【クラッチ交換】 クラッチスプリング・クラッチ板破損(持病?らしい)②
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
遅くなりましたが続きです。
クラッチ交換の一番の難関、スプリングの圧縮です。
通常、専用の特殊工具(SST)を使用するのですが、ネットで探してもなかなかヒットせず(~03年までなら見つかる)、かつ高額なので動画で参考になった塩ビパイプを用いるクラッチスプリングコンプレッサーを自作しました。
アジャストメントスクリュー(真ん中のボルト)を利用し、アルミアングルを介してねじ込むことでスプリングを押し付け圧縮します。
するとスプリングインナーシートがフリーになり(奥に押し込める)、リテーニングリングが外せます。
リテイナーリングを外すとプレッシャープレートが工具とスプリングごとごっそり外れます。
2
塩ビパイプは肉薄タイプの75Aのストレートの繋ぎを高さ3cm程度にカットしました。ホームセンターで数百円です。
3
自作SST一式です。ナットは5/16UNF(ユニファイ)です(バックミラーの固定ナットと同じサイズ)。アルミアングルは適当な長さにカットし、ボルト通しの穴は8~9㎜でドリルド。
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写真のようにアジャストメントスクリューをマイナスドライバーで固定しながらナットを締め付けてスプリングを圧縮します。
この作業でアジャストメントスクリューが痛みますので、予め時間の余裕がある場合は新品の購入をお勧めします(自分は余裕がなかったので再使用ですが)。
アジャストメントスクリュー(純正品番:11765Y)
5
プレッシャープレートを外すと、やっとクラッチ板が現れます。
6
クラッチ板類は全てスチールベースなので、写真の様にネジ拾い用のマグネットツールを用いると楽に引き抜けます。
自分のは、破損したスプリングプレートによるシェルの傷が浅かったので奥のクラッチ板も無事取り出せましたが、酷い場合は引っ掛かり、抜けなくなるケースもあるようです。
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新品のスプリングプレートとフリクションプレート、そしてアジャストメントボルトの軸受けとなるボールベアリングです。このベアリングも結構ガタつく事が多いようですが、自分のは問題ありませんでした。でもせっかくなので新品に交換します。なんせ161円なので(純正品は3千円程する模様)。この他に、写真にはないですが、プライマリーケースのガスケットも新品に交換しました。
それぞれの部品は純正は高額かつ納期が掛かるので今回は、下記のように入手しました。
スプリングプレート(純正品番37977-90):ガッツクローム;2048円
フリクションプレート(純正品番37911-90):ネオファクトリー;4870円
ボールベアリング(純正品番8885):モノタロウ;161円[NTN6200CM]
プライマリーガスケット(純正品番34955-04):ガッツクローム;980円
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ベアリングはリリースプレート(プレッシャープレートにリテーニングリングにて固定されている)に強力に嵌合されているので、本来はプーラーなどのSSTを用いた方がよいのでしょうが、交換破棄なので写真のようにSUSパイプを用いた荒業で取り外します。はめ込みはゴムハンマーで。
で、逆の手順で元にもどして作業終了です。
交換後のインプレですが、あれっ、スポスタのギヤチェンジってこんなにスムーズだったのーーーーーー!!!!!
って感じです。恐らく中古購入時ですでにクラッチが半壊していたと思われますwww
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