『
2015年の気になるクルマ - ライトウェイト趣味車編』に引き続き、今回は『2015年の気になるクルマ - 実用車編』を独断と偏見で取り上げていきたいと思います。
趣味車あっての実用車選びということで、ある程度の基準を列挙してみると、
・実用車=ファミリーカーでもあるので2ペダル
・駐車時の利便性や狭い場所での取り回しも考慮すると、全幅1800mm前後、全高1550mm以下のCセグメントサイズくらいまで
・過渡的で複雑なハイブリット車より、トルクフルなディーゼルエンジン車に乗ってみたい
・より高度なアクティブセーフティ獲得の為のAWD(4WD)車
・AWDを選択するならライトなオフロードも走れる車
・アダプティブ・クルーズ・コントロール等、先進のドライバー支援システムは可能な限り欲しい
といった項目に。
昨年登場した車の中で個人的に一番印象に残ったのがゴルフR&S3でした。そして、この車の存在がハルデックスの今を知ることに繋がり、AWDに対する考え方が変わるきっかけにもなりました。
Haldex Traction - Wikipedia
Haldex-AWD | BorgWarner Corporate (Safariでは表示されません)
今まで乗ってきたAWD(4WD)は、パジェロ・エクスプローラー・ディフェンダー90・レガシーと20世紀の機械式タイプしか乗ったことがなく、興味の対象にならなかったこの十数年の間に電気式タイプのAWDが目覚ましい進歩を遂げているのを実感させられました。ハルデックスってスタンバイ式のなんちゃって四駆なんでしょ〜〜なーんて言ってたら笑われちゃう時代なんですねw
ランボルギーニのウラカンがビスカスカップリングからハルデックス5に切り替えた事実からしてもパフォーマンスアップ及びスタビリティアップが目的なのは想像に難くないです。
そんな個人的に今一番ホットなハルデックスについては、↓↓
この方のプログがとても参考になりました。
『ハルデックスについて考える・・・』
↓VW GOLF 7 4MOTION
↓前輪がスリップしてからワンテンポ遅れて後輪にトラクションが掛かるなんて昔話ってことがスローモーションで見るとよく分かります。
↓ゼロカウンターのアクセルコントロールでコーナーを駆け抜けるドライバビリティ!
↓Rじゃなくても同じくらい走れちゃう
さて、そんなハルデックスなCセグメントAWD輸入車が、2015年以降続々と登場してくる模様なのです。
◆ Golf Alltrack
http://www.volkswagen.co.uk/about-us/news/621
日本でも今年夏頃の登場が噂されている今一番注目している車です。
右ハンドルMQBの4MOTIONは、英国ではゴルフRと新型パサートGT&Rラインのみのラインナップになっていて、新たに追加される3車種目の4MOTIONが Golf Alltrack となります。
Golf Alltrack のエンジンラインナップは、
【1.8TSI 180PS 280Nm】
【1.6TDI 110PS 250Nm】
【2.0TDI 150PS 340Nm】
【2.0TDI 184PS 380Nm】
の4種となっていて、ゴルフに初搭載となる【1.8TSI 180PS 280Nm】は日本でも設定されてくるでしょう。
VGJの今年のトピックスで注目なのが、アルミブロックに刷新された新世代ディーゼルエンジンEA288型の日本登場ではないでしょうか。そしてこのエンジンが新型パサートに搭載されるとアナウンスされています。
そこで気になるのは、Golf Alltrackにディーゼルエンジンモデルが設定されるのかどうかです。タイミングをずらしてくる可能性もあるでしょうが、同Cセグメントのミニクロスオーバーのディーゼル対抗馬としての登場も十分あり得るのではと期待しています。
新型パサートでは、Dセグメント2リッター4気筒のディーゼルエンジンを持つBMWに対抗することを考慮すると【2.0 TDI SCR 190PS 400Nm】が最有力。そしてハイスペックな【2.0 BITDI 240PS 500Nm】エンジンは、後に登場するであろうパサートオールトラックに搭載されるのではないかと思われます。
となると、Golf Alltrackでは【2.0TDI 150PS 340Nm】もしくは、Golf GTDと同じエンジンの【2.0TDI 184PS 380Nm】のどちらかになるでしょう。パサートとの兼ね合いを意識しつつ燃費を優先するなら前者となる可能性もあり得ますし、スポーツグレードを除いてAlltrackはゴルフシリーズのドップグレードに相当すること、そしてスポーツグレードとしてのディーゼル版GTDは日本での市場は小さく時期尚早という判断であれば、1.8TSIと同等のパフォーマンスを発揮しつつより燃費もいい後者という選択もインパクトがあってアリなんじゃないかと妄想しています。
いずれにしてもディーゼルエンジンモデルの設定も期待したいですね。
◆ BMW X1 (F48)
こちらは今年のフランクフルトショーでのデビューが噂されている期待の車。
先代のロングノーズなスタイルよりもデザイン的にもパッケージング的にもFF化は大歓迎です。こちらも既にデビューしているアクティブツアラーと同構成のハルデックスカップリングxDriveとなるでしょう。
日本ではBMWディーゼルエンジンのN47型からB47型への移行がまだなされていないようですが、次期X1が日本でデビューするであろう2016年にはこの移行も進んでいるでしょうし、B47型ディーゼルエンジンのX1登場にも期待したいですね。
◆ MINI クロスオーバー (F60) & MINI クラブマン (F54)
http://www.autocar.jp/news/2015/01/23/107898/
BMW製FWD用UKLプラットフォーム採用によって、GKNドライブラインのALL4から、ハルデックスのALL4に変更となる模様。
2016年デビューの2017年モデルとまだ先の話ですが、こちらも新型の登場に合わせてB37/B47型のディーゼルエンジンが登場してくるのではと期待しています。
次期クラブマンはサイズもクラスも格上げになるようですね。クロスオーバーと同じプラットホームになることでALL4も設定されるのではと噂されています。ということは、こちらもB37/B47型ディーゼルエンジン搭載が期待できるかもしれません。
クラブマンのGolf Alltrackのようなバリエーションがあったら個人的に興味ありなんですけど、これは流石に無いですかねw
以上、かなり偏りのある実用車編でした。
Posted at 2015/01/28 12:39:30 | |
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