武田八幡宮にお参りした後は、其のまま駐車場にクルマを置いて、白山城へ向かいました。
白山城は山城ですが、国指定史跡と云う事もあって、登山道も整備されているので、雨にも関わらず訪れる事にした次第。
(ところが、此れが悲劇を招く事に…)
途中、別荘?らしき私有地を通る事になりますが、にかく案内板に従って進めば、20分ほどで城址へたどり着く事が出来ます。
白山城は、北に北烽火台・南にムク台と呼ばれる砦があり、其れ等も含めて国指定史跡となってますが、残念ながら雨の為パス。
白山城
武田信義が武田の庄に館を築き、其の要害として築いたのが始まりと伝わる。
信義の後は、一門の一条氏・其の支族の武川衆青木氏・山寺氏が城を守ったが、江戸時代初期に廃城となった。
い 三の曲輪枡形虎口

武田八幡宮から登って来たので、搦手からの攻略となります。
最北の堀切を越えると、三の曲輪で、枡形虎口です。
ろ 土橋

三の曲輪から、主郭へ向かうには土橋となっていて、左右の堀切は其のまま竪堀へとなって落ちて行きます。
は 主郭枡形虎口

主郭の虎口も、枡形。
鎌倉時代の武将武田信義の要害と伝わりますが、明らかに戦国時代のモノですよね。
に 主郭

主郭は、虎口を除いたほぼ全周に土塁が築かれてます。
説明板と縄張り図がありますが、どうも此の縄張り図、実物と違う様な…(^_^;)
ほ 大堀切

二の曲輪の西は、大堀切によって断ち切られてます。
雨の為、此の先は行きませんでしたが、もうひとつ堀切を越えた先に謎の段曲輪群があるそうな。
へ 帯曲輪

南の白山神社からの登り道が大手となり、高低差を利用した帯曲輪があります。
と 竪堀

「へ」の帯曲輪は、ハの字に竪堀によって防御される形になります。
ち 畝状竪堀群

白山城最大の特徴、東に広がる畝状竪堀群。
熊城にも同様のがありましたが、間隔を空けて設けられたモノで、武田流築城の特徴なんだそうな。
とは云え、埋もれてしまってよく分かりません(^_^;)
コンパクトで、登山道もしっかりしてて、なかなか良い城だったのですが、
雨の中歩いたと云う事もあって、
山蛭が大量にくっついてしまいました
( ;´Д`)いやぁぁぁぁぁー!
20匹以上ついてたと思いますが、
見つける度にカミさんがギャーギャー騒ぐ方のに、閉口したのでありました(^_^;)
雨の日の山城には気をつけましょ〜。
所用時間は1時間ほど。
参考文献:日本城郭体系8、戦国武田の城
本日は此れ切り。
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甲州新旧武田の城 | 旅行/地域
Posted at
2012/05/22 23:12:55