
キャロル解散してソロになったばかりの頃の話。
当時、ツアーにポルシェでツアートラックを引き連れて回ってたって言う話があるんですけど、
その中でトラックぶっちぎっちゃって迷子になったことがあったそうです。
携帯なんか無い時代に永ちゃんがとった行動とは・・・
地元の暴走族を止め一言、
「俺矢沢だけど迷子になっちゃった。国道まで案内してくれない?」
地元の暴走族はぶっ飛んじゃって、我先頭をってポルシェを先導して走ったそうです。
そのうち、いろんな暴走族が合流してちょっとした初日の出暴走のようになってたそうです。
そして何故か先頭は矢沢のポルシェだった。
離婚会見をした時の話。
今でいう不倫で離婚、再婚をしたため、当時かなりマスコミを賑わした。
会見のインタビューで「離婚の原因は?」と聞かれ
「愛が無くなったから」とカッコよくコメントを返し、
「矢沢さん程の有名人なら慰謝料の額も凄いんでしょうね」って質問に矢沢はハニカミながらこう答えたそうです。
「ポルシェ3台分」
全員言葉を失ったそうです。
「成りあがり」を出版した28歳までに買ったレコードはたった4枚。
ビートルズの 「ラバー・ソール」バリー・ホワイトの「愛のテーマ」 ナタリー・コールのアルバム。
唯一の邦楽は井上陽水の「氷の世界」で、
「なんで150万枚も売れるのか研究してみようと思った」から。
結局理由はわからなかったが、「歌、詩、心が、これは演歌だなと思った」。
これはとても有名なエピソード。
イベンターの手違いでツアーで泊まる部屋を手配間違いした時の話。
「ボス、すみません。こちらの手違いでスィート取ったはずがツインを間違って取ってしまってました。」
…すると矢沢は、
「あぁ そうなの。いいよ部屋が無い訳じゃないんだから気にしないでよ。僕は別にいいから。ただYAZAWAが何ていうかな?」
そのジョークとも取れない圧力にイベンターは至急他のホテルの最上階スィートを取ったそうです。
キャロルの頃の話。
当時人気絶頂の沢田研二と歌番組で一緒になり、ステージ裏で対面。
矢沢憧れのスター登場に、
「今度暇な時に電話してね。」「ここにかけて呼び出してよ。」と、
当時住んでいたボロアパートの電話番号を渡した。
だがその電話番号は、アパートの管理人室の電話番号だった。
しばらくの間は管理人に「今日ジュリーから電話あった?」と聞いていたらしいのだが、
結局一度も電話はかかってこなかったようだ。
ファンクラブの会員の中から抽選を行い、
シークレットのLIVEがあるとのことで場所とチケット代金が書いてあったそうです。
そのLIVEに非常に感動して満足な気持ちで帰ろうとしたところ、
一人一人に封筒が渡されたそうです。その中には
LIVEの招待時の金額と同じお金が入っていたそうです。
遊び心というか、ファンを大切にする人だなと思いました。
人気が不動のものになるまではとにかく金がなく、腹をすかせる毎日だった。
そのとき活躍したのが質屋。
ラジカセが数千円に化け、飢えをしのいだ。
もっとも当時の矢沢にとってラジカセは、曲作りのうえで欠かせない宝物。
毎回ハラハラものだったとか。
だが、そうした事情を察知した質屋の主人は、決して流さずに待ってくれていたようだ。
矢沢が美空ひばりさんについてコメント。
「オレはこういうのを歌いたいんだという根性が大事なんだよ。演歌、歌謡曲、ロック、ジャンルなんてどうでもいい。
美空ひばりなんか、カッコいいじゃない。オレに言わせりゃ、あの人ロックの親分だよ。たまたま演歌やってるだけであってさ。」
「美空ひばりさん、キモノ着て、立って歌う。本物なら、きっとハートで汗をかいてると思う。矢沢も同じよ。
物理的な汗なら土方やるほうがよっぽど出てくる。表面で判断するなっていうんだ。」
矢沢がタバコをやめたのが30歳の頃。
ある日、やめると決めてスパッとやめた。
以前、ハワイに目の眼球を見て将来を占う人がいた。
「何やってんの仕事は?」
「歌手やってます」
その人が言った
「このままタバコを吸い続けるとあなた死ぬよ?」
「マジですか」
「うん、死ぬね。いろんな角度から見てもタバコやめた方がいいよ」
「はい、じゃあ今日の夜やめます」
その日にやめた。
死ぬよと言われたが、
いま考えたら生きる死ぬではなくて、
歌手として死ぬと言ったんじゃないかと思う。
これ以上伸びないと言うこと。
昔の矢沢はものすごいヘビースモーカーだった。
タバコやめられないっていう人いっぱいいるけど、
死ぬよって言ったらやめるよね?
みんな本気じゃないんだよ。
みなさん、死ぬよ?トライしてみてください。
キャロル時代の楽屋での出来事。
あのテンプターズの萩原健一が、今楽屋に来るとの連絡が…。
スーパースターの来訪に他のメンバーは浮き足たっていたのだが、
「いいか!おまえら絶対ナメられるなよ!」の矢沢の喝が飛ぶ。
まもなく萩原登場で矢沢が取った態度は、サングラスをしてソファーで寝たふり。
独特の甲高い萩原の声が楽屋に響く。
「へぇー、おまえらがキャロルっていうの?カッコいいなぁ。」
いじられっぱなしの他のメンバーだったが、いたたまれず矢沢が飛び起き萩原に一言。
「萩原さん、そういうあんたもカッコいいですよ。」
ディズニーシーが2周年記念のイベントを企画したときの話。
快諾した矢沢サイドであったのだが…。
「1つだけ条件がある。これは絶対にサプライズにしてくれよ。」と矢沢は言ったらしい。
それは、矢沢のファンは少し柄が悪いので、子どもが怖がってしまう。
だから、ファンがその場に集まらないようにサプライズにして欲しいということだった。
そして話しがまとまり、ショー当日。
「ディズニー・シンフォニー」の最後の噴水が終わったあと、
サプライズゲストとして登場しディズニーの名曲「星に願いを」を熱唱。
お客さんは大盛り上がりで、ショーは大成功で終わりました。
後日、ディズニー側はギャラの話をするために矢沢の事務所を訪れると、本人はこう言ったそうだ。
「ギャラは受け取れないよ。だって、世界でまだ誰もやったことがない、俺にしかできないことをやらせてくれたでしょ?」
~名言集~
いま生きるのがつらいって言っている人は、
やっぱり、どこかに自分の生き方を自分で決められないって背景があると思うんだ。
・・・肝心なのはてめぇの足で立つってことなんだ。
最近勝ち組とか負け組みとか流行っているけど、スタート切っているかどうかが僕は大事だと思うけどね
ドアの向こうに夢があるなら、ドアがあくまで叩き続けるんだ。
「後悔しない人生」なんて口じゃよく言うけど、若いころにはそんなのほんとは理解できない。
それが五十歳くらいになってくると、だんだん「わかるなぁ」と感じるようになる。
「YouTubeって便利だな、びっくりしたよ、素晴らしい時代になった。俺の曲が気になったらどんどん見てくれたらいいしダウンロードも歓迎。
でも俺も家族や社員に飯食わせなきゃいけないから、今後はライブで頑張るよ。ライブはダウンロードできないし、お客さんも喜んでくれるからね。」