2011年12月18日 カーメイクコーンズ「お疲れ様走行会」【車載動画編】に引き続き、富士ショートコースをデータロガーで解析していこうと思います。
まずは富士ショートコースを3分割します。
ホームストレート~B3(インフィールド)右R前半まで:1セクター
B3インフィールド右R後半から、最終コーナー手前裏ストレートまで:2セクター
最終コーナーからホームストレートまで:3セクター
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【A1レイアウト時の1セクター】

(パソコンでご覧の方はクリックすると画面が大きくなって見やすいです)
1セクターのシケイン部はラインが1本しかなさそうな印象です。
とにかく最初の左コーナー→右コーナーは縁石を乗ってまっすぐ通過すること。
シケイン部はこれにつきます。
シケイン部のターンインで少し手前でじわっとブレーキングを開始して姿勢が乱れないようにシケイン左コーナーに侵入するのも試してみたのですが、これをやると遅くなりそうです。
ツッコミ勝負で、シケインを突っ切る!これぐらいの勢いで走った方がよさそうです。
どのラインを通っても、奥の左ヘアピンにはほぼ同じ姿勢で侵入します。
しかし、ここでブレーキングの開始位置と、ラインが変わってきます。
実は、上記のラインは、赤→青→茶の順で早いのですが、左ヘアピン部だけを見ると茶→赤→青(茶:10.433 / 赤:10.499 / 青:10.590)の順で速いのです。
この順番、左ヘアピンを小さく回っている順番でもあるので、
左ヘアピンは小さく曲げる事を心がけるといいようです。
ボトムスピードを上げようと大回りすると結果的に遅くなります。
ただ、富士ショートで一番オーバーステアが出やすい部分もこの左ヘアピンであるため、
オーバーステアを出さないことが大前提!
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【A2レイアウト時の1セクター】

(赤:15.137 / 青:15.145 / 茶:15.253)
赤は15.137、青:15.145ですが、実は1コーナー進入までははっきりとわかるぐらいに青のラインの方が速いのです。
これは、きっと前の週の最終コーナーが上手く決まり、ホームストレートでの速度が乗ったからでしょう。
ですが、この青のマージンは1コーナーのブレーキングで一気に縮まります。
青いラインの方が縦Gが良くかかり、ブレーキングが決まっているのに・・・です。
どうやらA2レイアウト時の1コーナーブレーキングはタイヤを縦に使って詰めるというより、
じわっと踏んで前荷重にするためのブレーキングがいいようです。
また、その後のラインですが、今回のログでは青ラインを思いっきり割っています(笑)
その場合、
オーバーステアが出ないギリギリのラインで1コーナーのラインを引き継いだままなるべく小回りするというのがベストのような気がします。
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【2セクター】

(赤:6.875 / 青:6.914 / 茶:7.061)
2セクターはロガーを見ても、実際走ってみてもイマイチ掴みきれません。
ですが、とにかく間違いなく言えるのは、インフィールドの回りこむような右コーナーはその後の左コーナーのためにあるということです。
そのため、右コーナーの後半ラインはインベタを取り、次の左コーナーに備えなければなりません。
また、自分は実行できなかったのですが、
茂原の主ことYOS@あきさんいわく、
次の左コーナーはおもいっきり縁石をカットし、直線的に抜ける必要があるようです。
よく見ると、実際に裏ストレート前の左コーナーは縁石が低めになっています。
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【3セクター】

(赤:12.381 / 青:12.451 / 茶:12.455)
今回の走行考察で、最も有益な情報が手に入ったのはこの最終コーナーです。
最終コーナーは奥目で向きを変えて直線的に立ち上がるのがベストだと思っていたのですが、実際は
小回り気味に走ったほうが良いようです。
確かにボトムスピードは茶色の方が一番高いのですが、実際は立ち上がりで赤に抜かれています。
まさしく、赤ラインはV字ターンになっています。
青ラインは赤のラインより更に小回りではありますが、タイムは赤よりもおよびません。
ですが、実はこれは侵入のブレーキングが甘いためです。
しっかりとブレーキをかけてV字ターンをした上で小回りすればもっとタイムは出るはずです。
少なくとも、最終コーナーのアウトからクリップ目掛けて真っ直ぐに立ち上がるのは間違いのようです。
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以上で考察は終了です。
考察してみるとやはり走った感じよりはるかに小さいコースだということを痛感しました。
最後にKUMHO V700についてですが、縦Gの最大が1.0、横Gの最大が1.2Gだったので、KUMHOは横グリップに強いようです。
今まで使ってきたZ1☆は縦に強い印象で、AD07は斜めに強い印象だったので、今まで使ってきたタイヤとはまた違います。
先日走った時に「KUMHOって噂に聞くほどブレーキングでそんなに詰めれない印象」と言ってたのはこのためかもしれません。
お師匠さんもKUMHOは「えいや!」って曲げるタイヤと言っていたのですが、原因はコレかと思います。
コースが小さかったというのもあるかもしれませんが、とりあえずフルブレーキをかけててもまだちょっとだけは舵がきく、そういうタイヤかと思います。
自分が想像しているよりはハンドルで曲げるイメージを持っておくと車が曲ってくれるのかもしれません。