プロペラシャフトフルOH

今ヤフオク中古GSRペラが付いていますが、異音がだんだん大きくなってきた気がするので、車両にもともと付いていたRSペラをフルOHします
CP9Aのペラシャは全ての部品がバラで供給されているのでオーバーホール可能です。
4、5年前に部品買ったけど、めんどくさくってずっと放置してました。
今でも部品出るかは謎

回転バランスが崩れないよう、分解箇所には全て合いマークを引いてから作業開始。

ベアリングセパレーター持ってれば写真のようにセンターベアリングのゴム部を切り刻まないでいいけど、アストロで売ってるふつうの3つ爪のギヤプーラーでもここまで破壊すれば爪かかりました。

フランジのセンターナット本締め時の回り止め。
ただの鉄アングルに8mmの穴2つあけただけ。
こんなんでも187Nmで締め付けイケました。

1箇所、ドラシャのアウターみたいなバーフィールドジョイント？があるので、ここは丸ごと新品交換。
ブーツはめるのがめっちゃ大変です。

クロススパイダは全部で3箇所。
素直に品番検索して出てくるやつは廃番ですが、今はこれに切り替わっています。

作業手順はyoutubeとかネットにいくらでもあるので省略。
ひたすらハンマーで殴る、油圧プレスなどベアリングを押し出す方法はいろいろありますが、僕はバイスと適当なソケットで押し出す方法で。

一通り組立後はめちゃくちゃ首振りが重くなっているので、スナップリングにベアリングケースを押し付ける方向にペラを殴打するとスムーズになりました。
スナップリングが1.30mmと1.25mmの2種類同根されており、たぶんクリアランス測るなりして選ぶものなんでしょうけど、よくわからんので全部薄いヤツで組立。
スナップリングプライヤーはクニペックスとかちゃんとしたやつ用意したほうが作業中キレなくて済みます。

インパクトレンチ、トルクレンチ2サイズ、3つ爪ギヤプーラー、150mmくらい咥えられるバイス、スナップリングプライヤーあたりと普通のハンドツールがあればできました。

棒以外フル交換し実質新品ペラシャの完成

さっそく交換
トランスファーオイルが結構出るので要補充

浮かせたまま5速100キロくらいをキープして、馴染ませたり変に熱持つ場所がないかチェックしたら近所を試走。
デフのベアリングの音だと思ってたｼｬｧｧｧｧ!って異音が消え、あの音ペラのセンターベアリングの音だったのか～と知る。
静かな状態を知らなかったので、回転系の異音が激減してちょっと感動。

エンジンパーツとかといっしょについでに買った、トルクソリューションのセンターベアリングとフロアをリジッドマウントするカラー

新品装着して20分くらいしか走ってないゴムマウント

撤去されアルミ製に
ベアリング自体がゴムで保持されてるから、付けておいてあれだけどあんま意味ない気もする