昨年末に発売された「
VERNACULAR」という写真集があります。
世界9カ所のヴァナキュラー建築と呼ばれる建物と
そこに暮らす人々の姿などの写真がおよそ600ページ!!
なかなかのボリュームとそれなりのお値段の写真集です。
VERNACULARとは風土・地域性・土着性などをあらわす言葉で、
地域の気候・風土に適した伝統的建築のことをヴァナキュラー建築といいます。
著者の
石川直樹さんのことは「ほぼ日」の
この記事で知りました。
高校生のときから世界各地を飛び回り・・・七大陸の最高峰登頂を世界最年少で達成・・・とか
「
Pole to Pole2000」に参加して、世界7カ国の若者と北極点から南極点を人力で走破・・・とか
若手冒険家?探検家?なに??このひと???ってのが第一印象でした。
気が付いたらファンなってましたが。。
で、つい先日
この記事が掲載されたのですが、その写真がすばらしくて!!
「ああ、この人だから、こんな写真が撮れるんだなぁ」・・・と。
記事や対談で受ける印象は、飄々としてるというか、自然体というか
写真でも文章でも必要以上に大げさに誇張しない、構えない。
見た目も、ほっそりしてて、そんなスゴイことをする人に見えないんですけどね~
石川さんのホームページのプロフィールには「写真家」とだけ書いてあります。
「冒険家」とも「探検家」とも書いてありません。
第6回開高健ノンフィクション賞を受賞した「
最後の冒険家」という著書があるのですが
石川さんにとって「冒険家」とは
神田道夫さんのような人物のことなのでしょう。
ちなみに、撮影に掛かった経費を考えると、この写真集「VERNACULAR」は
ロングセラーとして売れ続けない限り、完全に赤字らしいです。
買って損はない内容なんだろうなぁ・・・とは思いつつも、やはり手が出せませんでした。。
※この記事は、
変なおじさん について書いています。
Posted at 2009/03/11 12:50:38 | |
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