
湯村山城へは、東山嶺にある緑が丘スポーツ公園の駐車場から登って行く事になります。
湯村山城へ登る道は、要害山城と同じく武田の杜として整備されてまして、なだらかな舗装路で快適。
城址へ行くと云うよりも、地元民の散歩道として親しまれている様で、数人の人達とすれ違いました。
湯村山城
大永3年(1523)に武田信虎が築いたと文献にあるが、逸見氏の湯ノ島城を改修したとも考えられる。
築城時期と縄張りから、躑躅ヶ崎館の西の支城として築いたと考えられる。
い 烽火台

駐車場から30分ほど登ると、復元された烽火台がありました。
ところで、甲斐には武田氏が整備した烽火台が彼方此方にあるのが特徴です。
当初の予定では、此の後に平瀬の烽火台に行こうと予定してたんですが、翌日の天気が悪いと云う事で予定変更に(*´Д`)
ろ 堀切其の壱

三の曲輪の北尾根を断ち切る堀切ですが、写真だとよく分からないですよねえ(^_^;)
は 堀切其の弐

一・二の曲輪と三の曲輪の間の堀切。
ご覧の様に、城内は石がゴロゴロしていて辟易しました。
に 枡形虎口

三の曲輪の虎口は枡形になっていて、木戸があった場所には巨石が置かれてますが、此れまた写真だと分かりづらい。
三の曲輪にあるのは石と云うよりも、岩(^_^;)
ほ 武者溜り

一の曲輪の虎口は、喰い違いで、中は武者溜りにもなっている枡形。
虎口の手前は、西側に竪堀を落として、土橋風に通路が狭い。
へ 虎口

二番目の虎口でやっと一の曲輪へ。
縄張り図を見ると、非常に巧妙で面白いんですが、どうも石が邪魔な上、木も生い茂っていて遺構が分かりづらくて印象が悪い。
おまけに此処でシマヘビに遭遇Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
と 一の曲輪

一の曲輪は周囲に土塁に囲まれていて、写真右に見えるのが、二の曲輪と隔てる仕切り土塁。
遊歩道は、仕切り土塁の上を歩くので快適ですが、外れるとヤブ。
冬ならもっと印象が違うんだろうけどなあ。
ち 井戸

一の曲輪には井戸もありました。
湯村山城に帯曲輪は、西と南側にあるので、此の事からも躑躅ヶ崎館の支城として西側の守りを重視してるのが分かりますね。
何回も書いちゃいましたが、石があまりにもゴロゴロしていてあんまり楽しくない城でした(^_^;)
所有時間は、1時間10分ほど。
参考文献:日本城郭体系8、戦国武田の城
本日は此れ切り。
ブログ一覧 |
甲州新旧武田の城 | 旅行/地域
Posted at
2012/05/13 19:03:09