「ところで吉兆夢さん、R10、アウディのあれ、乗ったことあります?」
「えーっと、R8ですか?」
「それそれ、マニュアルだから乗ってみない?」
「是非是非よろしくお願いします」
という訳で、お仕事で知り合い、ツーリング仲間でもある方のご好意で、2日間マニュアルのR8を借りることに。
R8という車、事前予習すると、
M6と比較してホイールベースが13センチ短く、トレッドは7センチ長い、これだけでもぶりっと曲がりそうな車。B3と比較しても・・・
でもってミッドシップで、4輪駆動、なおかつ軽量アルミボディ、どんな曲がり方をするのか興味津々。
きっと高速道路ではM6の方が安定してるんだろうな〜という予想を持って・・・
・・・我ながら比較対象がプア過ぎ。なんせミッドシップなんぞ乗ったことないので。
いざ、いつもの定例会コースからスタート〜多久〜長崎自動車道〜大分自動車道〜日田〜小国〜やまなみハイウェイ〜由布院〜大分
いつも走る定例会コース、いつもの10キロ増しでコーナーに突っ込むものの、らくらく曲がる。タイヤが鳴くなんてこと全然なし。この車の限界ははるか先にあるようだが、それを試す度胸もなし。
なんだか高性能なロボットに乗っている感じ、とてもとても乗りこなせていない。
高速道路、やはりM6ほどの安定感はないものの、ぶりっとスイスイ気持ちよーく走れる。でも4速から5速へのシフトアップがなかなか回転合わない。回転のオチが速く、むりくり素早いシフト操作をすると、アルミのシフトゲートパネルとシフトレバーが擦れてキキっと音がしてしまう次第。こいつは慣れが必要。
やまなみハイウェイみたいな道は、それもう最高。ちょうど良くぶりっと加速して、ぶりっと曲がってくれます。終始ニヤケっぱなし。
R8、いやはや一言で言うとブリブリな車、かなりニヤけます。サーキットの場合だと、カチカチギアチェンジのほうがいいんだろうが、やまなみハイウェイみたいなところでは、こんな車でも、やっぱり両手両足使うMTは楽しいって思える。
日常性はV8だからありかなと思っていたが、僕にとってはやっぱりない。街中では、触る程度しかアクセル踏めないし、トランクはカレラより小さい。ガソリンは90L入るからM6より親切。
ミッドシップでスーパーカーっぽいルックス、MTで乗れる現行モデル、なおかつドイツの安心感、ってなるとこれしかない。
欲しくなるかどうかと言われれば・・・
山でも面白いことは確かで、おそらく未知の4WDスポーツカーのめくるめく楽しい世界がその先にあるのかもしれない。
5台くらい入るガレージを持つことができればその中の一つに入るかもしれん・・・そんな日を楽しみに・・・日々仕事。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2011/06/10 18:47:13