いとしぃ@操法3番員の呪縛のブログ一覧

日本という国にとって、これから先もずっとずっと語り継いでいかなくてはならない日だと思います。

７１年前のこの日。

正午に昭和天皇による玉音放送によって終戦が知らされました。

多くの命が散った先の大戦。

その御霊を弔うため、愛知県の三ヶ根山にある『殉国七士廟』にぐれちゃん君を連れて慰霊・追悼してきました。





到着したのは１１時５０分くらいでしたが、駐車場には黒塗りの箱車と数台のそれっぽい車。
紛うことなく右翼の街宣車でした。
周りにそれの人たちが居て、なんか怖かったんで写真は撮ってません。

墓標にもそれらの人たち十数人が居て近づき難かったので、その手前で石碑を読んだりしてやり過ごしてました。



東條英機・土肥原賢二・広田弘毅・板垣征四郎・木村兵太郎・松井石根・武藤章の７名のＡ級戦犯の遺骨が納められてます。

補足するとＡ・Ｂ・Ｃ級戦犯のランクは罪の重さではなく、戦争時に従事していた立場の区分。
しかし、これは敗戦国である日本に対して国際裁判にて一方的に突きつけられたものです。


玉音放送の正午に合わせて礼拝していた強面の人たちが散開して行ったので自分らも墓標へ。



持ってきたロウソクと線香を供え、英霊への慰霊と感謝を。



日本人であれば、平和に暮らせているいまの礎となられた彼らへの感謝は忘れてはいけないと思います。


ここには他にも多くの慰霊碑が祀られてます。



申し訳ないですが、詳しくないので説明できません・・・


帝国陸軍の一式戦闘機『隼』の石碑と共に祀られる『飛行第五十戦隊』



台湾やフィリピンに展開していた部隊。
日本本土から遠い地で祖国のために戦ってくれた英霊たちです。


日本の福井県で生まれ、満州国で生計を立てていた『お町さん』



敗戦し、進駐してきたソ連軍から多くの日本人女性が乱暴されるのを防ぐため、挺身娘子隊（ていしんじょうしたい）を結成し、彼女らがソ連軍の相手を引き受けた。

また、行く当てもなく少しでも日本の近くへと彷徨っていた日本兵を献身的に面倒を見て、鼓舞した女性。

しかしその後、戦犯と見なされ銃殺という悲しすぎる最期を迎えています。


渥美半島沖で発見された当時航空機のエンジン。



少し前までは米軍Ｂ-２９のエンジンだと考えられていたらしい。
しかし、最近の調査で帝国陸軍四式重爆撃機『飛龍』の星型１８気筒エンジンと判明したそうです。


このエンジンのように艦と共に散った、あるいは迎撃され海に散った御霊が、いまなお誰にも見付けられることなく海底に居られると思います。
また深い森の中、狭い洞窟の中などにもきっと御霊が居られるでしょう。



この『殉国七士廟』のある三ヶ根山からは三河湾、遠く太平洋を望むことができます。
届くことはないかも知れないけど、日本のために戦った英雄たちに哀悼の意と感謝の気持ちで再度手を合わせてきました。


そして、参拝中にお会いしたご遺族の方が「沖縄に行くと、より戦争について考えるきっかけになる」とお話し頂いたので、都合が付けば必ず行きたいと思います。