2013年08月11日
今日は休日当番で、午後からは特にすることがないので、自室に籠ってパソコン弄りです。
さてこの写真は、つい先ごろホンダから発表された2.2リッターV6直噴ターボエンジンです。
以下、ニュースを引用します。
“ホンダの米国法人、アメリカンホンダのモータースポーツ部門、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)は8月7日、2014年シーズンの耐久レースの最高峰、LMP1クラス参戦チームに向けて、新型V6ターボエンジンを供給すると発表した。
この新型V6ターボエンジンは、「HR22T」型と命名。排気量2.2リットルの直噴V型6気筒ガソリンターボエンジンだ。2012年シーズン以降、ホンダがインディカーシリーズに投入しているエンジンをベースに開発された。
ホンダはこれまで、WEC(世界耐久選手権)とALMS(アメリカンルマンシリーズ)の参戦チームに、「LM」型と呼ばれる自然吸気のV8エンジンを供給してきた。2014年シーズンから導入される新レギュレーションに対応し、ホンダはHR22Tエンジンに切り替える。”
ここまではフムフムなんですが、じゃあ2015年からマクラーレンに供給予定の1.6リッターV6直噴ターボエンジンとの関係は?と考えてしまいます。
この写真を見ると、ターボチャージャーの位置がちょっと変わった所にありますが、しかしこれはまさに2014年以降のF1のレギュレーション(エンジンのクランク軸とタービン軸が平行でなければならない)に合致しているんです。
(F1の場合は、ターボチャージャーにERSが装着されます。)
だったら結局F1用エンジンとWEC、ALMS用(そして恐らくSuper GTにも)エンジンは、ほぼ同じフォーマットで作られるってことでしょうか?
エンジンに求められる性格がかなり異なるので、これはなかなか容易ではないぞ!と感じざるを得ません。
その点トヨタは当面F1とは関わりはないので、簡潔明瞭に2リッター直4直噴ターボエンジンをSF用に開発し、更にこれをSuper GTにも流用すると明言しています。
直4とV6、はっきりとした優劣は付けられないとは思いますが、少なくとも後者に関してはバンク挟み角を何度にするか?が問題になりそうなので、シャーシ設計で自由度が高そうな直4に分があると私は考えます。
ちなみにホンダはGT300はNA+ハイブリッド、GT500はターボなんて考えているのでしょうか?
それと当然V6は来年度のSFのフォーマットには合致しませんから、ホンダがSF用(だけ)に直4エンジンを別個に開発しない限り、結局来年度のSFはダラーラのシャーシにトヨタのエンジン、というワンメイク状態になってしまいそうです。
イーブンコンディションという意味では公平そのものですが、私のようなちょいメカヲタクは若干興味が削がれます。
ホンダがV6と直4の両方を同時に開発することは不可能だと思いますが、さて・・・で思い出したのが、WTCC用の1.6リッター直4直噴ターボエンジンがありました!
これを2リッターにアップして、SF用として使う可能性が考えられますね。
Posted at 2013/08/11 15:31:46 | |
トラックバック(0) |
モータースポーツ | クルマ