
朝一番に、此の日最大の大物砥石城を攻略したので、後は散歩みたいなモンです。
県道45号線を真田市街から松代方面へ向かうと、右手にこんもりした山が見えて来ます。
此の山が尾引城で、県道沿いに信綱寺の案内標識があるので、其処を右折。
すぐに尾引城への案内板がありますが、駐車場がないので路上駐車になります。
旧真田町内の城郭は、非常に整備されていて、案内板も設置されてますので、今回紹介する城の名前は、案内板に準じて書かせてもらいます。
此の尾引城も、一寸前の本なんかでは横尾城と書かれてますね。
尾引城
築城時期は不明だが、此の地方の豪族横尾氏の居城と伝えられる。
戦国時代、横尾氏は村上氏に従ったが、天文17年(1548)の上田原の戦いで、横尾釆女守は戦死し、一族は上州へと落ちて行った。
其の後は、真田氏の支城となったと云う。
い 段郭

現在の登山道(と云うほど険しいモンではないですが)は、大手道にあたり、幾つもの段郭をジグザグに登って行く事になります。
下の方は、畑になっているので、実際何処からが城内かよく分かりません。
ろ 石積み

段郭の上の方には、石積みも確認出来ますが、もう草で隠れて来てます。
夏には見えなくなっちゃうんじゃないかなあ。
は 主郭

主郭に建つのは、秋葉神社。
旧真田町の城郭の主郭には、城の説明と其処から見える他の城郭の配置図があるのが、素晴らしい。
に 土塁

主郭の背後には土塁があります。
石積みがありますが、遺構なのか神社が造られた時のモノなのか。
今回廻った他の真田氏の城郭の土塁にも、同様の石積みによる補強が見られるので、僕としては遺構と考えますね。
ほ 虎口

主郭西の凹みは、虎口になります。
へ 三重堀切

此れが尾引城最大の見所、三重堀切(案内板では二重堀切)。
良いですね〜(^_^)

北から見るとこんな感じ。
此の後は、自然地形を利用した尾根を歩く事になり、途中堀切がひとつあります。
と 副郭

副郭を北から見た所。
北面には土塁があり、其の下に堀切がありますが、だいぶ埋まってしまってます。
所有時間は、40分ほどでした。
参考文献:信州の山城、真田町の遺跡、現地案内板
本日は此れ切り。
Posted at 2011/05/10 22:11:48 | |
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信州真田の陣 | 旅行/地域