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何を隠そう18で免許を取り、
記念すべき最初の愛車は88年式Jetta2CLI！



ヘンなやつですね。はい。



幼少の頃から「絶対オトナになったら乗ってやる！」と思っていたのです。
普通はありがちにスポーツカーなんかがそういった対象になりがちですが、
何がどうしてジェッタだったのか。恐らく輸入車好きのオヤジの血でしょう。

かくしてそのジェッタを約2年ほど乗ったのですが、離れて約10年。
たまさか代車でA2がある、ってんでttee氏とseiji.T氏と合流。
久々に乗ったゴルフはやはり最高でした。兎に角疲れない。

3ATしかないんですが、トルクがあるので街乗りも高速もそつなくこなす。
各種スイッチ手探り性能や、パッと見て何のスイッチかわかりやすい。
ドレもコレもあくまで必要最低限しかない潔いシンプルさ。
何せ後ろの窓は手巻きだし、集中ドアロックなんてないですからw

乗るとこのシンプルさ加減にヤられます。
「クルマなんて所詮道具。最低限ありゃいいのさ」と思わせてくれる逸品。
クルマは好きだけど、運転はさほど好きではない自分は、長距離なんか大嫌い。
ハッキリ言って一般的には快適じゃないんですよ。なんもないしウルサイし。
昔乗ってた懐かしさもあるでしょうけど、元の良さがあってこそなんじゃないかと。

このキュートなルックスと、近現代でも十分に耐えうる性能、そして頑丈さ。
我こそはクルマ好き！って人は是非1度乗ってみたください。
「あぁクルマってこうじゃなくっちゃ」「シンプルでいいなぁ」
と、少しでも感じる何かがあると思います。

今回のこちらの代車はパッと見ただけでも結構なモディファイが。

シートは2脚RECAROだったし、プラグコードも永井のシリコンだし、
NEU SPEEDのストラットタワーバーも組んであったし、
ホイールはBBSの鋳造だし、マフラーはSUPER SPRINTだし…

自分が過去に乗ってたJETTAや、過去に乗ったGOLFのどれとも違う。
乗って5mで「！！」と驚くトルク感とスムーズな出だし。
これは相当何かメンテやチューニングがなされているはず。

15万kmという距離からヘタしたしたらATのOHもしてるかも。
大人3人であそこまでスムーズに動けるのは大したモンです。

高速でも下道でも体感として、足に何らかの変更がなされているのは確実。
乗り心地の良さも完全に残した固めのアシ、これは純正ではないです。
あまりの良さに降りてタイヤを確認したらEARTH-1でした。マジ？！

あれだけの快適さ及び楽しさを演出している靴がこんな普及品…
やはり元の素性がイイクルマってのは古かろうがナンだろうが、
幾らでもブラッシュアップ可能であり、いつ乗ってもイイクルマなんだな、と。

過去に乗っていたクルマにライバルであるFアスもあるわけですが、
Fアスはやはり「ゴルフ2.5」の存在であることも改めて確信。

このタイミングで自分のルーツであるJETTAの兄弟車、
A2に乗れたのは幸せな経験だと思います。
自分の原点を改めて振り返るステキな夜でありました。

今のドイツ車では忘れ去られた誇り高きゲルマン魂（濃口）がここにある。
当時ドイツ車がとりわけもてはやされた「理由」をきっと発見出来るハズ。


…A2、やっぱイイクルマ過ぎてもう一回欲しいかもw