
2011年3月11日に起きました「東北地方太平洋沖地震」におきまして、
被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、
犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
先日もご報告いたしましたが、私のところも長時間揺れましたが
自宅、工場に被害はありませんでした。
ご心配をお掛けしたみなさま、ご連絡ありがとうございました。
地震発生後の夕刻、セパンへ一緒に行ったチームメイトの地元、
南三陸町が地震、津波の被害にあい、住民の半数が不明とのこと。
夜には両親と連絡が取れたそうですが、親戚、友人とは連絡が取れないとのことでした。
居ても立っても居られなかったのでしょう。その後、彼は1人で地元まで帰っていたそうです。
できるだけ荷物を持っていったそうですが、途中の避難所で少しづつ置いていったので、
実家に着いても、ほとんど置いてこられなかったそうです。
翌日には、別の友人から仙台に居るお兄さんの家族を迎えに行くので、
ガソリンの携行缶を貸して欲しいと電話。この状況ですから、
自衛隊、警察、消防など“プロの救援者の邪魔になるのでは”と思い、
反対しましたが、止められませんでした。
南三陸町に行った彼は、そんな状況なのに律儀に月曜日には戻って、会社へ出社。
そして実家に物資を届けられなかったので、もう一度行くつもりだと話したのでしょう。
当然、この状況ですから社長も止めたと思います。
でも、親が食べ物にも困っている状況で彼を止めても言うことを聞くわけありませんよね。
この社長もセパンで一緒に遊んだチームメイト、仲間です。
かわいい社員のため、批判されること覚悟で一緒に行くことを決めたようです。
でも、ただモノではありません。ちゃんと警察から災害地救援物資搬送許可証と取り、
通行止めになっている東北道を通行できるように準備しました。
仙台へ行く友人のため、携行缶、ガソリンを用意して送り出した後、
南三陸へ行くチームメイトのため、アチコチ救援物資のお願いの電話を。
NPO法人や警察庁から1000個単位での注文が入っている中、
個人である私のお願いを快く承諾してくださった
簡易トイレ販売会社の社長さんから簡易トイレ50個(交換用の薬品など1000人分)
広い交友関係を駆使して、飲料メーカーさんより240本のペットボトルを手配してくれた先生
(しかも、うちから一番近い(車で5分)営業所での受け渡しまで手配していただきました)
現金で協力していただいた方々からのお金で、紙おむつ368枚、粉ミルク4缶
救援物資を集めるため、給油するのに何時間も並ばなければならない
貴重なガソリンが入っているトラックを貸していただいた社長さん
みなさん、本当にありがとうございました。
この状況下で個人が被災地へ行くのは、決して誉められることではないので、
“それはダメ”と断られるかと思ってましたが、みなさんご協力いただけました。
(本来なら、お名前を入れてご報告させていただきたいのですが、公の救援ではないため、
今後批判が出るとご迷惑をお掛けしますので、お名前なしとさせていただきました)
火曜日の夜には、中継ポイントでチームメイトの二人へ、
みなさんの気持ち(救援物資)を託してきました。
今日にも、南三陸町に到着していると思います。
携帯電話の電池を無駄にさせないためにも、
お互い帰ってくるまで連絡しないと約束していますので、
いまは彼らを信じて待つしかありません。
彼らに、もし、万が一、なにかあった場合、また被災者のご迷惑、プロの救援者の邪魔になったら、
私は止められなかったこと、協力したことに後悔することと思います。
なにごとも無く、彼らが無事に帰ってくることを祈ってます。
みなさんにも、そう願っていただけるようお願いします。
最後に、これをご覧になられた方々、私が書くのもおかしい話ですが、
決して彼らの真似はしないでください。
今でも今後も、被災地へ行くという人が居たら、反対の立場に変わりありません。
でも、彼らのように家族、友人のことを思って行動している方々が居ることを
知っていただきたくブログに書かせていただきました。
命がけで原発の対応にあたられている作業員の方々がいるにも関わらず、
東電を非難する方々もおられるようですが、それは今すべきことでしょうか?
死者数の発表、被災者への失礼なインタビューも、今必要ですか?
いま、一生懸命生きていく為、人命救助の為頑張っている方々の応援のほうが、
さきではないでしょうか?
<追記>
私なんかが、どこまで被災者の方々のお力になれるか分かりませんが、
今回、電話でまわりに声をかけただけで、軽トラ満載分の物資が集まりました。
お気持ちがある方は、いろいろなところでいろいろな支援の方法があります。
(くれぐれも義援金サギなどには、注意してください)
スーパーGTなどで活躍されている脇坂選手が発起人になっている “SAVE JAPAN”
(小額ではありますが、Hara Cars FKBも協力させていただきました)
http://www.js-style.com/savejapan/
yahooポイント、Tポイントなどでの義援金受付
mixi、みんカラでの義援金受付
また、お住まいの都道府県、市町村などでも準備が整ったところから、
支援物資の受付を始めていると思います。
みなさん、出来ることから始めませんか?
節電!買い占めしない!でも、いいじゃないですか。
みなさんのお気持ち、一人一人は小さくても多くの方々は集まれば、大きくなるはずです。
1人でも多くの方々にご協力いただきたく、ブログに書かせていただきました。
3/18 9:00 追記
皆さんの気持ちを託した2人が、帰ってきたようです。
詳しいことが分かったら、ご報告致します。