さぁ待ちに待った土曜日、仕事は休みです。
天気は良いし何しよう?
ってことで、今日行った作業をご紹介しましょう。
まず1つ目
「ボンネットインシュレーター張替え交換」
124の場合、インシュレーターはポリウレタンのため、経年で加水分解します。
すると段々とボロボロと崩れ落ちてくるので、結構不快な状況になります。
そして、絶望的にダメなのが接着剤。
ジンデルフィンゲンで人が手で塗ってるんでムラのあるトコから剥がれてきます。
これらのドイヒーな条件が重なって、徐々に徐々にインシュレーターが少しづつ
ペロリンと剥がれてくるようになってしまい、ボンネットを開ける度に目につくので、
この見た目にとても寂しい思いをさせられることになりますw
じゃぁもう一回くっつければいいじゃんか、って話もあるかとは思いますが、
先達の教えによらば、今一度接着剤を塗布したところで復活することはないとのこと。
そのため、124オーナーはある程度になると、インシュレーターを張り直すのです。
今まではこれが非常に大変でした
1.エンジンルーム内に剥がしカスが入り込まないように養生する
2.元のインシュレーターを引っぺがす。
3.残ったインシュレーターをスクレイパーでこそぎ落とす
4.G17などの接着剤を刷毛で塗るorスプレーボンドを吹き付ける
5.いっせーのせでインシュレータを貼る
6.そのまま乾燥まで待つ
結構気の長くなる作業&面倒くさいっちゃー面倒くさい作業でした。
しかし、そこに一筋の光明が!!
MB乗りなら知らぬ者はない、MBの有名並行部品店である
Speed Japanが、
そんな大変な作業にもかかわらず、案外売れるインシュレーターに目を付けた?
SJオリジナルのインシュレーターを開発し販売開始
開発秘話を読むと、やはりかなり試行錯誤したようですね。頭が下がります。
このSJオリジナルインシュレーターの良い点は
1.純正より安い
→純正品番A124 680 0025は¥18,060もしますが、コレは¥8,925!!
2.インシュレーターに既に糊の代わりにシールが貼られている
→裏紙を剥がして貼るだけ!上記作業工程の3が不要となるのでラク!!
3.一般的に高価な素材のグラスファイバーを採用している
→ポリウレタンと違って加水分解しないため、耐久性が高いと。そして軽量。
と、まぁ悪いところが見当たらないほどの優れた商品なので今回採用しました。
既にこの商品で交換を経験した知り合いの400E乗りにHELPで来てもらいました。
ということで、今日の道具です。
・SJオリジナルインシュレーター
・¥100均で買ってきた180×180のブルーシート
・同じく¥100均で買ってきたワイヤーブラシ
これだけ。
では作業のほどを
まずは届いたSJオリジナルインシュレーター。
どんな形で届くかと思ったら、縦にくるくる巻いた状態で届きました。
グラスファイバーのため、安全を考慮してかゴム手袋もついてました。親切だなぁ。
¥100均で買ってきたブルーシートで養生していきます。色はグレーだけど。
右のグリル寄りのとこが悲しくペロリンになってるのがお分かり頂けますでしょうか。
最初に大本のインシュレーターをバリバリと剥がしていくんですが、楽しいw
残りのこびりついてるとこをワイヤーブラシで擦ります。
スクレイパーも考えたのですが、スクレイパーだと万が一ガッツリ当てたら、
MBの安全のために薄いボンネットを裏から表に凸が出来てしまい、
目も当てられなくなるような切ない状況を避けるための安全策です。
実際、ワイヤーブラシでかなりイケるし、ボンネット裏の塗装も平気なのでお勧め!
とはいえ完全除去は難しいので、残った接着剤を貼るために「地ならし」する感じで
裏紙を剥がし、目星をつけた位置にいっせーのせ!で貼り付け。
少しづつ端からボンネットのスジカイ(正式名称不明w)などにぴったり貼り付け、
なるべく綺麗に平らに貼り付けられるように少しづつ中心から下に放射状に…
出来た
うんうん、上手く出来たじゃないの。
先達の400E氏の
やはりこのテの作業は先達から教えてもらうと上手く出来ますねぇ。
400E氏は「自分のより綺麗に貼れてる」とちょっと不満そうでしたがw
並べて見比べてみましょう。
どうでしょう?
画像だというほどの差が明確には出ませんねw
まぁiPhoneのクソカメラっていうのもあってかもしれませんがw
しかしまぁ同じ124とはいえ、V8のM119とL6のM104は違いますねぇ。
見た目からもM119のぎゅうぎゅうさがよくわかります。Egでっけぇなぁ。
これにてインシュレーター交換は終了。
ブルーシートはそのままくるくるっとカスごとまとめてゴミ箱へ。
¥100均で買ったモンだけに簡単に捨てれるのでいいですね。マジお勧め。
これでやっと人様の前でボンネットを開けてもペロリンから開放されたので、
恥ずかしい寂しい思いから開放されますし、断熱/遮音も回復したことでしょう。
今日はまだ続くよ
そして今日の作業第2弾!
「ドアロッキングアイ交換」
よくMBのドアは金庫のようだとか、ガキンという音がする、なんて言いますが、
そのアジというか雰囲気というか、それを司っているのがこのロッキングアイです。
124とはいえ、さすがにココも度重なるドアの開閉や重みで傷んできます。
ゆえに、コレを交換することで、新車のあのガキィィィン感を復活させよう、と。
今回のロッキングアイもたまたま同じSpeed Japanでセールをしており、
純正部品(A208 720 0104)が2個で¥2,200だったので買ってみました。
交換は簡単。星型トルクスのT40で外して交換するだけですから。
が、要注意なことが1点あります。
このトルクスの「受け」はBピラーの内部に板が入っています。
ゆえに、一気にロッキングアイのトルクス2箇所を一気に外してビスを抜くと…
Bピラーの中に「受け」が落下し、
大変面倒なことになります。
ゆえに、交換の際はちょいとした知恵が必要になるので気を付けて下さい。
では交換の仕方です。
元々のロッキングアイです。長年の使用で磨耗しています。
交換する次のロッキングアイの位置を見失わぬよう、印を付けます。
先達はマジックで書いちゃったり、鋭利なものでけがいたりしてましたが、
それだと残るので私はマスキングテープのラインを使って印を残すことにしました。
元々のロッキングアイを片側だけ緩めて、トルクスを抜きます。
抜いたら下に180度回転させて、次の新しいロッキングアイを付けれるようにします。
コレがロッキングアイ最大のコツです。コレやらないと地獄を見ますので要注意。
その後新しいロッキングアイを方側付けたら安心して旧ロッキングアイを外します。
新しいロッキングアイを同じように180度回転させて正しい位置に調整し、閉めこみます。
これにて完成!!
で、交換後の印象ですが…
激変!!
ロッキングアイを交換するとドアの開閉のフィーリングが戻るよ~と聞いてはいました。
そして自分のは人様よりヘタってないと感じていたのですが…全然違うわ。これ。
あぁ、コレがMBだよね。126とかまではいかないけど、この金庫感…これだ!!
いやはや、¥2,200の部品、10分程度の交換でココまで良いものだったとは…
余り期待でいてなかったから2個=F2枚分しか買わなかったんだけども、
交換後、もっとヘタってないはずのRとも比べましたが、あからさまにFの方が良い。
こりゃRの分2個も今度買って交換した方がいいなw かなり予想外だわ。
と、まぁこんな感じで2メニュー合計3時間くらいの作業でしたが、達成感たっぷり。
うんうん。何かどんどん良くなってきてるな、俺の124。よしよし。ウヒヒ。