエンジンにタイミングベルトを採用した自動車で、翌年に発表されたシビックとの共通点も多く、その後のホンダ製乗用車の基礎が確立された時期のモデルともいわれています。
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昭和50年式のホンダ・ライフステップバン(VA型)です!
同社の軽自動車ライフのシャーシをベースに、セミキャブオーバー型の背の高いボディを被せて成り立っているクルマでした。
現代の軽自動車の主流の形となっていますが、発売された昭和47年当時は、唯一の形のクルマでした。
ホンダには、先見の明があったのかもしれません! このような形の軽自動車のブームが来るを予測していたのだと思われますが、誕生が早すぎたのが少々残念でならないです。 そして、ステップバン生産終了から19年後の平成5年に、このアイディアを活かして登場したといえるクルマが、奇しくもライバルのスズキ・ワゴンRなのです。
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昭和40年式のホンダ・S600・クーペです!
昭和40年2月に追加されたクーペは、発売時のキャッチフレーズは「高速時代のビジネスカー」で、キャビンからテールまでなだらかなラインを描くファストバッククーペでした。
ボディとキャビンが一体となっていることで荷物も積みやすかったことに加え、オープンボディより15kg増でしたが、空力もオープンボディに比べ有利だったことで、145㎞/hに達していました。
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昭和50年式のホンダ・シビック CVCCです!
1970年に施工された大気汚染防止法(マスキー法)を、世界で一番最初にクリアしたクルマで、マスキー法などの厳しい排ガス規制や第4次中東戦争が原因で起こった1973年の第一次オイルショックを背景に、CVCCを搭載したシビックは世界的な大ヒット車となりました。
ホンダ・1300の大失敗で四輪撤退が囁かれていたホンダを立ち直らせ、日本では大型なトヨタ・クラウンや日産・スカイラインなどに乗っていたユーザーをシビックに乗り換えさせる現象を起こしたほどと、言われております!
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昭和58年式のホンダ・バラードスポーツCR-X 1.5iです!
前期モデルのキャッチフレーズは「デュエット・クルーザー」。 車重が約800㎏で、2,200mmという非常に短いホイールベースと相まって生み出されるハンドリングは大変にクイックだったため、ステアリングの舵角中立部の反応は意識的にやや鈍く設定されていました。
サスペンションにも独自の工夫が見られ、フロントにストラット+トーションバー(リアクションチューブで長さを短縮)、リアは右側にのみスウェイベアリングを組み込み、ラテラルロッドをホイールと同軸化した車軸式+コイルスプリングの形式が採用され、総合して「SPORTEC-SUS」と称されていました。
昭和59年11月には、クイントインテグラ専用に開発された名機、ZC型1600ccDOHCエンジンを搭載した「Si」が登場しました。 1600ccながら135馬力を発揮し、約900㎏のボディに搭載されていた為、走りはかなりのモノでした!
ZC型は、スイングアーム式バルブ駆動は、バルブクリアランス調整を容易にする目的で当時いくつかの採用例があったが、ZC型の場合はハイリフト化が主な目的で、のちのホンダを代表する可変バルブタイミング・リフト機構「VTEC」に活かされることになりました。
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昭和62年式のホンダ・シビック・Si(EF型)です!
昭和62年9月9日に通称「グランドシビック」にモデルチェンジが行われ、外見上のデザインは、ヒラメをモチーフにしたと言われています!
三代目アコード同様の、アッパーアームがタイヤの上に配置したダブルウィッシュボーン式サスペンションを全グレードに採用していました!
また、南勝久先生のマンガ『ナニワトモアレ』には、先代のワンダーシビックと共に、登場頻度が多いクルマでもあります!
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